早いもので、あれからもう1年が経ったのか、という思いと、この1年が凄く長かったという思いが交差している。ところで、なぜタバコを止めたのか、と聞かれると、その問いに対しては、医者がタバコを止めなさい、と言ったから、その忠告に従って止めたにすぎない。それが理由だ。その前から何日かの入院生活を送らなければならないことがわかっていたので、どうしようかと考えていたところ。その病院の建物施設内には、喫煙スペースがない。なんと丁寧なことに、病院の敷地内でのタバコはご遠慮くださいと、敷地入口の看板に書かれている。つまり、タバコを吸おうとすると、病院内のスリッパをシューズに履き替えて病院の建物を抜け出し、敷地外に出てからタバコを吸わなければならない。どう考えても、そんな面倒なことはできそうもない。後で考えてみれば、点滴の容器とか、その他の容器をカラダからぶら下げて敷地外に出たりしたら、絶対に守衛さんに止められるだろうね。そんなことを想像すると鬱陶しいので、前段階として医師の忠告に従って止めることにした。で、その3週間後の入院も、禁煙を続けながら過ごすことができた。ラッキーなことに入院は6日間で終わった。そりゃ~ね、今だって時々、タバコを吸いたいと思うことはありますよ。でも、ぐぐっと我慢。まあ、タバコを吸いたいと思う気持ちがぶり返すのは、禁煙から3年はあるらしいから。まだまだ、半分もしていないことになる。そういえば、先週に学生時代の友人たちと、ほぼ1年ぶりに会った。そのときに禁煙していた輩は、また喫煙を再開していた。タバコを吸ったときのクラッとする感覚が快感だそうな。その男は、タバコの禁煙外来に行って、禁煙は半年ほど続いたそうだが、効果もそこまでだったようだ。タバコを吸いたくなるのはストレスが積み重なるからで、なかなか克服できないよね。そんなわけで、私自身にもいろいろと深刻なことがあったから、長いようで短くもあり、早いようで遅くも感じる、禁煙1年であったのだ。つづく。かな。
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