佐藤葬祭 佐藤信顕 @satonobuakiなんで遺体の顔に布を掛けるのでしょう？と聞かれた、いわくドライアイスの無い時代は顔を見せたくなかったから、曰く死者は自分でそれを選択できないから、曰く埃が掛かっても自分で払えないから、曰くそれは型なんだと答えたが、最後に「ずっとお父さん見てたい？」って聞いたら「うん」っていわれた
葬儀の風習はそのほとんどが「型」である。意味はって問われると説明は色々できるが、多分本質ではない。本質というのはいつもシンプルで、語らなくてもそうなっているものだ。しかるに葬儀の本質は意味の無い「型」そのものであるような気がする。
「型」ってのは、多分「型」をそのままやることに意味がある。そこになにかがあるんじゃないか？と問いかける事に意味がある。そして意味がない事自体に意味があるという面白い存在なんじゃないかなぁ・・と思う。
面白い事に世の中は「意味」を具体的に語れば語る程「意味」を失う。そこに「狭間」「隙間」「幻想」「妄想」といったファンタジーを内包している。結局気分なんだな、気分。気分がよくわからないから、わかりやすくするために「型」ってのが出来てる。
愛してるを伝えるのに、愛してるほど分かりやすい言葉はなくて。大嫌いを伝えるのに大嫌いほど分かりやすい言葉はない。でもそれ自体は音の連続で、意味があるのかと問われれば別にあるもんじゃない、その音の連続が「愛してる」に皆に聞こえ、その音の連続が「大嫌い」と皆に認識される。
みんなでそう思っているモノには、「そう」という意味が宿る、意味があるんじゃなくて宿る与えられる。意味ってそんなもんだ、「どうしてだろう」の答えはそう思うからだ、そう見えるからだ、そう感じるからだ。
@kidokentaro 顔に布掛けるのは。それが「遺体」に対する型で「死」に対する型なんじゃないかと思います。そんなの死んだみたいでイヤって言う所まで型なんだと思います。ええ自覚してます、相当メンドクサイ物言いをしてます、私。
遺体の顔に掛けるのは、白布じゃないといけない、それがソースでもマヨネーズでも、変態仮面のようにパンティでもいけない、もちろん板でもいけない。封筒でもいけない。アクリル板でも、ガラスドームでもいけない。黒布でも日本的では無い。さてなぜでしょう？
意味がある事を追えば、意味がある事にからめとられ無意味に陥る。意味がない事でも淡々と一生やればそれが命になる。わかんな～～～いと言って楽しくやるも一生。しかしなぜだと悩んでも一生。楽しいとか楽しくないとかじゃなく、価値があるとかないとかじゃなくて。そういう致し方なさなのです。
ああ、どうしてこんなに自分は致し方ないのだろう。ああどうして、他人はこんなに致し方ないのだろう、ああどうして世の中はこんなに致し方ないだろう。と叫びつづけても一生、そしてだまって目の前の事をやっていっても一生。
@kidokentaro 失礼なんか何一つないですよ～、むしろこの手に悪意なくからんでくれる人は珍しい。ありがたい、ありがたい
生きていくコツはなんとなくわかってるんです、あんまり余計に人に触れ合わず。なるべく黙って、自分のするべき事をしていくと・・なんとなく評価してくれるようになる。ええ、そりゃ他人様がするよりも莫大な時間を何かに突っ込む訳ですから。そりゃあ少しは他人様より上手に出来るようになります。
@HRokuyari ん～～～真宗さんは白装束着せ無くても、顔に掛けるのは白布ですし。白布自体が「死」っていうものの「型」なんだと思います。
@pocha1238_fumi いや、全然。人間とかでっかい器の話じゃなくて。僕の今夜の気分です。
いっつも思うけど、人は見たい世の中を見たいように生きて、思うように喋って暮らしてる。まんま六道輪廻じゃんと思っていて、言葉は無駄だと思っているが、一番効くのも言葉なんだよなぁ～って思っている。ああ、致し方ない。
ちなみにこんな時間に起きてて、連続ツイートしてるのはさっき火葬場の保管受け入れ時間ぎりぎりで出て行った社員が、ギリギリアウトだったりしたばあい、なんかできるかとおもってスタンバイしてるから。そんなギリギリでも、笑顔で「頑張ります」と言って出て行った社員を愛してます。
でもまて、死者のお迎えに行くのに笑顔で出発するのはどうなんだ？んん、まぁいっか一生懸命だし。いい事だ。それで救われるお客様もいるだろう。