さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

ミニホタテとえびの炒め物。

2016-06-23 20:53:52 | Weblog


なんてことはないありふれたおかずです。ミニホタテはパックから出すだけ。えびはパリンと皮をむいて下ごしらえが始まります。妻はえびをパリンとむく度に、足下を気にする。まだまだ、長年染みついた癖はなおりませんねえ。パリンと音がすれば、あっというまに猫の殿は下ごしらえをする妻の足下にまとわりついて、絶対に離れない。カラダをびろ〜んと伸ばしては、下からは見えないのにシンク横のまな板に前脚を伸ばして、どこかにあるエビを捕ろうとしている。さらに大好きなホタテもある。しかし殿はもういない。今日は殿が逝ってから、ちょうど一ヵ月。あっという間に時間は過ぎます。殿との思い出はもう増えることはありません。だからこそ、思い出をいつまでも大切に。私と妻との食事のひとときです。殿〜、テーブルにおいで。えびとホタテがあるよ〜。

夏色。

2016-06-21 16:17:23 | Weblog


廊下からリビングへの入口の暖簾を掛け替えました。妻がさをり織りでせっせと織り上げたものを、カタコトカタコトとミシンを踏んで。おっと、もう踏んで動かすミシンなんてありませんねえ。子どもの頃に、母がシンガーのミシンを使っていて、ミシンを踏むと大きな車輪のようなものがクルクルまわって、その車輪を通した革のひもが上のミシン台に動きを伝える。するとガチャガチャとミシンの針が上下に小気味よく動き出す、というものだった。もう今はそんなのないね。妻は今のミシンで、あっ、針折れた、とか苦戦しながら、上の引っかけ部分に布を重ね合わせて暖簾ができあがった。ブルーを基調にした、さをり織り独特の色使い。ま、すべて色は妻が選んだのだが、さすが夏色、とても涼しげだ。これだけで、部屋の中が模様替えした気分になるから不思議だねえ。

ぺたこん、ぺたこん。

2016-06-18 17:11:13 | Weblog


妻が言う。夫婦揃って、ぺたこん、ぺたこん、そんな風に歩いているね、と。ちょっと近所まで、久しぶりに夫婦で買い物に出掛けた。歩いて5分くらいの距離だけど。妻は膝が悪くって、あんまり早く歩けない。ところが私も脚の痺れるような痛みで、妻同様に早く歩けない。確かに妻の言うとおりだ。ぺたこん、ぺたこん。私も妻も揃って、ぺたこん、ぺたこん。帰り道は私が買物が半分入ったカゴを持ち、妻は残り半分を入れた買物袋を持ちながら、ぺたこん、ぺたこん。マンションに帰ってからも、その言葉が響く。もう妻と二人っきりだけど、どこまでも一緒に、ぺたこん、ぺたこん。


梅雨の晴れ間。

2016-06-16 18:40:58 | Weblog


今日は雨だけど、昨日のことだった。南の空を見ていると、もこもこと雲が沸き上がっている。夏らしい雲。入道雲に育つかねえ。なんて思って、よーく見ると航空機が飛んでいる。まるで雲に追い立てられ、逃げるように飛んでいる。たぶん東京方面から飛来して、伊丹に着陸するするんだろう。でっかい飛行機が、入道雲の前ではちっちゃく見える。翻弄されているように見える。優雅には見えない。必死に見える。あと、数分の辛抱だろうね。無事に着陸しろよ。

喫茶店で、まったりと。

2016-06-09 14:45:29 | Weblog


ショッピングモールに立ち寄った。いつもならだだっ広いフードコートに行くのですが、たまには喫茶店で、というわけでコメダに入りました。お好きなテーブルにどうぞ、といわれて見渡すも、席は空いているのですがテーブルに食べ終わった食器が残ったまま。あったあった、片付け終わった席がひとつだけあった。そんなに忙しいとは思えないんだけどなあ。ようやっと席に腰掛けて、その片付け終わらない席のテーブルを見ると二人分のガラスの器があった。その去った人たちは、コーヒーを注文したのではない。私たちは、私がアイスコーヒー、コーヒーを飲まない妻はココアをオーダー。本当は私も滅多にコーヒーを飲むことはないのだけど、ここんとこ便秘気味なので飲むことにした。ま、いつもいつも効くわけではないけど、無料でコーヒーが付いているとか、どうしてもコーヒーの香りがたまらなくって、というときにはあくまでも便秘解消の手段として飲むことにしている。妻ととりとめもない話をして、う~ん、こういうときに私からはなかなか会話が弾まないんだよね。だってそんなに話題のネタを持ってるわけでないから。ふと気がつくと、隣の席の器が片づいていた。しばらくすると、30代くらいの女性がその席に座った。何を注文しているかわからなかったんだけど、運ばれてきたのはガラスの器に入ったフラッペ、つまりかき氷だった。なるほど、その前に、片づいていなかった器もかき氷だったんだ。もう季節は夏なんだねえ。ぽろぽろと妻と話しながら、待ったりした時間が流れている。ちょっとしたくつろぎかな、喫茶店も良いねえ。

