平城宮跡、このままでいいのに。

りっちゃんも、大満足の平城宮跡です。誰もいないところでリードを離し、私と妻と遠くに離れて、行ったり来たりをさせようと。

陸～、おいでおいで。私の所に来たら、妻が、おいでおいでと叫ぶ。元気よく走っていく。さらに続けて、2往復したら、飽きたのか、座り込んだ。もう。そうでなくても、ちょっぴりメタボが心配、ま、いいっか。

ぐるりぐるりと1時間以上は、歩きました。ススキが逆光の中で光を放っている。きれい。私も妻も、脚がそろそろ目一杯。帰るとしましょうか。楽しかったね、りっちゃん。また来ようね。この日の行き帰りは、ゲロすることもなく、良かった。20分以内なら、大丈夫ってわけだ。

ところで、今日の新聞の地方版に、親しまれる平城宮跡を探ろうと、国土交通省も参加して30日にシンポジウムが開かれるらしい。どう復元したら広く親しまれるのか、などと考えを募るらしいが、またガサツな箱物を作るとしたら、バカみたい。

ここへ来て、1298年前を偲べばいいのだから。それより、奈良時代の歴史を、当時の暮らし向きを、ここで何があったか、どういう行政があったのかなど、しっかり知ってもらうことの方が大事じゃないか。あと、周りにもガサツな建物が多い。廃墟のボウリング場、じゃまだよ。とっとと壊したら。イトーヨーカドーも違和感がある。何を作るかより、周辺の建築物、もっと奈良らしくできなかったのかい。