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アダムとイヴ。

2019-03-31 | 文学
  3月31日 日曜日

 おはようございます。 年上の女性(イメージ)です。


日本人が人類の誕生物語(創世記)を読みますと、

「アダムとイヴ」 はこうなります。

この世界ではどうやらイヴ(女性)が主役のようで、

アダム(男性)が脇役にも見て取れるのです。

きっと、そうなのでしょうとも。

「男は女から生まれて、女に育てられる」

その通りなのかもしれません。

人類の始まりは女。男は現象です。

そういえば、日本神話に登場する

天照大御神も女性ですよね。

それに、女性の方が好奇心旺盛。(問題もありますが)

男性の方がつまらないことばかりしているところもそっくり。

勝利の女神がアグレッシブな者を愛する理由がよく解ります。

それにしても、

禁断の果実一つくらいで、神様も酷いことをします。

しかしそれでいて、

現実に労働の報いを受けたのはアダム(男性)。

最初に果実を食べた女性が美しさを手に入れて、

後から食べた男性が自然との闘いに挑むことになる。

ことは言を俟たない。

「アダムとイヴ」の侵した罪を救える者は女性でしょう。

この世の行程は定まっています。

人生は一本道でしかも折り返しがない。そして毎日の各部分には、

それぞれその時に相応しい問題が与えられています。

私たち人間はかろうじて善ですが、この世が楽園ではありませんから、

集団で管理監督する者は女の方が望ましいことは歴史が示す通りです。

社会を男性にばかり任せていては「アダムとイヴ」問題は

いつまでたっても解決しませんから。


一つ、気になるのは「蛇」の存在です。

「蛇」はその後、どこに消えたの?

悪いのはそいつ。蛇です。「アダムとイヴ」ではありません。

なぜかと言えば、

イヴは果実を食べてとても美味しかったので

独り占めせずに一緒にいた男性(アダム)にも差し上げた。

とっても親切ですね。

イヴはこっそりと隠れて食べたのではなくて、

パートナーに提供し選択肢を与えて、

決してアダムに強制していません。

問題なのはこの一部始終を

世の男性(アダム)たちは勘違いしているところにあります。

エデンの園から追放されたことを全部イヴの責任にして。

だからなのですね。男が労働に報いなければならないのは。

いつまでもエデンの園から追放されたくらいで

めそめそしていては男らしくありませんよ。

一緒に食べた仲です。どちらが先かの問題ではないのです。


   つづく。