午後3時前に、別府到着。昨年の年末にも、ちょっとだけ立ち寄ったが、駅のコンコースでは煙草の吸える場所が見あたらない。チェックインの予定時間も3時だったので、とりあえずタバコが吸える宿泊場所に向かうことにする。
海側へ、駅前広場を越えて、歩道のある広い通りをしばらく歩くと向かいの右手に、レトロな感覚の銭湯というか温泉、入浴施設がある。いつ頃たったのかしら、古そうだけどいい感じ、と妻が言う。
通りのこちら側は、金網のフェンスで囲まれただだっ広い空き地がある。前は何があったのだろうか。ここになにか施設を作るだけでも、雰囲気は変わるのに、建築計画の看板もない。ここ、なんとかした方が、いいな。なにか寂しいもの。
銀行やパチンコ店を通り過ぎると、焼けこげた建物があった。更地の中にぽつんとある住居ではあるまいが、なにかお店だったところか。早く取り壊すか、見えないように囲うかしないと、ちょっと印象が良くないですよ。
百貨店の横を過ぎると、幹線道路のような交通量の多い道路に出た。ここを越えると旅館だ。海沿いは高さを競うように、ホテル、旅館が林立している。その道路沿いの一角に、暗く沈んだ、手入れのない、周りをフェンスで覆われた建物がある。もうすぐ、解体されるのだろうか。これも別府の現状を象徴しているのかもしれない。
ホテルに着き、チェックインを済ませると、部屋の準備の間、ロビーで抹茶を味わう。かわいい金平糖が添えられていた。3粒、私はすべて食べた。妻は、1粒しか食べなかった。あっ、気にしてるんだ。そのことは、あまり触れないようにしよう。
仲居さんに部屋へ案内され、浴場、非常階段など、一通りの説明を受け、夕食券、朝食券のチケットを渡される。ん、ん、ん。部屋食じゃないんだ。ま、いいか。別の場所に、個室で用意されているらしい。仲居さんが出ていった後、冷蔵庫を開ける。げっ、スーパードライしかない。しかもアルコール類はビールだけで、ミネラル水とか清涼飲料はあるが。残念、日本酒が好きな私にとっては、お酒も置いてほしかった。
幸い、部屋を直ぐ上がった所が、温泉だった。さっそく、二人で湯に。もちろん、ここは男湯と女湯に分かれている。1階には家族風呂もあるらしいが、まずは大浴場。日曜日の夜の4時過ぎ、さすがに私ひとり。ほんのりと温泉らしき臭いが湯から立ち上る。私は知らなかったが、妻はちょっと口に入ったら、しょっぱいと言っていた。すぐ横が海だから、なのかな。温泉は、温まる。しばらくすると汗が噴き出す。まだ明るい、別府の街並みが望める。ほんとに、温泉はいい。長湯をしない妻に、5分くらい待たされたもの、よほど気持ちよかったのだろう。おかげで、私はちょっと冷えた。ま、いいっか。それで、少しでも妻の体重が減ってくれれば。
さて、食事。個室とはいえ、いわばパーテーションで仕切られた飲み屋のようなもの。でも、妻はなにより脚が伸ばせることに安心した様子。和室の部屋出しとなれば、女性だから正座となるわけで、ちょっぴり重りを持った妻には苦痛だったから。でもここは、宴会客の声高な会話、隣室の客の会話、仲居さん達のやりとりが伝わってくる。音が筒抜けなのだ。そんなこんなで食事が終わる。あとで、仲居さんがあまりお話をされてなかったですね、と言ったけど、その通り。会話のはずむものではなかった。その後で、妻とも話しをしたが、食事に大分らしさがなかった。品目は多かったけど、鮭のホイル焼きを出されたときは、思わず、ん、となったもの。やはり、妻も同様の感想だった。大分で鮭が獲れるわけでなし。
その土地ならではの顔、それが見えない食事には、いちばんがっかりさせられる。たとえば山奥の旅館で出される刺身。昔だったけど、唖然としたもの。そんなもの出さなくても、山菜とか地野菜とかなにか作れるでしょう、といいたかったもの。ま、日本人には刺身がないと満足しないバカが多いですから。らしさの主張がほしかった。私は、この食事で、早くも飽きが来てしまった。あと、食事は5回ある。そのことは考えずに、温泉を楽しもう。妻も、やはり同じ思いだった。
