雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

ブログ休載のお知らせ

2022-04-15 21:24:42 | 昨日の風 今日の風

年度末から年度初めには、役員会や総会等の行事が多く、資料作りに追われ、
しばらく2~3週間、ブログを休載します。
休載したついでに、数年にわたってすすめていた「家系」をたどる
先祖探しの旅のまとめもしたく、
おなじみになった皆さんには、非常に申し訳なく思っています。


 

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ニュースの声(10) ロシア軍キーウから撤退、後に残ったものは…

2022-04-06 06:30:00 | ニュースの声

ニュースの声(10) ロシア軍キーウから撤退、後に残ったものは…
  ウクライナ当局は2日、首都キーウ州全域を解放したと発表。
  だが、平和への道筋は遠く、主権も人権も不安定なままだ。

 (1) ウクライナ「キーウ州解放」
          ロシア、首都包囲撤退 (朝日新聞朝刊4/4)
    ウクライナ側から見ると『解放』だが、ロシア側から見れば、3月29日の停戦協議で
   キーウ攻撃の「劇的な縮小」だと主張し、前線の舞台は隣国ベラルーシに後退している。
   ロシア軍は今後、ウクライナ東部のマリウポリや南部の都市制圧に作戦変更をする模様。

    ロシアはキーウ制圧は短期間で制圧できると作戦を展開したが、
   ウクライナ軍の抵抗は激しく、戦果は思うように上げられない。
   侵略行為が長引けば、長引くほど国際世論は経済制裁という武器で、
   ロシアの社会的評価はさがっていく。
   一日2兆円もの戦費を費やすロシア。
   戦争が何ももたらさないことを、現実が教えている。
   戦争が長引くことを望んでいる国はいない。
   戦争を始めることは、狂気と非人間性がそなわれば簡単なことだが、
   いかに収束するかが難しい。
   互いの主張にどう納得のいく折り合いをつけるかが大きなカギである。

(2) 軍撤退した街 見渡す限り遺体 (朝日新聞朝刊4/4)
   ロシア軍が去ったあとに残ったものは。
   「民家や装備、殺された人々の遺体にまで地雷が仕掛けられていた」
                         (ゼレンスキー大統領2日の演説)
   「静かな並木道には、見渡す限り遺体が散乱していた」(AFP通信の記者)    
                             
(共同通信3日 ウクライナ・ブチャで破壊されたロシア軍の戦車などの間を歩く女性。4/5日朝日新聞朝刊掲載)
  見渡す限り…」というのは誇張かもしれないが、通りでは少なくても20人の
 遺体がみつかり、全員が民間人の服装をしていたという。配信された現場写真には、
 両手を白い布で後ろに縛られていたり、自転車に乗ったまま倒れていたりする遺体
 が写されていた、と記事は伝える。
   「これらの人たちは後頭部を撃たれて殺された」(地元の市長)
 
ゼレンスキー大統領
   民間人の殺害が意図的だったとして、
   ウクライナ各地で繰り広げられたロシア軍の犯罪を告発する。(3日夜のビデオ演説)
           「(これらロシア軍の行為は)ジェノサイド(集団殺害)だ」  (米CBSインタビュー)
欧州連合(EU)
             「ロシア軍による残虐行為を可能な限りの言葉で避難する」

林芳正外相
    「無辜(むこ)の民間人の殺害は重大な国際人道法違反であり、断じて許されず、厳しく非難する
                                           (談話)
フランス・マクロン大統領
    「ブチャで起きたことを見れば、新たな制裁を取らざるを得ない」(4日 ラジオ番組にて)


 戦争には膨大な負のエネルギーの消費がともなう。
 勝者にも、敗者にも得るものは何もない。
   『 戦争犯罪』という言葉が飛び交っているが、
 戦争そのものが犯罪であることを私たちは認識しなければならない。
 戦争のあとに残るものは、
 互に傷つけあい、かけがいのない多くの物を失った悲しみと、相手への憎悪だけだ。
 「停戦協議の条件がそろわない」と、ロシア大統領は考えているようだが、
 そろわぬ条件を待ち、相手の腹を探り続ければ、傷はますます深くなる。
 
