レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第3弾リメイク「カミサン?の棺とたまおの迷い」

2011-01-21 01:19:56 | 小説
第3弾リメイク「カミサン?の棺とたまおの迷い」

「どうした? たまお」
たまおの様子が変なので、
ふうたが、すかさず訊く。
「いや、
僕の考えは
もしかすると間違ってるかもしれないだすよ。
うーん?
ちょっと考えさせてくれだす」
たまおは何かに気づいてそう言った。
「たまおくん、
迷ってるんでしょ。
キミカの以前話したことについて、
キミカの記憶がなくなったことをどう考えるかで」
ネネがたまおが考え込んだ理由をそんな風に考えて、
はっきり言う。
「おー、さすが、ネネちゃんだすな。
そうなんだすよ。
僕が迷っているのはそこなんだす。
最初は、
キミカちゃんの前にした話しは作られた記憶じゃない
と思ったんだすが、
ふと、
逆かもしれないとだすな。
もし、そうだすなら、
これは罠かもしれないことになるだすからな」
「もし、
キミカの記憶が作られたものなら、
そうなるわねえ?
たまおくんがそんなことを考えたのは、
キミカの前に話したループ屋敷編については、
誰の記憶にもないからでしょう?」
「そうなんだすよ」
たまおとネネのやりとりを聞いていたふうたが、
「たまお、ネネちゃん、横から悪い。
俺の意見はさっきのたまおの考えでいいと思う。
ただな。
俺の勘だと、
仮に今度全員で屋敷の中に入っても、
地下室の入り口は見つからない
と思うぞ」
と言ったのだった。
(続く)

大地獄(新)「親不孝者と犯罪者」

2011-01-21 00:59:17 | 小説
大地獄(新)「親不孝者と犯罪者」

第一話は下記から始まります。

大地獄(新)「あの頃」

「あっしもわかるすよ。
ある意味、親不孝は下手な犯罪より
バチ当たりかもしれないすからね」
「やっぱり、そう思いますか?」
「おい、そこまでは...。
ただなあ」
「犯罪とは、
レベルが違うんじゃねえか?
騙されたわけだろ」
「そうすかねえ。
騙されたといってもすね
パチンコで借金すからねえ」
「そうなんですよ。
やっぱり、天国は無理ですよね」
「うーん...
そう言われるとなあ」
「待て待て。
でも、
あんたの場合は誤審なんだから」
「はあ?
私の場合は?」
「ああ、俺の言い方が悪かった。
あんたの場合は俺たちとは違うが、
誤審は誤審なんだからってことだ」
「そうだな。 うん」
「ああ、そうすよ」
「そうですよね。
人相が悪いとか、
トロそうとかだけじゃなく、
実際、
親不孝者ですからね」
「そう、そう」
「だけどよ。
アレかもしれないぞ」
「はあ?」
「なんすか?
い...
今なんて言ったすか」
「まだだよ。
うーん...
アレって言うのは、
生前誤審で刑務所に入ったことで、
親不孝の分はそれでしまい。
後はまっとうだったってことだよ」
「ああ、そういうことすか?
もう、親不孝の罰は受けている
ということすね。
さすがすよ。
い....」
「おい、どこか痛いだな」
「あー、ちょっとすね」
「死んでも痛いんすかねえ?」
「そりゃあ、地獄へ...」
「はあ?」
「いや、
ここは地獄と天国行きを分ける場所だから、
死んだとはいえ、
痛みくらいは感じるってことだ。
なっ?」
「あー。
俺もたまに腰が痛いからな」
「はー。
そうですか?
私は健康だけが取り柄だったもんで」
「だから、痛くねえんだよ。
なっ」
「そうすよ。
あっしは恥ずかしい病気持ちなんで」
「アレか。 
言うな。
もう、黙ってろ」
「そうだ。
黙っていた方が痛くないぞ」
「へい」
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カミサン伝説22「人首酒編」47

