きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

「そうだったのか!アメリカ」/池上彰さん

2015-11-15 | 読んだ本
最近老眼がさらに進む。今は本を読むのもメガネ(近眼用)をはずすようになった。
手元の料理を食べるのにもメガネをはずす。

この前のイベントの時に一応おめかしして久しぶりのコンタクトを入れてみた。たぶん手元の文字がもう見えないだろうと思ったが、本当に見えない。途中100均一で老眼鏡を初めて買う。(余談だがこうして行く前にコンタクトを入れたり老眼鏡を買ったりしていながら領収書が「納涼会」だったとはとても人に言えない。)

初めて買った老眼鏡で手元の文字を見る。見えるけれど、まだ見難い。一番度が低いのを買ったが、もう1つ上でよかったのだ。良く見ると50歳はもう1つ上の度数のようだ。それまでの近視が強いので今まで老眼を意識せずに済んだだけ。れっきとした老眼年齢だったのだと知る。(ちなみに一緒にメガネケースを買ったがその老眼鏡の幅がそれに納まらなかった、100均は注意である。)

その買ったばかりの老眼鏡で二次会の会費を集めることになった。手元の文字も見るのがおぼろげな上に、メガネをはずすともっと見えない。更に会費を集めようと手元以外を見ようとすると床がクラクラする。もうコンタクトは卒業なのだろうか。

さて先日「池上彰のそこが知りたい!ロシア」を読んで面白かったので、今度は池上さんの「そうだったのか!アメリカ」を借りてみた。まだ1/3も読んでいないが、さっそく新しい知識が入ったので書いておこう。

それはアメリカの開拓の歴史である。
イギリスから開拓者が渡って先住民を追い出したり(ヨーロッパから持ち込まれた病気で全滅した部族もあったらしい)、して開拓を進めたアメリカ。そのアメリカが東海岸からどうして西海岸までの広い領土を持つようになったのか。

テキサス(メキシコ領)やカルフォニア(スペイン領)は元々はアメリカのものではなかった。しかし東海岸からやってきたアメリカ移民が力に任せて、テキサスやカルフォニアもどんどん入ってくるのである。そこでアメリカ人の割合が増えてきた頃合に反乱を起こさせるのだ。その名目は独立運動である。そして独立した後にアメリカと併合させてしまう。(その他お金を出して買収した地域も多い)

こうして大きなアメリカ大陸ができあがると、今度は海を渡って開拓を目指すようになる。フィリッピンからスペインを追い出しアメリカ領土にし、ハワイも同じように大勢の移民を渡らせ最後はクーデターでハワイ王朝を引きずり下ろす。

しかしアメリカはそこで「略奪した」と言う意識が無い。自分達は神から与えられた指令によって正義の戦いをしていると言う意識があるからである。(それは宗教の聖典からの事情があるのだがここでは割愛する。)こうして「正義」の名の下に第一次世界大戦、第二次世界大戦に進むのである。

まだ1/3しか読んでいないが、ここの下りで、何か感じないだろうか。
領土を広げるというのは戦争ばかりではないのだ。よく外来種の魚が日本古来の魚をどんどん駆逐していくことがあるが、あれを想像してしまった。

中国人が日本の水源地を買い求めたりするのもそれに似ているし、韓国が終わったはずの戦争の賠償問題を繰り返し世界中に日本に非があるように見せかけるのも怖い。
沖縄では「琉球民族と本土」と言う考え方があるそうである。自分達は沖縄民族なのに本土の犠牲になっている、と言う考え方である。アメリカ軍への嫌がらせの中には中国勢力が多く混じっているというウワサもある。沖縄を日本から独立させて中国が併合するなんて可能性もアメリカの歴史を踏まえれば無くは無い。

これを読んで(まだ全部読んでも居ないのに)ますます私は疑問に思うようになった。
何が。「憲法9条があるから日本は平和」と言う概念がである。自分達が戦わなければ戦争にならないという概念である。今までそれが当たり前だと思ってきたけれど、そう思っているのは日本人だけなのではなかろうか。
今まで中国や韓国(など)は自国の建て直しでその余裕がなかったし、アメリカ軍に守られていたからでは・・?
もっとも中国に取り込まれてもかまわない、戦争さえしなければ後はどうなってもいいならそれも1つの考え方だろう。(しかし外来種の魚をやはり想像してしまう。)

引き続きこの本をまた読んでみよう。