レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第3弾リメイク「カミサン?伝説ループ屋敷編?4」

2011-01-03 01:40:58 | 小説
第3弾リメイク「カミサン?伝説ループ屋敷編?4」

「棺部屋
って、
今問題になっている部屋でしょう?
でも、
あたしはその部屋には入ってないから、
覚えているわけないでしょう」

キミカはたまおの質問に即答した。
「やっぱり、
そうだすよな。
みはるちゃんは
僕と一緒に行動していたからいいだすが、
ネネちゃんはどうだすか?」

たまおはキミカの答えを聴いた後、
ネネの方を見て、
そう訊くと、
ネネは少し首を捻ってから、
「たまおくん、キミカ、みはる、
悪いけど、
あたしとたまおくんの二人だけで
話しさせてもらえない」
と言いだしたのだった。
すると、
みはるが、
「僕とキミカに聞かせたくないことなのか?」
と言って、
ネネの方を見ると、
「みはる、
あたしかみはるのどちらかなんじゃない。
そうでしょう。
ネネ。
まあ、
ネネがそうしたいなら、しょうがないじゃない」

キミカは自分の考えたことを素直に口に出した。
「まあ、
キミカがいいと言うなら、
しょうがないけどな」
みはるが渋々そう言うと、
「ごめんね。
キミカ、みはる。
悪いけど、あたしが合図するまで、
そこの門のところで待っていてくれる。
そんなに時間はかからない
と思うから」
と言って、 
ネネが、
キミカ、
みはるの順に頭を下げたので、
「わかったけど、早くしてくれよ」
「みはる、
急かせてもしょうがないでしょう。
ネネ、慌てないでいいから」
みはるとキミカは、
それぞれ言いたいことを言うと、
ゆっくりと門の方に歩いて行ったのだった。
(続く)

大地獄(新)「新門番長の喚問要求の意図とカミサンの意思」

2011-01-03 01:20:58 | 小説
大地獄(新)「新門番長の喚問要求の意図とカミサンの意思」


  第一話は下記から始まります。

大地獄(新)「あの頃」

「えー、
大変長らくお待たせ致しました。
私が、
新門番長の上でございます。
実は、
門番の中でいろいろと議論があり、
こんなに時間がかかって次第でございます。
が、
いろいろと議論した結果、
みなさま方に真実を伝えるのが、
どこかで
この世界を見守っていらっしゃるカミサンの意思だ
と思い、
こうして、
新門番長に選出された私が、
直接、みなさまに真実をお伝えした上で、
門の奥で是非とも喚問しなければならない方々の
喚問要求することになった次第でございます。
さて、
その真実と申しますのは、
この世界に皆様方が連れて来られる前の出来事の話し
でございます」


「あれっ?
また、門番の使いが来たすよ」
「せっかく、
カミサンを信じる方が勝利したというのに、
悪あがきする門番がまだいるんだな」
「いや、さんま!
そうじゃないみたいだぞ」
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カミサン伝説20「ハッピー編」270

2011-01-03 01:06:55 | 小説
カミサン伝説20「ハッピー編」270

  ちなみに、
以下、途中までグーさん以外に保管してます。
カミサン伝説20「ハッピー編」

シゲタたちは、
寿司屋がそんな話しをしているとも知らず、
ハッピーの像の効果に変化がないかを確認するために、
定期的に、
3人で寿司屋を訪れ、
今のところ何の変化もないこと
をハゲタ教授に報告していたのだった。 
そして、
半年経過しても特に像に関係する人間に変化
は見られなかったのだが、
実は、
寿司屋に通いつめるうちに、
シゲタがハルカのことを好きになってしまったのだった。
そんなとき、
エイタが、
シゲタと西園寺に、
「俺たちに変な邪心があるから、
これだけ経ったのに、
何の変化も起きないんじゃないのか?
教授が助かったのは何の邪心もなかったからだろ。
実際、
ハルカさんの骨髄移植の成功
も像に祈ってるうちはダメだったらしいじゃないか」
と言いだしたのだった。
エイタの話しを聞いたシゲタは、
自分がハルカを好きになったこと
をエイタに悟られたかもしれない
と思い、
エイタの言う変な邪心が
何かを訊こうと思って迷っているとき、
西園寺が何を勘違いしたのか、
「エイタ先生は
あの姉妹のどちらかを好きになってしまったんですか?」
と訊いたのだった。
(続く)

