沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

神の道

2010年06月09日 | 日々のこと
 写真は、宜野座高校の敷地内にある神の道。
 本当に神が通ったのを見た人がいるの?それはわかりません。しかし、沖縄には神の道といわれている所がよくある。
 
 沖縄のうわさ話の一つ。○○市のとある人が、家を建てたら何かと災いが起るので、変だなと思って、ユタにでも見てもらったのでしょう、そこは、「神のとおり道」だったそう。それからというもの、その家は、神の通る道を塞がないように年中玄関を開けたままにしているのだとか。そういうことで家が守られているそう。私は、そこを通るとき、つい目がそのドアに行ってしまう。うわさ通り、いつも開いている。


 理屈を並べるより、科学で証明できずとも、沖縄の人は、意外と畏敬の念を持って受け入れているのだと思う。心の豊かさや優しさがないとできない行為かも知れない。
 
 宜校のこの「神の道」も国道329を横切り、陶芸をしている私の友人の家の前をとおり、その先へと続いているそうだ。

 私は沖縄のこういう所が意外と好きだ。 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊佐工房  

2010年06月03日 | 日々のこと
 トートーメー(位牌)を作っている、沖縄県内で唯一の工房。
 
 ある日。やわらかな日差しの頃訪ねた。トートーメーを作っている所って、先入観でなぜか暗く重い感じがしていた。しかし、そうではなかった。
 
 トートーメーってなんだか近寄りがたい感じだった。が、この品を作っている人と会ってみて、何か気持ちが軽くなったように感じた。

 すべて手作り。木のにおい。 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トートーメー(位牌)

2010年06月03日 | 日々のこと
 県内では唯一となったトートーメーを作っている工房。
 東村の高江にある「伊佐工房」。沖縄の木を使っている。

 そう、仏壇の奥にある位牌です。これを見ると一家の歴史がわかるそうですよ。

 しかし、この頃はトートーメーにまつわる問題が多々ある。女性が継ぐことはできないからと言われて、遠くの親戚が入ってきて、トートーメーを継ぐ代わりに財産(家・屋敷)をはく奪?された・・だの、仏壇継承者である長男の所には、煩わしいお付き合いがあるので嫁ぎたくないだの。いろいろとあるのだ。
 周囲にもやはり長男の独身が多い。
 
 沖縄の独特の風習だと思うが、もっと軽快になるように一考する必要がある。

 この工房は3人で、すべて手作りだし、地元の木を使っているので、木の香りが工房内を満たしている。心地いい。先祖も喜ぶ位牌だと思う。

 


 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エコぞうり

2010年06月02日 | 日々のこと
 エコぞうり作りの講習会があった。
 写真はその時に作ったみんなの作品。

 着古して、いらなくなったTシャツがこんな風に生まれ変わった。色 いろいろ。形 いろいろ。出来上がりの達成感は何とも言えずいいものだ。

 もの作りはやっぱりいい。口数も少なくなるほど夢中になって作っていたみんな。見栄えはそんなに良くないが、自分の作ったものはいとおしい。

 物に溢れている現代、欲しいと思う物もすぐ手に入ってしまうし、安い物が出回っているので、そう大事にされない品物が多い。

 私たちは少しずつ気付いてきた。良い物を買った方がいい。少々高くても。少なくていいから。機械で大量生産によって作られた物より、人の手によって作られた物こそ。
 そうしていくことで、多くの人が仕事を持つことができる。
 
 うまく言えないが、一人の金持ちの工場主より、数人の人が生活の糧を得られる手仕事を応援したい。

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする