沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

15歳の君へ

2011年06月03日 | 日々のこと
 NHK・にっぽん紀行「15歳旅立ちの島唄」は、南大東村の中学校を卒業して、本島の高校へ行くマーキーのお話だった。島には高校はないので、15歳になるとみんな島を出て行く。4歳から11年間習っていた三線と唄で、育ててくれた父と母に感謝を込めて「アバヨーイ」を歌った。
「出て行くまで」
「泣かないで歌いたい」
「心配させたくないから」。
「娘が成長していく姿を見るのも最後」と父。

 
 アバヨーイ  

 ♪チャンコメーの時から  住みなれてきたが
  島ゆ離り  アバヨーイ
  島の面影 肝に染みり
  お父 お母ぬ  志情や
  いちぐ いちまでん
  忘ららん
  アバヨーイ
  アバヨーイ
  島の面影  肝に染みり ♪

 ちゃんと歌えたよ、マーキー。島の人々が150人も集まって旅立ちを祝って激励してくれる南大東村。
 我が家が、那覇だったら遊びに来てねと言いたい。18歳で旅立つ人もいる。22歳で旅立つ人もいる。15歳で旅立って行く春もある。
15歳の君が一番偉いと思う。まっすぐ陽に向かって咲くハイビスカス、君に似て。あなたにこの花を。
 
 (歌詞は急いで写したので少しは違うかもしれない、いい唄だ)アバヨーイ:島の言葉で「さよなら」を意味する。
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