沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

非日常

2010年03月30日 | 日々のこと
 昨日 従兄が亡くなった。享年66歳。
 彼の甥っ子、姪っこたちが、東京から駈けつけた。92歳になる母親(おばあ)は悲しみの中気丈にも、葬儀のしきたりや細々としたことを子、孫に教え指示していた。おばあは、「・・寝ているようだよ、すぐにでも起きてきそうだ」・・「子、孫を見守ってよ」といった。出棺の時、おばあは息子の名前を呼んで泣いた。
 私が、彼に最後に会ったのが、彼の息子の結婚式。12月。
 なんでもできるかっこいい所はおばあ似だと思う。外国に行っていた所為か垢ぬけて、自由奔放で、私とはかなり年の離れた従兄であった。小さい頃、彼が従兄とは知らなかった私は、幼心に「かっこいいな このお兄さん」「どこの人?」と思っていた。
 上の息子の結婚式、初孫、そして下の息子の結婚を見届けて、肩の力が抜けたのだろうか…。日常の中に飛び込んできた非日常。通夜告別式火葬納骨を親族と共にし、悲しみを分かち合う。人はつながりの中で生きている。私は従兄の分までおばあを120歳まで長生きさせて下さいと手を合わせた。二人の心やさしい子ども達はかわいい嫁さんとたくさんの友人たちに囲まれて大丈夫。何も心配することはない。     安らかに逝って下さい。合掌。
 

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