院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「どんど晴れ佳境!!」

2007年09月17日 09時39分58秒 | ノンジャンル
ふぁ~い、おはざーっす。

こんな連休に誰も見てないとは思いますが、きっちり起きて

ガッツリ更新いたします。


昨日はブログに書いたとおり、ハードディスクに溜まったドラマを

見倒しました。

「どんど晴れ」4週分  「ER」5話分 それらを見ながら同時に撮っていた

サンジャポとウチくる!? これらを見ました。

見ごたえあったなぁ・・・


とくにどんど晴れはやっと今放送してるとこまで追いつきました。

もうね、超佳境!!


伸一(東幹久)が乗っ取り屋の秋山(石原良純)にだまされ、加賀美屋の

株の半分を取られてしまいます。


伝統と格式のある老舗旅館の命運が伸一の軽率な行動で大ピンチに

陥ってしまうのですが、われら夫婦はこの伸一の今までの加賀美屋での

経緯を踏まえ、その出来事を語ってみました。


加賀美屋を継ぐべくイギリスに留学しホテル経営論を学び、

女将になれる妻を娶るため、旅館の娘であった恵美子(雛形)と結婚し

加賀美屋を世界に通じる近代的な宿泊施設にする計画も具体的に

進めていました。


そこへ突然、甥の征樹が戻ってきて加賀美屋の跡を継ぐことになった。


プライドの高い伸一が征樹の下で働くことに納得したのも大したものでしたが

やはり伸一には加賀美屋をリゾートホテルにリニューアルすることへの

強い想いがあったはずです。


家族全員は征樹の一部改修案を褒め称えるし、自分の意見には皆耳も貸さなくなった。

加賀美屋を強く思ってこその伸一の考えが家族の誰にも認められなかったのは

我々が想像するよりも伸一にとってはずっと辛いハズ。


そこへ凄腕の乗っ取り屋の登場です。


飲み屋で意気投合し、その後の数日間の付き合いですっかり秋山のとりこに

なった伸一ですが、そこには伸一の満たされない強い思いが大いに関係しました。


自分の頑張りは誰も認めてくれない、自分だって加賀美屋をもっと良くしたい、

認めなくないが征樹は経営手腕もあり、自分は加賀美屋に

必要ないんじゃないだろうか?加賀美屋のお荷物なんじゃないか?

ずっとずっと子供の頃から加賀美屋の犠牲になってきたのに。


こころにずっとあったそんな伸一の想いを秋山は全部理解し、伸一が

正しいと言ってくれました。

それが秋山の手口だろうがなんだろうが、伸一にとっては秋山は自分の

存在意義を認めてくれて、正しいと保証してくれました。


こころに満たされない隙間を持った人は、やはり騙されやすいんだと思います。

伸一に限らず誰だってそうです。

ほめて欲しいし、認めて欲しい。


頑張ってる人ほどその思いは強い。


伸一の軽率な行動はほめられたものではありませんが、我々の身の回りの

「なんで??」な出来事はこの構図で説明がつくことがとても多いです。


テレビを見ながら伸一のことを「バカだな~、ほんっとにバカ」と思った人、

満たされない渇きが満たされるという幸せに抗える自信がありますか?


伸一は「世の中の頑張ってる人代表」として騙されたのかもしれません。