海側へ、駅前広場を越えて、歩道のある広い通りをしばらく歩くと向かいの右手に、レトロな感覚の銭湯というか温泉、入浴施設がある。いつ頃たったのかしら、古そうだけどいい感じ、と妻が言う。
通りのこちら側は、金網のフェンスで囲まれただだっ広い空き地がある。前は何があったのだろうか。ここになにか施設を作るだけでも、雰囲気は変わるのに、建築計画の看板もない。ここ、なんとかした方が、いいな。なにか寂しいもの。
銀行やパチンコ店を通り過ぎると、焼けこげた建物があった。更地の中にぽつんとある住居ではあるまいが、なにかお店だったところか。早く取り壊すか、見えないように囲うかしないと、ちょっと印象が良くないですよ。
百貨店の横を過ぎると、幹線道路のような交通量の多い道路に出た。ここを越えると旅館だ。海沿いは高さを競うように、ホテル、旅館が林立している。その道路沿いの一角に、暗く沈んだ、手入れのない、周りをフェンスで覆われた建物がある。もうすぐ、解体されるのだろうか。これも別府の現状を象徴しているのかもしれない。
ホテルに着き、チェックインを済ませると、部屋の準備の間、ロビーで抹茶を味わう。かわいい金平糖が添えられていた。3粒、私はすべて食べた。妻は、1粒しか食べなかった。あっ、気にしてるんだ。そのことは、あまり触れないようにしよう。
仲居さんに部屋へ案内され、浴場、非常階段など、一通りの説明を受け、夕食券、朝食券のチケットを渡される。ん、ん、ん。部屋食じゃないんだ。ま、いいか。別の場所に、個室で用意されているらしい。仲居さんが出ていった後、冷蔵庫を開ける。げっ、スーパードライしかない。しかもアルコール類はビールだけで、ミネラル水とか清涼飲料はあるが。残念、日本酒が好きな私にとっては、お酒も置いてほしかった。
幸い、部屋を直ぐ上がった所が、温泉だった。さっそく、二人で湯に。もちろん、ここは男湯と女湯に分かれている。1階には家族風呂もあるらしいが、まずは大浴場。日曜日の夜の4時過ぎ、さすがに私ひとり。ほんのりと温泉らしき臭いが湯から立ち上る。私は知らなかったが、妻はちょっと口に入ったら、しょっぱいと言っていた。すぐ横が海だから、なのかな。温泉は、温まる。しばらくすると汗が噴き出す。まだ明るい、別府の街並みが望める。ほんとに、温泉はいい。長湯をしない妻に、5分くらい待たされたもの、よほど気持ちよかったのだろう。おかげで、私はちょっと冷えた。ま、いいっか。それで、少しでも妻の体重が減ってくれれば。
さて、食事。個室とはいえ、いわばパーテーションで仕切られた飲み屋のようなもの。でも、妻はなにより脚が伸ばせることに安心した様子。和室の部屋出しとなれば、女性だから正座となるわけで、ちょっぴり重りを持った妻には苦痛だったから。でもここは、宴会客の声高な会話、隣室の客の会話、仲居さん達のやりとりが伝わってくる。音が筒抜けなのだ。そんなこんなで食事が終わる。あとで、仲居さんがあまりお話をされてなかったですね、と言ったけど、その通り。会話のはずむものではなかった。その後で、妻とも話しをしたが、食事に大分らしさがなかった。品目は多かったけど、鮭のホイル焼きを出されたときは、思わず、ん、となったもの。やはり、妻も同様の感想だった。大分で鮭が獲れるわけでなし。
その土地ならではの顔、それが見えない食事には、いちばんがっかりさせられる。たとえば山奥の旅館で出される刺身。昔だったけど、唖然としたもの。そんなもの出さなくても、山菜とか地野菜とかなにか作れるでしょう、といいたかったもの。ま、日本人には刺身がないと満足しないバカが多いですから。らしさの主張がほしかった。私は、この食事で、早くも飽きが来てしまった。あと、食事は5回ある。そのことは考えずに、温泉を楽しもう。妻も、やはり同じ思いだった。
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