2月16日。毎年、お祖師さまのお誕生日には、お赤飯のお仏飯をお供え申し上げております。
毎年ずっと欠かさず、寺族のおばが作ってくれてます。
早朝5時ころから仕込んでくれますので、いつもの時間に、本堂ご宝前にお供えさせていただきました。
ちなみに、今年のご降誕会式(れんげまつり)は、2月8日におこないました。2時間の口唱会でした。
案として、遠足や余興という意見もでましたが、今年は口唱会とさせていただきました。
さて。お仏飯の、木製のお箱は、「昭和30年。ご有志・石関民子。青柳春寿。三澤すみ。」と
したためてあります。大奥様。そして当時のお役中のお名前です。
2月20日は、宇都宮常照寺第5世ご住職、花前日悠お導師の祥月ご命日でした。
ボクは平成10年度に、1年間だけでしたが、宇都宮でご奉公させていただきました。
宇都宮常照寺は、恩師日泰上人が第2世として、常住寺と住職を兼務していらっしゃったお寺です。
ご就任の期間は、昭和18年~昭和40年まで。
当時、川口照妙寺のご住職だった第22世・日慶上人に継承されるまで、王子と宇都宮で
ご奉公遊ばされました。
宇都宮の末寺4ヶ寺。「栃木・常法寺。足利・常行寺。桐生・常薫寺。館林・常信寺。」は、
恩師・権大僧正日泰上人が建立されたお寺です。
二ヶ寺兼務なのに、さらにお寺を4ヶ寺も建立されるなんて、なんて凄いご奉公かと思うばかりです。
花前お導師は、乗泉寺にて執事長など要職を歴任され、
平成8年から宇都宮常照寺第5世ご住職として、ご奉公あそばされていらっしゃいました。
僧正・天翔院日悠上人。平成18年2月20日にご遷化。
20日の朝は、お塔婆を建立させていただきました。
また、あらためて、世田谷のご墓所へもお参りさせていただきます。
花前お導師のお塔婆を準備した19日の夜は、子どもたちもお手伝いでした。
まーが「お灰ならし」のご奉公。よしは「ご教歌のかんばん」を洗いました。
常住寺と宇都宮は「5具足」が同じ品物です。
まぁ。どちらも日泰上人がお選びになったのですから、当たり前ですが。。。
お香炉(お線香たて)のご有志者は、常住寺のは第15世・日晨上人です。
宇都宮のは、大奥様・石関民子様のお名前が刻まれていました。
同じ位置に、同じ書体です。
昭和52年。
ボクが初めて本堂のお給仕をさせていただいたのは、
香炉(お線香たて)と燭台(おローソクたて)、花器と置き灯籠の5具足・7具足を
おフキンでお磨きするご奉公でした。現在はこれを、まーがさせていただいています。
20日にあがったお塔婆。
最後のごあいさつ。
いま、本堂の水屋の壁面を塗装してもらっています。
前局長の斉藤参与は、プロ顔負けの腕前です。
ご宝前の裏は純白のニスで。下のご本尊・ご尊像がご安置される場所の扉は濃厚な色合いのニスで。
カベも塗っていただいてます。墨汁の汚れが一掃されました。
まもなく完成でしょうか?
うれしく、ありがたく思っております。