マンションに引っ越して、ほぼ1年。

2016-05-30 16:29:28 | Weblog


もうすぐ5月も終わって、暦は春から夏へ。私たちも去年の今頃に引っ越して1年が経ちました。そう、春が終わって夏が始まるんですね。春って、私たちにとっていろいろな区切りがありました。大分に引っ越したのも春だったし、奈良に引っ越したのも春で、このマンションに引っ越したのも春のギリギリ。奈良に帰ってから、母や父が亡くなったのも春だし、陸や殿も春だねえ。そんな春がこのマンションで終わってまた夏が始まる。1年のサイクルが通過しました。マンションの暮らし心地は本当に快適ですね。なにより、田舎出身でマンション暮らしが初めての妻がそう言っている。ありがたいことです。最初にこのマンションに住んでいた父は、「静かでええなあ」と言っていたが、それは父の耳が遠かったせいで、上や左右の部屋から物音は響いてきますが、不快になるほどのものではない。なにより気温の変動が、マンションのおかげでかなり緩和されている。夏は確かに暑いけど、風が通り抜けるので夜はエアコンがなくってもいい。そもそも奈良の夏の夜は涼しいんですよ。大阪の夜より、3度から5度くらい低いのだから。ベランダはちょっと東寄りの南向きだから西日であっちっちになることもない。冬も建物の一角というのはそれほど熱を奪われることがない。1フロアだけだから、階段の上り下りの必要もなく、ベランダ、リビング、トイレ、寝室など、それぞれの導線が短くってすむ。特に膝の悪い妻には好都合です。60歳を越えたらマンション暮らしが一番良い。知り合いにはいつもそう言っている。父もそれでマンションに引っ越したんだけど。ま、とにかく、また夏が始まります。

ブログを書き始めて、ほぼ10年に。

2016-05-25 17:23:57 | Weblog


とあるブログサイト入ってブログというものを書き始めてから、今に至るまでほぼ10年が経ちました。ブログサイトを引っ越したり、また書いているブログサイトが閉鎖になったりで、四苦八苦しましたが、こうして10年も書き続けたんですね。もちろん、近年は毎日ではありません。ともすれば1カ月に1回くらいにもなりながら、まさに消えそうでも一応踏ん張って続けてきました。10年ひと昔と言います。その間、私自身が結婚をして、その妻の連れ子たちと賑やかな生活をはじめた。その連れ子たちも、結婚生活最初の年に妻の連れ子、犬のワンチが17歳で旅立ちました。もう一緒に暮らしはじめたときは認知症が入っていたので、駆け回るってこともなかったけど。次の年からは私の実家の事情で奈良に引っ越した。このとき、犬の陸は9歳、猫の殿は11歳になったばかり。妻の連れ子たちは私のブログにもいろいろなネタを提供してくれた。2年前の3月に犬の陸が15歳で逝き、猫の殿が19歳で逝って。みんな逝ってしまいました。やはり犬や猫は短いですね。とうとう妻と二人っきりになりました。私たちこの秋は結婚10年目となります。もう二人とも軽く60歳を越えましたが、楽しい10年だった。妻と初めて会ったとき、妻は二十歳だったのにねえ。いろいろありましたが、また新しい生活をはじめるつもりで、妻と歩みます。ワンチ、陸、殿、みんなありがとう。今頃は3人そろって元気に遊んでいるかな。