2011-01-21 00:44:38 | 小説
カミサン伝説22「人首酒編」47

「どうした?
マスター、そんな恐い顔して?」
コワコワクエーが訊くと、
「メールとかホームページの関係は、
おそらく、デコがやってたんですよ。
通販関係以外の店での使用人は、
二人だけでしかも、
配達とか店番くらいですから」
「デコって、
凄い言い方だなあ。
さっきまで奥さん
って言ってたのになあ?
何でだ?」
「それは、
まさか、
デコが悪い女だ
とは、
今さっきまで思いもしてなかったもんですから。
実は
  デコは私の高校の同級生だったんです」
「仲が悪かったのか?」
「いえ、その逆なんですよ。
3年間、
ずっと同じクラスだったんです。
ですから、
私がデコからあいつの死因とかを聞き出そうか
と思っていたんです。
それだけじゃなく、
デコとあいつが結婚したのも
私の紹介みたいなもんなんですよ。
だから、悔しくて...」
マスターはそこまで話すと、
歯を食いしばるようにして泣くの
を我慢したのでした。
「待てよ。
まだ、
その奥さんが犯人と決まったわけじゃないだろ。
本物の人首酒を瓶につめるのは、
その奥さんじゃ無理だろう」
ジュウロウが
マスターを慰めるように言ったのでした。
「そう。
もしかしたら、
その奥さんも、
犯人に利用されていただけかもしれない...」
カイミヤマは、
そこまで話すと、
何かを思いついたのか、
急に険しい表情になって黙り込んだのでした。
(続く)

新作ディープ(?改)「新探偵くそたの名?推理ともとめが使ったナイフ」

2011-01-21 00:36:24 | 小説

新作ディープ(?改)「新探偵くそたの名?推理ともとめが使ったナイフ」

グーさん以外の所に最初の方は保管済みです。
  「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」


「ちょっと、待てよ。
最後のところは違うんじゃないか?
興奮したもとめ先生
をくそたの部屋に連れていったときの混乱の中で、
もとめ先生の持っていたナイフと、
アスカちゃんのナイフが
くそたの部屋に落ちただけじゃないのか」
と、
ホウセイがくそたの推理に対し、
すぐ反論した。
すると、
「よりにもよって、
二人ともナイフを俺の部屋に落としたというのか?
俺も、
最初は、
もとめ先生が、
俺の部屋に落としたナイフで自殺しようとしたが、
そのナイフはもとめ先生が落としたものではない、
偽物のナイフだったのかとも思ったんだが、
よく考えてみたら、
いくらあのときみんな混乱していたにしても、
場所を移動したにもかかわらず、
二人とも俺の部屋にナイフを落とすか?
どう考えても不自然だ。
むしろ、
実際は、
もとめ先生が
自殺に失敗したナイフは拾ったナイフじゃなく、
もともともとめ先生が持っていて、
あのとき、
つまりだな、
もとこを殺そうとしていたときに持っていたナイフだ
と考え直したんだよ。
違うか?
もとめ先生は
もとこを自らの手で殺そうとしたときには、
絶対にナイフを持っていたんだから、
自分が持っているナイフを使用した
と考えるのが自然じゃないのか?」
と、
くそたはホウセイの意見にすぐ反論した。
しかし、
「論理に飛躍があるぞ!
もとめ先生が
もとこを自らの手で殺そうとしたときにナイフ
を持っていた点まではいい。
でもな。
そこから、
そのナイフをくそたの部屋で落としていない
と言えるのか!」
「だから、さっき話しただろ!
あのとき、もとこの部屋のところから、
俺の部屋まで移動したのに、
もとめ先生だけじゃなく、
アスカちゃんまでナイフを俺の部屋に落とした
というのが不自然だ
と言っているんだよ」
「じゃあ、
訊くが、
実際に、
もとめ先生が自殺したときのナイフは誰のものだ
と言うんだ!
ナイフは4本あったんだぞ!」
くそたとホウセイが
言い争いに近くなったところで、
木太郎が、
「二人とも落ちつけ!」
と大声を出したのだった。
(続く)


ダミー「見せてください」61ほ!風味

2011-01-21 00:26:55 | 小説
ダミー「見せてください」61ほ!風味

「すぐって、行くって、
どこですか?」
無視して歩きだすぞ!
「止まってください。
さっき、見せてください
ってお願いしたところが気になります」
無視だ! 無視!
「話しが聞こえないんですか?」
無視!
「答えてください!」
しつこいな!
「すぐそこだから、
そこで見せてあげるよ」
これで充分!
さあ、振り返らずどんどん歩こう!
「気になります。
ここで見せてください!」
大声だすなって!
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偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」52

2011-01-21 00:16:25 | 小説
偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」52

「私が話したとおり、
彼が像を貰っていったな。
では、
約束どおり、
その友人のところへ案内してくれるかな」
と、
教授が、
ほっとしているソウセキに言うと、
「はい。
おかげさまで無事像を手放すことができました。
お約束どおり、
私の友人のところにご案内します。
像がないとわかれば、
いろいろ話してくれると思いますよ」と言って、
ソウセキは教授に頭を下げたあと、
像をソウセキのところに置いていったやすおのところに
電話をかけたのだった。
(続く)
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