今日の我が家の夕食はすき焼きでした。すき焼きって言葉を聞くと、なんだかワクワクしますね。めったとないご馳走だからです。で、メインの肉は、また今年も、100グラム380円と、880円の肉の、二通りを200グラムずつ買ってみました。去年は780円の肉だけのワンパターンだったんだけど、味の違いを知るためにね。とにかく比べてみるのです。さらに具は、春菊、えのき、椎茸、ごぼう、もやし、白菜、ねぎ、麩、しらたき、焼き豆腐。妻は、大根とタマネギを入れる、と言ったんだけど、それはご勘弁願った。すき焼きって、地方によって、入れるものがいろいろ違うんですね。
で、プレートを熱して、脂で鍋をこすります。あれっ、つるんと落ちて、瞬く間に溶けてしまった。なんだ、こりゃ。普通、すき焼きの脂って、結構しっかりしていて、脂をしっかり出すが、なかなか小さくならない。とうとう、具材と一緒に埋もれてしまって、甘辛くなった脂の固まりがブニョッと存在感を放っている。えいっとばかり口に放り込むと、ほとんど脂なんだけど、微かに牛肉の名残が残りながら、口の中でぶわっとしている。これを味わうのもすき焼きのひとつ、なんだけど、それが消えてしまったなんて、ちょっとさみしい。
まず、380円の牛肉を味わう。うん、柔らかく味わいも深い。さすが380円。次に、880円の牛肉を味わう。口に運ぶと、霜降りの脂がトロトロで、赤身肉はとっても柔らかい。味わいも、思いっきり深い。さすがに倍以上の値段のことはありますね。霜降り肉でこそ、すき焼きとしての真価が発揮される。さらに、野菜などにも、旨味のエキスをしっかりと与えています。ところで、特においしかったのが、焼き豆腐。妻が豆腐屋さんに買いに行くと、ちょうどおばあさんが豆腐を串に刺して、炭火の上で焼いていたという。そういえば、豆腐の横に3本ほど串の後があります。そんな焼き豆腐だから、おいしいはずです。水切りをしっかりして焼いてあるので、ほどよい硬さ。焦げ目のついているところが、香ばしいというか特においしい。こんなにおいしい、焼き豆腐ははじめて。いつも、妻が買いに行っている豆腐屋さんだけど、この焼き豆腐には大感激でした。奈良の地に、感謝ですね。てなわけで、おいしかったすき焼きも終了。陸、880円の肉のお味は、どう?あっはっは、親バカですよね。
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