今、金武町中央公民館で「沖縄民謡の歌意を知る講座」:講師:比嘉光龍(ふぃじゃばいろん)を開講している。彼の年齢は40代前半。この若さで、これほどうちなーぐちを琉暢に話す若者はいないと思う。
沖縄芝居の役者ではない。沖縄の唄三線奏者である。
「うちなーぐち」だけで話ができるという人は、沖縄にはどれくらいいるのだろうか。ほとんどの方が、年配の方でさえ、「できるさ」と言いながら、日本語まんちゃーになってしまう。
彼は、よく勉強している。「うちなーぐちは沖縄のれっきとした言語ですよ、方言ではないよ」「うちなーぐちと言いましょう」と常に提唱している。
彼は、発音とか聞いたことが、本当かどうか真実を追求するあまり、質問している相手に対して、たたみかけるように、迫って行くので、時々、質問された方が、たじたじすることがよくある。
大正九年生まれの私の父は、冷静に答えていたが、昭和3年生まれの母は、これでもか、これでもかと聞くのでしまいには「もう、わからん」と、言ってしまう事も度々あった。
「うちなーぐち」の行く末を案じ、勉強を怠らない比嘉バイロンを私は尊敬している。
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