政務活動費(9) 醜態(しゅうたい)(4)
梶谷忠修議長の場合(当選4回 県議会議長)
切手疑惑に関し、
「切手代詐欺とかはしてへん。郵便局長には(選挙の)応援して貰わへんと。言う言わんは別として喜ぶからね。成績が上がったら」
なんとまあ、要領の得ないコメントであることか。これ以降取材拒否です。議員としては説明責任があると思うのですが。
号泣野々村県議の問題に対して、
「説明責任が果たせない場合は、議員辞職すべきだ」
と他人に厳しい発言をしていました。
「初心忘れず 世のため、人のためにつくす」
彼の公式ホームページ大書してあるスローガンです。ほんとですか?
岩谷県議テレビ取材から逃走
テレビ記者団から逃げ回り、全力疾走する姿を、全国放送で見た方は、とても情けない議員の姿に唖然としました。
昨年8月29日、兵庫県市民オンブズマンの3団体から「詐欺、虚偽公文書作成・同行使」の疑いで告発されました。
あまりにひどい政務活動費の行使に、強い憤りを感じました。
この文章は個人を攻撃、誹謗、中傷するのが目的ではありません。
兵庫県議会ばかりでなく、この手の疑惑は掘り起こせば簡単に拾うことができます。
さて、兵庫県議の先生がたは、どのくらいの待遇をされているのでしょう。
議員報酬:約1380万円、政務活動費:600万円、費用弁済(議会や公務の際の日当):2500~19,000円、議会日数87日。
大雑把に計算すると任期4年で約1億円の収入になります。議員定数89人ですから、議員への支給額だけで、4年間で89億円になります。
行政のチェックと政策提言が主な仕事ですが、次のような結果を見ると何だか納税するのがばかばかしくなってきます。
25年度の兵庫県議会の提案議案数は、行政(知事)提案183件に対し、議員提案4件です。えっ!!
4年間でたったの4件だけ?なんとまあ楽な商売なんでしょう。
(昨日の風今日の風№26)
(つづく) 2015.3.8(記)