カミサン伝説22「人首酒編」30-1

2011-01-03 00:48:44 | 小説

カミサン伝説22「人首酒編」30-1

  コワコワクエーが、
「問題は、
この事件について警察が
どこまで捜査してるかだな」
と言うと、
「そうですね。
ラベルの違いに気づいたのなら、
それなりの捜査はしたんでしょうが、
犯人特定までは至っていないんでしょうな。
うーん...」
と言って、
カイミヤマが腕を組んだのでした。
「まず、
警察は、
買った人間の残った酒か、
それが入っていた瓶から、
恐らく、
首無し死体とDNAが同じ何か
をもう発見はしてるんだろうなあ。
それから、
ラベルの違いに気づいたんだから、
おそらく造り酒屋で使っているの
とは違う瓶だったということもわかっているんだろうな。
多分、
警察の捜査も
そこまでで行き詰まっているんじゃないかな」

ジュウロウは自分の意見を言うと、
「結局、この事件は迷宮入りですか?
でも、
何で犯人はそんな面倒なことしたんでしょうねえ」
と、
マスターが首を捻ると、
「そうだよな?
犯人には何の得にもならないよなあ。
 こんなことする動機が不明だよな」

カイミヤマも首を捻ったのでした。
「あー、
もしかして、
 犯人はカミサン伝説を疑って、からかったんじゃないのか」
と、
ジュウロウは思いついたことをすぐ言葉にしました。
しかし、
「からかうために、そんな手の込んだことするかなあ」

コワコワクエーがあっさり否定したので、
「そう言えば、そうだなあ」

ジュウロウは頭を抱えたのでした。
すると、
「あのー。
今思いついたんですけど、
犯人は、
作り過ぎてしまった人首酒の処分に困っていたところ、
今回の話しが出たんで、
チャンスだ
と思って犯人はやったんじゃないでしょうかねえ」

カイミヤマが新たな意見を言ったのでした。
(続く)


新作ディープ(?改)「ヒトメの話し」 約2100字

2011-01-03 00:31:35 | 小説

新作ディープ(?改)「ヒトメの話し」

グーさん以外の所に最初の方は保管済みです。
  「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」

ホウセイが部屋の鍵を閉めると、
チウメ、アスカ、アユメと違って、
ヒトメは少し警戒しているようで、
ただ、
黙ったまま立っているだけだった。
「別に、
ヒトメちゃんを疑って、
ここに呼びだしたわけじゃないから、
そんなに緊張しないでいいから、
そこのベッドの上でも腰かけなよ」
ホウセイが笑顔で言うと、
「本当なの?」
とだけ言って、
ヒトメはベッドの上にゆっくり腰掛けた。
「あのさあ、
アスカちゃんが
自殺未遂の演技をしたこと覚えている?」
ホウセイは早速質問した。
「えっ?
もちろん、覚えているけど、
それが今回のことと関係あるの?」
ヒトメもいきなりそんなことを訊かれて、
きょとんとした顔でホウセイを見た。
「質問の理由は後でみんなのいるところで、説明するから、
とりあえず、
これからする僕の質問だけに答えてくれないかな」
と、
ホウセイがまた笑顔で言うと、
ヒトメは黙って頷いた。
「えーと。
そのときさ、
一緒にいたのが誰か覚えている?」
ホウセイが簡単訊くと、
「女子全員だと思うけど」

ヒトメは他の3人と違って、
すぐ即答した。
ホウセイが、
わざと、
「じゃあ、
もとこともとめ先生もいたんだ」
と訊くと、
「あー、ごめんなさい。
女子って、女子生徒だけ」

