さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

教員不正合格、本当に大分県だけか。

2008-09-02 17:02:48 | Weblog
昨日から2学期が始まり、大分県の教育現場では、混乱が起きている模様だ。突然、担任が消えた、と。教員採用試験の得点改ざんにより、不正に合格した教員の採用を取り消すことにした大分県教育委員会の記事が、多くの新聞に書かれた。教員の不正合格は、本当に大分だけなのか。それが私の単純な疑問だ。怪しい事例は、各都道府県にもあるはず。それに関わった関係者は、ただ嵐が通り過ぎるのを待っているのか。そんな気がする。

それらの事件は簡単に言えばコネ。そんなものは、昔からあります。就職に、ビジネスに、どこにでもあります。あの人の知り合いだから、または、あの人の子供だから、血を受け継いだ技量を発揮してくれるであろう。そういう期待を込めてのことだと思いたい。しかし、それにかこつけて金品を送ったり受け取るのは、間違ったこと。

不正採用された学校長の子息は、試験得点のかさ上げをしなくても、受かったかもしれない。親が、余計なことをした、というのが実感です。いわゆる親バカですね。そういう風潮が昔からあったということです。だから、大分以外の都道府県でも、あったことでしょう。

教員の資質を判断するのは、誰に対しても平等であるべきです。でも、生まれながらの資質を持った人もいるのです。たとえば、教員の血、というものが。血は大事です。絵描きの血。パン職人の血。百姓の血。さらに、政治家の血だってあるのです。

だって、政治家にも二世議員はいっぱいいるでしょう。突然辞めちゃったけど今の福田さん、前の安倍さん、その前の小泉さんもそうです。ただ、この人たちは、公明正大な選挙で立派に選ばれた。地盤、看板、鞄、もあるでしょうけど、選挙民が選んだのだから、だれも文句は言えないはずです。言う人もあるけど。

だから教員の血を信じれば良かったのに。それだけでは不安で、コネを付けて金品を送っちゃった。親バカで、愚かな親です。むろん、必ずしも血、資質が順調に受け継がれるとは限りませんが、確率的に高いというだけです。ま、なにより、その職に携わった親の背中を見て育っているわけですから。だから、そんな仕事は嫌だという人もいますが。

教員の血は、大いに結構です。また、その血を新しいアイデアや教育法で圧倒するような、全く違った血が表れることも大歓迎。血は、切磋琢磨して新しい可能性を探るのです。そう、かつて海の中で漂っていたプランクトンが、魚となり、地上に這い上がり、陸上生物となって、さらなる進化を遂げたように。あっ、途方もない話しか。

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1 コメント

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日本の「持つもの」の伝統的な慣例です(笑) (過球鍋)
2008-09-08 17:44:57
やっぱり大分県の教員問題、とかげのしっぽ切りにしたなあ…ざっと見積もって確認できるだけで15年はさかのぼって数百人はいるのは断言できる。金額は数百万から数十万とまちまち。やっぱり教師と街の有力者、いわゆるコネ先の情報を知ってる人の子供が多い。なんだかマスコミが最後の良識の砦なんだけどね。こういう公務員の「無駄」みたいなのは。すごく残念。
自主退職を促した教師に、非常勤に鞍替えするのも意図があります。大分県は非常勤になるのにも金がいる(笑)。非常勤は一般に申告順と言われますが、実は、お金で優先順位を買う事ができる。なぜなら、大分県は、非常勤の期間が長いほどキャリアとして、本採用の時、認めるから。裏金を積んで合格させる時の口実にする。あとくるくるぱーの体育会系の先生は、当然大分でもどの地方でも多い。

ほぼ口約束で決まる。ここ十年で確立された気がする。これを日本としてどう考えるかが問われている。

市議会議員、県会議員がお金をもらう奴はざらにいる。とある市議会議員Hさんは確か、お重箱でお金をもらう、賄賂そのままか!ドラマか!ちなみに県教員にお金で入った人、私が知ってる数人は、中学校採用でした。今、小学生と中学生の授業の垣根をなくしたり、小中一貫校とか、その辺も教員を増やせる(コネを活かせる)口実にしてる(笑)
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