石の上にも三十年

焦らず、気負わず、程程に…。
整体&リフレ+酵母パン屋の自営業一家
何でも手作り、手仕事生活。

筋力

2013年09月05日 22時54分34秒 | 身体日記

年齢や個人差があって当然の身体ではあるけれど

自信が持てる身体の状態を維持していくのはとても楽しい。


夏が終わりに近づいてくるこの時期、

暑さに耐え抜いた身体は消耗して、

空調や紫外線などたくさんの要因もあって疲弊してくる。

しかしのびのびと身体を動かすチャンスがなくて、

筋力や体力が気づかないうちに落ちている…なんてことも実は多い。


身体は使ってこそ、動かしてこそ調子がいい。

しばらく運動をさぼっていると身体が硬くなってくる。

これは筋肉や関節の可動範囲が小さくなってくることが関係してくる。

筋肉は鍛えることで身体を強くするためだけのものではなく、

身体の柔軟性や伸縮のバランスを保つために必要なものでもある。


必要な筋力は疲れにくい身体に必須なのです。


続く







足首

2013年08月30日 08時53分37秒 | 身体日記

我が家の子供に生まれた特権といえば

触れば揉まれるという事でしょうか。

オムツをかえれば股関節を揉まれ、

エアコン続きの足の冷えをチェックしがてら足裏を揉まれ、

洋服を着替えさせれば肩関節を回され…

とにかく無意識に身体をこねられる子供たち。

考えてみればかなり贅沢だな~

こんな小さな足もやがて身体を支える立派な主役となっていく。



特に足首は、立って生活する私たちの重心のずれや負担を

足裏に伝えている最後の関節だけに変化が激しい部分の一つで

体調もバランスも見れる優れものです。


重心がずれてくるとその偏った加重で歩き方の癖が変わります。

それは生まれもったものと、使いかたによって生じるものがあるけれど

その癖の影響でいつも同じところにばかり負担がかかるようになる。

腰痛やコリばかりではなく、内臓の働きや感情にまで影響があるのです。

そしてそれは足裏の反射区との関係も深い…


身体は一部だけに目を向けるより、全体でとらえることで

見えてくるものがずっと多い。

身体は本当におもしろい。




(かしこ)






子供の身体

2013年08月13日 21時44分28秒 | 身体日記

今回の尾鷲の旅はスタートから8時間の車移動。

楽しむための当然の移動とはいえ、身体には厳しい。

到着するころには背中はつまりきっている。

往復その移動を経験すると、いくら子供の身体とはいえ体形が変わるほど。

いや、子供の身体だからこそ変化しやすい。


身体は心とのつながりもとても深いため、

開放的な環境にいれば緩み、のびやかになる。

過酷な緊張感のある生活を強いられれば当然かたくこわばってくる。

この心理的な影響、一時的な負担を放っておくと、

知らないうちに定着してしまい、逆に性格や思考に影響を及ぼすこともある。


だからこそ子供はたくさんの刺激や、運動の中で大きく成長する。

広い野原を裸足で駆け回るような喜びや、

怖さを乗り越えて飛び降りるような強さ。

こっそりひっそり小さくなって隠れる動きなど

毎日の体験の中で身体から受け取る、身体で経験する感性が

子供を輝かせていく。

時代とともにその自由さは奪われがちだけれど、その環境の中で工夫して

子供たちは自分たちなりに自分の身体と向き合っている。


3人の子供といて改めて感じるのは“生まれながらにしての気質・体質”

