1月25日 旅の最終日が来た。

ちょっと曇っているような、でも晴れているような。今日も、朝食のバイキング会場へ。メニューは、ほとんど昨日と同じ。別に、文句はない。昨日よりも、このホールは閑散としている。あの賑やかだった団体は、もうとっくに食事を済ませたのだろか。

ほとんど、昨日と同じメニューで済ませる。食事を出て、1階のホールを見やると、なるほど、人が多い。若いバスガイドさんが、不安そうに慌ててこちらへ走ってきた。どうも、観光客の誰かがいない様子。さっき、初老の人が、トイレに行くのが見えたもの。ホテルの関係者が、そのことをガイドに告げると、がっくり突っ伏していた。昨日、風呂にいた一団だ。このぐらいお年になると、お守りは大変ですから。おっと、私も気をつけよう。

部屋に戻り、ちょっとくつろいでいると、廊下ではパタパタと足音が聞こえる。まだ、9時半にも時間がある。しばらくすると、ガチャっと音がして、ドアが開いた。いゃー、すみません。けたたましい声がして、ドアは閉まった。そうだろうね、後片付け、次の準備、大変だもの。私たちは、そそくさと、部屋を出た。そういえば、三翆園の室内テレビは、大画面の液晶でした。宿で、液晶に出会ったのは初めてです。

1階でチェックアウトの手続きをしている間に、妻は宿の土産物売場へと行く。

済ませたあと、売店へ行くと、妻は宅配便の伝票を書いていた。差出人が、私の性。受取人が、岡山自宅の旧姓。早くこの矛盾も解決しなきゃね。タクシーで、高知駅に向かった。三翆園さん、ありがとう。でも、私たちには、大きすぎるホテルだったかも。