 狂気に走ったプーチンのロシアは今、重大な岐路に立っている。
 国際社会から孤立無援になり、国が亡びるか、
 戦争を終結し平和への道筋を立てるか、二つに一つだ。
 その大統領の責任を全うして欲しい。
 決して、自分の保身を考えてはいけない。
 まずは、『停戦』、それが難しけれは『休戦』を幾度か繰り返しながら
 平和への道を探ることが必要だと思う。
  (ニュースの声№10)           (2022.04.05記)

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ニュースの声(9) 揺らぐ専制国家ロシア

2022-04-03 06:30:00 | ニュースの声

ニュースの声(9)  揺らぐ専制国家ロシア
    (1) プーチン氏に「誤った情報」
       米英「側近ら、怖くて真実言えず」(朝日新聞朝刊2022.4/1)
       米英政府機関が相次いで機密情報を公開した。

       情報戦の応酬
         メディアを利用した情報戦は、ロシア、ウクライナばかりでなく、
         後方支援をする米英なども参加し、どの情報が正しいのか疑心暗鬼に陥ってしまう。
         プーチン氏に「誤った情報」を側近たちが流している、
         つまり、プーチン大統領が正しい情報を得ずに、戦略的な失敗を重ね、
         部隊の士気も低下していると公表することで、
         ロシア側を揺さぶる情報戦の一環ではないかと報道は伝えている。

       ホワイトハウスの見解(米情報機関)
         ロシア軍のウクライナでの戦闘の不手際や、
         米欧などによる経済制裁がロシア経済に及ぼす影響について誤った情報を
         (側近がプーチン大統領に)伝えている。
         「プーチン氏のことが怖くて真実を伝えられない」からだと。
         「専制国家のアキレス腱の一つは、権力に真実を語る人がいないということだ。
          我々はそれをロシアで見ている」(米・ブリンケン国務長官)

        英国の情報機関・フレミング長官の見解
         プーチン氏がロシア軍の実力を過信しウクライナ側の抵抗や、
         国際社会の結束を見くびっていた点をあげ、
         「状況を大きく見誤った可能性が高い」と述べ、
         ロシア軍の士気の低下についても指摘している。

        専門家の見解(日本大学危機管理学部小谷賢教授) 
         相次ぐ米英側の機密情報の公開をどう評価するか。
          停戦協議に向けた駆け引きで、ウクライナ側が譲歩しすぎないようにし、
           ロシアのペースで協議が進まないよう発信している」
         ② (機密情報を小出しにすることについて)
           「『誰か裏切り者がいる』とプーチン氏の疑心暗鬼を増幅させて
           内部崩壊を狙っている」

         通常、機密情報は公表しない。収集した機密情報は、相手側を徹底的に分析し、
         戦略の基礎材料として利用する。
         機密情報の公表は、相手側に作戦の方向性を教えてしまう危険性を持っている。
         
にもかかわらず、公表に踏み切るのは、
                                 公表する欧米が戦争の実践者ではなく、後方支援者として経済的制裁や 武器の供給、
            資金の援助している部外者的な役割を持っているにすぎないからだろう。
           だから、 ①と②が重要な役割を担っているのでしょう。

(2) 赤十字国際委員会(ICRC)、安全確保ができずマリウポリ市民退避計画に失敗
                               (共同通信社2022.4/2)

 (ウクライナ南東部マリウポリで、荒廃した街中を歩く住民 タス=共同)

       ロシア側の包囲攻撃が1カ月以上続くウクライナ南東部マリウポリの市民を退避させるため、
       赤十字国際委員会(ICRC)が車両やスタッフを派遣した。

    しかし、安全を確保できず引き返した。
         市内は水道や電気が使えず、食料や医薬品も不足し、
   人道危機が極限状態になっている。
         ICRCは人道支援物資の搬入も(ロシア軍に)
げられた

   
4/2に再び市民退避計画を試みる予定。

     「人口約43万人のうち、約17万人が依然しないに閉じ込められていると推定しているが、
    ウクライナの他都市への組織的な退避は実現していない」(マリウポリ市長)