ヒトメは、
別に答えは間違っていないのだが、
そう言って軽く頭を下げた。
「じゃあ、
ヒトメちゃん、アユメちゃん、アスカちゃん、チウメちゃん、レイカちゃんの5人が
その場にいたんだ」

今度は木太郎が横から口出すと、
「そう」
ヒトメはそれだけしか言わなかったが、
自信のありそうな口ぶりだったので、
ホウセイは理由を訊かず、
「そのときさ、
誰が最初にアスカちゃんの演技だ
と見破ったの?」
と次の質問をした。
「チウメよ。
彼女もアスカと同じ演劇部だから、
すぐわかったらしいの。
あたしとアユメはもうびっくりして止めよう
と思ったんだけどね」
ヒトメはそうはっきり答えたところ、
ホウセイは少し考えて、
「でもさあ、
チウメちゃんも演劇部だからといって、
そんなに簡単に、
アスカちゃんの自殺未遂の演技に
気づいたのかな?」
と訊くと、
「それは、
あたしとアユメはすっかり騙されたから、
最初はチウメは凄いなあ
とあたしも思ったんだけど、
たしか、
そのときか、
その後で、
チウメも同じナイフを持ってきてる
って、
アスカが話していたから、
ナイフを見て気づいたんじゃないかな?」

ヒトメはあっさりと答えたのだった。
「ナイフで見破ったのか?」
木太郎が呟くように言うと、
「チウメは何て言ってるの?」

逆に、
ヒトメが木太郎の方を見て、
聞き返したので、
木太郎は少し考えて、
「それはね。
アスカちゃんの表情でわかったんだってさ」

曖昧に答えたのだった。
「ふーん」
ヒトメは、
ただきょとんとした顔で
それだけしか答えなかった。
そこで、
ホウセイが、
「あのさ、
アスカちゃんが、
チウメちゃんも演劇用のナイフを持っきてるからって、
話したって言ったよね?
それって、
自殺未遂の演技をアスカちゃんがしたとき、
それとも、
もっと後?」
と訊くと、
ヒトメはこのときは少し考えて、
「うーん?
そこはあたしよく覚えてないの」
としか答えなかったので、
「じゃあ、時期はいいけど、
その話しをしたのはさっきの5人だけのときなの」

ホウセイは訊いたのだった。
(続く)


偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」34

2011-01-03 00:06:30 | 小説

偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」34

三郎は、
家に戻ると、
タクオから貰った白い像を家に持ち帰って、
一生懸命、磨いた。
最初はかなり臭かったが、
磨いているうちに、
なんとなく懐かしいニオイに変わったように、
三郎は感じたのだった。
ただ、
タクオから、
「邪心」の意味については
ちゃんと話しを聞いていなかったので、
タクオの携帯に電話したが、
電源が入っておらず、
かつ、留守電にもなっていなかった。
しょうがないので、
三郎は、
自分のパソコンで、
邪心の一般的意味を調べたところ、
「曲がった心 ・ 邪まな気持ち ・ 悪意」
など、
かえって三郎には意味がわからない言葉
が並んでいたので、
結局、
どういう心でその像を持っていればいいのか、
わからないまま、
明日にでも、
タクオに訊こうと思って、
像を自分なりに一生懸命に磨いてから、
貰った布で包んで机の引き出しにしまうと、
あの像でモテモテになるといいな
と思いながら、
外食に出かけたのだった。
そして、
三郎が近所の牛丼屋で外食しようと思って、
その店に向かって歩いている途中、
地図を持ってうろうろしている女に
ある場所までの道順を聞かれたのだった。
その女は、
着ている服などが垢抜けず、
田舎から出てきたような感じだったが、
目がぱっちりしていて可愛らしく
肉付きはよいが小柄なまだ20前後の女だった。


一方、タクオの方は、
悪女よけの像を手放しても、
その日は何も起こらなかったのだった。
(続く)