さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

トンボの体温調整

2015年08月23日 | 昆虫
腰痛の様子があまり芳しくなく、5日ぶりの更新です。

前回にも書いた通り、日常生活には影響が無いものの、長く座ってると辛い状態が続いています。

ご存知の通り、腰痛には特効薬はなく、気長に養生するしかないようですね。



そんな訳で、今回も8月前半の在庫からです。

8月某日、久しぶりにM公園を訪れて見ると、辺りは真夏の様相で、草いきれがムンムン漂ってきます。

まず最初に見つけたのは、マユミの木にいたマメコガネ。(バックにぼんやり写ってるのはマユミの実です)

このマメコガネ、日本ではどこにでもいる日本在来種ですが、アメリカでは、「ジャパニーズビートル」として恐れられてるんです。

日本でも最近は外来種の繁殖で大いに迷惑してることも多いのですが、このマメコガネは日本からの輸出版。

もともと、日本から輸出されたアヤメの球根に幼虫が紛れて移入したものと考えられていますが、何故アメリカで大繁殖してしまったのでしょうか。

調べて見ると・・・・・・・豆知識です。

マメコガネの天敵は鳥などの他に、土壌中に存在する細菌でバチルス・ポピリエと呼ばれるもの乳化病菌があります。

この乳酸化病菌は、マメコガネなどコガネムシ類の幼虫に寄生し、数週間で殺してしまうそうで、日本では、この菌がマメコガネの大繁殖を抑制しています。

ところが、アメリカには、この乳化細菌などのマメコガネの繁殖を抑制するような天敵があまりいなかったので、大繁殖したのだとか・・・・・



そして池の周辺では、こんなトンボの逆立ち姿を勅見かける事があります。

次の写真はショウジョウトンボ

この逆立ちは、トンボの暑さ対策。

太陽の方向に身体の向きを変えて、できるだけ日差しが当たらないようにしています。

特に、赤トンボの仲間は、暑さに弱いためよく逆立ちをすると云われてますね。



チョウトンボも、器用に逆立ち姿。

最近では、トンボの翅の翅脈には、何か体液のようなものが流れていて、体温調整の役目をしているとも言われてます。



この日のチョウトンボは、雄と雌が入り乱れて、あちこちで婚活活動が盛んでした。



日陰では、ハグロトンボが・・・・・

半分日が当たった部分の翅脈の模様が何とも言えず綺麗でした。



ガマにはコシアキトンボが・・・・・

いつも見慣れたコシアキトンボですが、久しぶりに撮ったような気がします。



今回は面白いスローモーション動画を張ってみました。

スイレンの傍で水浴びをするカルガモと、チョウトンボの飛び立つ時のスローモーションシーンです。

どちらもミラーレスカメラニコン1V3で撮ったものですが、特にチョウトンボの飛び立つシーンはタイミングが合わず苦労しました。

水浴びをしてるカルガモの手前をチョウトンボが横切ります。よく注意してみて下さいね。見えますか??(笑)






*これからしばらく、キジの更新や皆さんへの訪問・コメントのお返しなど少し遅れるかもしれませんがお許しくださいね。
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