          戦争になれば、抵抗力のない市民・女や子ども、老人が犠牲になるのは
          いつの時代も同じ。
          無差別攻撃を含んだ非人道的戦闘行為も、大量破壊兵器もかって米軍が
          日本の都市を襲った焼夷弾による殺戮や、核爆弾の使用と変わりはしない。
          核の抑止力は暗黙の合意であったはずなのに、卑劣にもロシアは脅しの手段
          として利用している。
          果てのない、軍備拡張競争の前兆にしてはいけない。
          沖縄戦においては、防空壕などに潜んだ兵士を火炎放射器で焼き殺すシーンを
          ニュース映画で何度も見て、子ども心に、
           「なんてひどいことをするんだ」と恐怖と共に無意識のうちに、戦争の非情さ
          と、それを行う人間の恐ろしさを感じていたが、今、また程度の差こそあれあ
          の時と同じようなことが繰り返されていると、人間って生物の中で最も愚かな
          生き物だなと思う。
          救いは、日欧米等、太平洋条約機構の141カ国が、武力による解決ではなく、
          経済制裁を含む話し合いなどで解決を望んでいることだ。

          ロシア軍によるウクライナ侵攻の終結の第一歩は、無条件の停戦をすることで
          はないか。
          停戦協議が互いの条件の応酬になってしまっては、解決は長引き、机上で停戦
          協議を行い、その裏で戦闘の応戦が行われ、力の劣勢な国が条件を飲まざるを
          得ない状況がつくられてしまう。
           核爆弾等によって徹底的に破壊され、『無条件降伏』を飲まざるを得ない劣
          勢に立たされた経験を持っている。

          『無条件の停戦』が侵略終結へのスタートラインだ。

           (ニュースの声№9)        (2022.04.02記)

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ニュースの声(8) 5回目の停戦協議 壊れた信頼関係

2022-04-01 06:30:00 | ニュースの声

ニュースの声(8) 5回目の停戦協議
   ロシア、首都攻撃減らす方針 停戦協議 中立化巡り進展(朝日新聞朝刊3/30)
  
  トルコのイスタンブールが協議の舞台だ。
  仲介者はトルコのエルドアン大統領だ。
  事前に双方の代表団と会談し、次のように述べた。
  「長引く戦いは、だれの利益にもならない」
  
   (ウクライナ・マリウポリ 装甲車に乗る新ロシア派  KYODO NEWS )

   一方的に戦を仕掛けたロシアは引くに引けない苦戦を強いられている。
  ウクライナもまた、受けて立った戦の犠牲の大きさに躊躇している。
  ロシアは、停戦の条件捜しに時間を費やし、
  少しでも有利な条件をウクライナに承諾させようと模索する。

  情報戦の錯綜する中の5回目の停戦協議である。
  
  ゼレンスキー大統領は、ウクライナの安全が保障されることが(停戦の)条件になるとして、
  第三国が保証国ととなることを求めている。

  第二次世界大戦と違い、大量破壊をする戦闘機やミサイルの規模が格段に進歩している。
  一瞬にして大勢の命を奪い、都市を破壊してしまう。
  人類が長い時間をかけて築いてきた文化やモラルが、
  一瞬にして跡形もなく破壊してしまう。
  後に残るのは大切な人を失った喪失感であり、悲しみである。
  戦争が長引けば、相手への憎しみ、憎悪が増幅する。

(2) 「攻撃縮小」欧米は懐疑的
    停戦協議後もロシア軍による被害 (朝日新聞朝刊3/31)
       ロシアはキエフや北部チェリニヒウなどへの攻撃を「劇的に減らす」
    と表明したが、こんな曖昧な表現では納得しがたい。
    本当に停戦に向けての『協議』ならば、キエフを含む地域の攻撃を
    全面的に停止する提案が必要であり、その上での『停戦協議』でなければ、
    互に腹の探り合いになり、実のある「停戦協議」にはならない。
    「我々の国を破壊しようと戦いを続けている国の代表の言葉を信じる理由はない」
    ゼレンスキー大統領は29日夜の動画メッセージで、不信感をぶちまける。
    停戦協議の終わった夜のメッセージとしては、
    停戦協議をぶち壊しかねない強烈な発言だ。
    また、ロシアに対する経済制裁についても、
    「戦争が終わるまで、正義が戻るまで強化されるべきだ」
    とこれまでの姿勢を貫き通している。

    破壊と殺戮の続く戦争は勝者にとっても、敗者にとっても
    激しく、無意味な消耗戦にすぎない。
    『停戦』が戦争終結の話し合いの『場』を生み、
    互いを理解する条件だと私は思う。
    
       (ニュースの声№8)      (2022.3.31記)

    

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