さんでんじです。

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椎茸の原木栽培と菌床栽培。

2010-03-13 21:28:56 | Weblog


椎茸って、原木栽培ばかりだと思っていたけど、近年は菌床栽培が普及しているらしい。原木栽培というのは、ナラやクヌギの木に椎茸の菌を植え付け、半年から1年以上をかけて栽培する。昔は、そんな椎茸ばかりだった。

しかし、今は、おが屑や綿がらにフスマや米ぬかなどの人工的な栄養剤を混ぜ固めたものに、椎茸の菌を植え、3~4カ月栽培して収穫する方法の菌床栽培が普及している。小売店で売られているエノキダケ、しめじ、マイタケもこのような栽培方法なので、誰もがご存知かと思う。だから、椎茸も短期間で大量生産ができるので、安い価格で販売できるわけだ。

だから最近の椎茸って、昔の椎茸より風味も香りも味わいも格段に劣っている。そんな菌床栽培の椎茸だから少しもおいしさを感じないんですね。

ところが、菌床栽培の椎茸で、この菌床が中国で作られて日本に輸入され、日本国内で栽培されて出荷されているものがあるらしいんです。そして菌床が中国で作られているにも関わらず、日本で栽培し出荷されるとスーパーの店頭では「国産菌床しいたけ」と書かれて売られている。これって微妙だけど、原産産地の擬装ですね。

こんな椎茸が、結構いろんなスーパーで堂々と売られているから、日本ていうのは不思議な国ですね。ま、私たち日本人の味覚が衰えて、椎茸のおいしさが区別できなくなったことも悪いんでしょうけど。スーパーに行ったら、表示をしっかりチェックしましょうね。私はスーパーでは買いません。道の駅か、農家の直売所で買うことにしますから。でも、いったい日本のどこで、中国からの菌床を栽培しているんだろうね。

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