雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

「おなで石」のご利益は

2017-09-18 08:30:00 | 石仏・仏像・塑像‥

おなで石
 川治温泉の旅館に泊まった。
 宿泊した時の習慣として、翌早朝は必ず周辺の散歩に出かける。
 清流の音を聞きながら、男鹿川の遊歩道散策。
 そこでこんなものを見つけた。
 これは、観光目的ではなく、土着信仰の一種なのだろう。
 だから、観光パンフにもあまり掲載されいてない。

 「霊石」としたところが「まじめ」「しんけん」で、どこかユーモラスです。


小さな社に奉納された「絵馬」。
赤い腰布 長い髪 上半身裸で担ぐ人の胸は膨らんでいます。女性ですね。
なにを担いでいるのでしょう。

  文面は次のように読める。
会津のみちのく・
川治のおなで石神社の由来
今昔より壱千〇前に
おなで石神社は根生を祭りて
病気
子供の無い〇又は、

結昏縁の薄い方に援(たす)けたり
             伈仙(しんせん) ㊞
 〇は判読不明。世俗を超越した能力を持つ人(仙人) 

小さな社の下には、写真のようなものが数多く奉納されていました。
陰石と陽石。
真ん中の赤い霊石が比較的新しいもののようでした。
土着信仰として今も生きているのだなと感じました。

       (2017.9.17記) (石仏・仏像・塑像№3)


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