子どもの頃、ここ(福花:ふっか)はモクマオウの高い木やユウナの木、その他いろいろな木がうっそうと茂ってちょっと怖い道だった。
この近くに畑があって、母と兄や妹とよく来た。秋の日、陽が大分傾いてくると、カラスが鳴きながら山(というより小高い丘)へ帰っていった。それで、もうすぐ、父が仕事を終えて車で迎えに来るのだと気付くのだった。
父が迎えに来るまで、海に行こうと言って、兄妹で走ってこの海へ来た。その頃はまだ砂浜があったので、落書きをしたり、海に石を投げて遊んだ。そのうち夕陽で海が赤く染まってきた。ず~っと眺めていたいほどダイナミックで美しい景色だった。
今は砂浜が消えてしまっって、モクマオウの木だけが昔の名残を残している。大きな大きな木に成長している。こんなに大きいのに地味な木・モクマオウ。
この近くに畑があって、母と兄や妹とよく来た。秋の日、陽が大分傾いてくると、カラスが鳴きながら山(というより小高い丘)へ帰っていった。それで、もうすぐ、父が仕事を終えて車で迎えに来るのだと気付くのだった。
父が迎えに来るまで、海に行こうと言って、兄妹で走ってこの海へ来た。その頃はまだ砂浜があったので、落書きをしたり、海に石を投げて遊んだ。そのうち夕陽で海が赤く染まってきた。ず~っと眺めていたいほどダイナミックで美しい景色だった。
今は砂浜が消えてしまっって、モクマオウの木だけが昔の名残を残している。大きな大きな木に成長している。こんなに大きいのに地味な木・モクマオウ。