昨日、猫の殿が逝ってしまいました。

2016-05-24 13:48:31 | Weblog


この数日はへろへろになっても懸命に歩いて、水を飲みに行ってはすぐそばで休んで横になり、しばらくするとまた起きて水を飲んでは横になる。起きて水を飲んで、今度はふらふらしながら歩き出す。私がどこに行くのかと見守っていると、トイレに入ってシーシーをする。こけそうになりながらトイレから出て、やっとこさベランダに出てはいつもの場所でぐったりする。近日はそんな様子が続く。日に日に衰えているのは私たちの目に見てわかります。ちょっと抱き上げてもすんごく軽くなって、カラダの感触も骨と皮だけになっている。見かねて時々妻がちゅるちゅるを開けた口に入れようとするのですが、前足でイヤイヤしながら顔を背けようとする。水をスポイトで入れようとしてもやはり同じ。猫のプライドなんですね。欲しいものは自分の脚で取りに行く。トイレも自分自身でしっかり済ます。砂かきはしなくなりましたが。もう一週間くらい前からいつも食べていたカリカリは全く食べなくなった。もう歯がダメなんでしょう。昨日の午前中に妻が殿の顔を見て、眼が白くなっている、と言っていた。眼も見えにくくなっているのかもしれない。昨日の朝も、いつものようにふらふらで時間を掛けて水を飲み、腰が砕けそうになりながらもトイレでしっこをして、ベランダの箱の中に入った。昼前頃に、いつの間にか箱から出てきてベランダのタイルの上でぺたっと寝ている。タイルの上はひんやりして気持ちが良いのでしょう。私がしばらくベランダを離れたとき、何か声が聞こえた。殿を見ると、ガアと口を開けながら前足を懸命に伸ばしている。それが2回、3回と続いた。一瞬けいれんなのかとも思ったけど、5回目くらいでお腹の動きのないのがわかりました。つまり肺が動いていない。声も出さない。カラダの動きもすっかり止まりました。胸の下だけ小さく微かにポコポコ動いている。心臓だけ鼓動を打っているのでしょう。手も口も頭も動きません。殿、殿、呼べども反応がありません。涙がぼろぼろ落ちてきます。しばらくすると胸の小さな動きもなくなった。逝ってしまった。殿も19歳。とっても高齢ですからいつかは、とは思っていましたが。2週間前までは元気にベッドにも上ってきて、いつものように私たちの間で寝ていたのに。もう動きません。数々の殿の思い出が頭をよぎっていきます。涙が止まりません。マットの上にベランダの毛布を敷き、殿を寝かせて前脚には大好きなお魚のおもちゃを挟みました。なんだかお魚で遊んでいるようにも見えますが、やっぱり動きません。そばにちゅるちゅるも2本添えて、さあ、これからお別れに行ってきましょう。殿、長い間ありがとう。本当にありがとう。

茶色いのは麦畑だった。

2016-05-21 14:36:12 | Weblog


先日、久しぶりにまほろばキッチンに行った。着いたのは午後3時の少し前だったので、売場も比較的人が少なかった。ま、平日だしね。こういう直売所は新鮮な朝採りが並ぶ午前中に来て、とっとと家に帰るのが鉄則なんだけど、この日はちょっと遠出のドライブ気分で。帰りは中和幹線をちょっとだけ東に走り、左折して県道14号線に入り北上した。するとしばらくして茶色い畑が見えた。何が茶色いの?え?え?よ~く見ると麦が実って、穂が茶色くなっているのだ。へえ~、奈良でも麦を栽培しているんだ。そういえば、大分にいたとき、日豊線に乗って宇佐市付近にさしかかったときに麦畑はよく見えた。宇佐といえば、麦焼酎の本場だからね。で、奈良って麦を作ってどうするの?まさか、奈良焼酎か?そうか、私たちが毎日飲んでいる麦茶だってあるもんね。初夏の実りはなにか香ばしそうだ。本当にこの麦、何に加工されるんだろうか。単に麦ごはん用だったりして。奈良ではじめて麦畑を見たような気がするな~。

そうめん、はじめました。

2016-05-18 11:05:46 | Weblog


爽やかな初夏ですねえ。でも日向を歩いていると、じんわりと暑さを感じます。昼ご飯は、いつも前日の晩ご飯で残ったおかずをいただくのですが、生憎、なんにも残らなかった。妻は、「そうめんでもしようか」という。なるほど、そうめんか。「いいね」と私が答えて、妻は下準備に入った。そしてできあがったのがこれ。ほの甘く煮た椎茸が入っているのが妻の実家に伝わるそうめん流儀だそうな。さらにミニトマト、キュウリ、小エビ、錦糸玉子、生ハムが入って、すっかりそうめんを覆い尽くしている。出汁ももちろん市販ではなくって、妻の手作り。かつお節から丁寧に出汁をとってできあがり。薬味も、ミョウガ、生姜、ゴマと揃って、いただきま~す。そりゃ~おいしいに決まっているでしょ。