「愛犬 メリー。」

昨日の昼休みに美容院で順番を待っていたら母親から電話で、

実家で飼ってる柴犬のメリーが死んだという知らせを受けた。


ここ最近は調子が思わしくなく、大きい手術をしたあとも入退院を繰り返しており、

両親も今月予定していたカナダ旅行をキャンセルした。

院長はしばらく実家を訪れていないので院長の記憶の中のメリーは元気なまま。

最後は足腰も立たなくなっていたそうだが、そんな姿を見なくてよかったとも思う。


思い返すと甘えず、媚びない犬だった。

決してペロペロ舐めてくることもなく、顔を近づけても目を合わせることもなく、

呼んでも面倒くさそうに寄ってくる、正直、あまり可愛いところのない犬だった。

凛とし過ぎというか、明治生まれのおばあさんみたいな感じ。


そんなんだから実はあんまりショックは受けなかった。


そう思ってたんだけど、家に帰ってから美容師さんとの会話を思い出そうとしても

全然覚えてないんだよな～


あんまり可愛くなかったけど、とびきり美形だったメリーさん

写真はほとんど手元にないけど忘れることはないからさ