葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

葬儀の演出とかプロデュースとか

2006年12月09日 | つれづれ日記
マスコミでは葬儀の演出とかプロデュースって言うのが
盛んに放映されたりします。


ん~、なんだか僕には「演出とかプロデュース」って言葉に違和感があるんです
故人らしいっていうのはとても好きです、やりたいことをできるだけ
やらしてあげたいっていうのはあります。

でもそれは、演出とかプロデュースというものと違うような気がするんです。
立ち会うのは人の別れ、やはりどこか厳粛なものです
イベント化してしまったら、そこに込める心がどこかに行ってしまうような
気がします。

息子さんがギターを弾けるから、最後にギターを弾いてあげたい
寿司が好きだったから、棺の前には特上の御寿司をおいてあげたい
祭りがずっとすきで、みんなと一緒に祭りの会をやっていたから
棺は担いで出棺するし、祭壇には半纏を飾りましょう。

いままでそういうことも沢山やってきましたが
そういうのって、僕がどうこう演出したからじゃなくて
その人がそういう風に生きてきたから、
家族の人がそう望んでいたからそうなったのであって
少しだけアドバイスをしたり
飾るのにちょっとだけ、七転八倒の苦労をしただけです(笑)

人の最後を、飾ってあげるっていうほど
おこがましいもんじゃありません

その人たち、亡くなった人や家族の人の心の声に
声にならない声に耳をちゃんと傾ける・・

そういうのが。いいお葬式なんじゃないかなって
気がします。
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