沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

10番目の世界遺産

2015年09月01日 | 日々のこと


夏休みの子どもたち向けの講座で「移民を学ぶ」を企画した。講師は、アルゼンチン出身の比嘉アンドレスさん。彼は沖縄2世で、彼の両親は名護市出身。名桜大学、さらに大学院を卒業。南米で日本の大学院卒は初だったと聞いた。
 彼の両親がアルゼンチンへ移民した話や、アルゼンチン国の紹介をしてくれた。そして最後に彼が子どもたちに質問した。
「沖縄の世界遺産を知っていますか?」
「5つのグスク(首里城、中城城跡、座喜味城跡、勝連城跡、今帰仁城跡)と、その関連遺産の4つの遺物(園比屋武御嶽石門、玉陵、識名園、斎場御嶽)こんな小さい島に九つの世界遺産がある所はどこにもない素晴らしいことですよ」
「ではもう一つ、10番目の世界遺産が沖縄にあります。それは何でしょうか?」
 さて、皆さんは分りますか。

 彼が言いました。
「10番目の世界遺産は、皆さんうちなーんちゅです」
「人がいい。こんな素晴らしい民族はどこにもいないです。自慢してもいいぐらい。誇りを持った方がいいですよ」と。なんだかうれしいじゃありませんか。

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