体型や体質、気質はうまれもっているものの影響が強い。

当然大人になっていく過程で後付けされるもの、使っていくうえでの癖も大きいが

決してそれは優劣でもない。

それを知って、どう生かしていくのか、どう克服していくのかが重要なのです。


便利な近年は、生活の中で身体を使う必要性が減りつつあります。

特に都心部では交通の便もよく、気にしていなければ歩くことも少ない。

子供たちには基礎体力をつけてあげたい。

いざという時の心体力、これからの未来を担う頭体力、

そしてたくさんの経験を楽しめるどん欲な身体力。


贅沢な我が子たちは、旅のあとご主人に身体のこわばりを30分ほどでとってもらい、

「あ~身体軽い♪」とスキップで遊びに出かけたが、

この「あ、身体重かったんだ、かたくなってたんだ」という事に

気づけるようになっていることがとても大切。


赤ちゃんが一日に何度も伸びをして身体を緩めようとするように、

いくつになってもこの“気持ちいい”を知っている身体であってほしい。






体組成

2012年06月30日 09時58分46秒 | 身体日記

自分が測るようになって目につくようになったからか

いろんなところで体組成の文字を見るように。

簡易なら体重計に機能がついてるものがあるみたいですね~


パン屋が家業に追加されて、ますます身体資本の我が家。

自分の弱い筋力部分、体幹の強さ、体力をつけて維持することを見直すため

プールに励むデブマッチョ+産後プラス2キロの夫婦(笑)


筋トレやストレッチだけだった生活と比べると、やはり効果は高い。

1月から比べると脂肪は1,5キロも減り、体重も1キロ落ちた。

それでも筋肉量は0,5キロと増え幅は小さい。

感覚的にはかなりの変化があった。


体幹の安定力がかなり増し、持久力がついた。

左右の軸が意識しやくすなって、バランスの悪さも改善しつつある。

何より苦手だった右半身の粘りがついて、泳ぎが楽になって行くのがさらに楽しくなった。


パンの成形も重心が安定して早くできるように。


え~??そんなに違うのぉ~?

と疑われそうだけど、30過ぎて自然に衰えるスピードが速くなっていた分

変化も余計に感じるのだよ~


陸上のスポーツと水中のスポーツはそれだけで身体の作りが違う。

私なんてまだまだその見極めはひよこですが、

泳ぎながらご主人の授業も受けられる贅沢ぶり。

身体の軸を意識し、伸ばす使い方の水泳は、

柔らかいしなやかな筋力をつけるにはやっぱりいい。

浮力で関節への負担も小さいし、何より暑い季節でもめげずに続けられる(笑)


ただ、どんな動きも正しく使う意識を知っているかどうかは重要。

生まれ持った素質の高い低いも“使い方”ひとつで良くも悪くもなる。


私たちの身体はひとつとして同じではない。

だからこそ、自分の身体は自分で知っておくのが一番。

不調ではない身体の乱れに気付くだけで、回復への道が見えるようになるから。

“整体人”はそんなお手伝いを日々続けているわけです。


とはいえ、便利で、頭脳仕事の多いこのご時世。

身体と向き合う必要性は高まっていてもそうはいかないのも現実。

いや~むずかしいな~



(かしこ)




女性の妊娠と出産

2012年03月20日 11時41分00秒 | 身体日記

身体は日々の動きや思考などの様々な影響を受けています。

知らないうちに変わっているのはよくあること。

特に女性の場合、妊娠や出産を機に体調がよくなったり体質まで変わったり。

生命の神秘のように思いますが、

重心や出産前後の使い方で身体が知らないうちに変化しているから…

という影響も大きいように感じます。


実際、身体の変化を見ながら2人の子供の妊娠・出産を終えた我が家も

わかってはいても身体が必要とする変化に柔軟に対応しつつ、

それに耐え、必要な筋力や体力をつけていく。

身体の欲求に対するサポートをしていくのが精一杯でした。


イメージがつく方も多いかと思いますが、

この時期は極端に後ろの外側へと重心が移っていきます。


もともとの体系や動きの癖とこの後ろ重心への変化が重なり、

人によっては腰が痛くなったり、むくみがひどくなったりと

特有の不調を感じます。


産んだ後も「身体に備わった使い方の記憶」は簡単にはとれないことも多く

その姿勢のまま赤ちゃんを抱き、日に日に大きくなる我が子の負荷に

お母さんの身体がギブアップ…なんてことも。


私たちの身体は日々動きながら調整され、また不調も生み出します。


こういった身体の変化の時期に、自分の身体に興味を持つことも

とても楽しいかもしれませんね。