さんでんじです。

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就職が決まらない大学4年生。

2011-01-06 14:16:13 | Weblog
この前、テレビを見ていると、大学生の就職活動を特集番組で放映していた。その大学4年生は、当然ながら、大学3年の11月頃から就職活動を始めたという。もう1年前からとは、早くなったものだと感心する。しかし、企業側もそんなに早くから青田刈りをするなんて、人事の担当者も面倒なことだろう。なんかここに、大きなムダが潜んでいるぞ。そういえば、商社が大学4年次の夏から会社の説明会を開いたらどうかという提案があったらしい。これは、いいことだと思う。テレビに出てくる大学の4年生は、1年も前から就職活動をしている。全ての会社が、8月から説明会を始めたら、この大学生は、8カ月以上も無駄な活動をしなくていいわけだ。それぞれが、面談したり、書類をチェックしたりの手間が省けることだろう。

で、この大学生はこの時期まで、説明会に行ったり、書類を送ったり、面談した会社はなんと100社を超えるという。そんなに、行きたい会社が100社もあるというのかい。そのほかの大学生も、数十社以上は受けたという。そんなに手間をかけて、大学本来の勉強はどうなっているのか、これも気がかりなことだと思うけど。勉強よりも、就職活動を優先させてしまうこの状況を、なんとかしないと、大いなる時間と手間のムダだ。まさか大学生は、あてのない飛び込み営業でも繰り返しているのかい。そんな経験をして、本当に役立つのか。時間のムダ、手間のムダを、学生側も、企業側も繰り返している。

仮にですよ、50万人以上の大学卒業予定者が、100社以上も説明会を受けて、書類を出すとすれば、5000万通の書類が必要となる。そりゃ~書類を書く大学生も、書類選考する会社も大変だろうな。だから、就職活動の時期を夏休み以降から始めたら、こんな膨大なムダが少しは圧縮されるだろうに。平成22年の大学卒業者総数は56万人くらいだっという。20年前の平成2年は、40万にだったのだから、この20年で40%も増加している。平成2年に372校だった私立大学は、平成22年には595校にまで増えている。自民党政権が、お馬鹿な大学をボコボコと新設して、国会議員だった人がちゃっかりと大学の理事に収まっているのもある。それで、大学が赤字で、定員割れで、それでも私学助成金なんかで補助をもらっているのだから、呆れるよね。そりゃ、学生のレベルも下がりますって。

そもそも大学の数や、学生の数を増やしすぎましたね。だから、就職の内定率が下がったとマスコミは騒ぐが、増えすぎたからレベルも下がるのですね。20年で、大学卒業者が40%増えても、企業で必要な大卒者が40%も増えるわけがないのだから。それに、企業も優秀な外国人留学生を優先して採用しますから。彼らは、母国語、日本語、英語が話せるから、お馬鹿な日本人大学生が敵うわけがない。ま、そんなわけで、もうすぐ大学の入試なども始まりますね。受験生の皆さん。どうせ大学に行くのなら、歴史があって卒業生の多い、赤字経営でなく、定員割れもしていなく、国費のよる留学生の多い、そんな大学に行きましょうね。でないと、大学出ても、就職できませんよ。

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