きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

kekeとカラオケ

2013-08-28 | 息子keke
その日仕事から帰って来ると、ちょうどkekeがゴミを捨てに行く所であった。
自分の部屋を片付けたようである。

片付けてさっぱりした心境を察しつつ、カラオケに行かないか?と誘ってみた。
何故なら、今月まで有効のピール1杯券(人数分)があるからである。

この券をもらってから、何回も誘ってみた。
低く見積もっても5回は誘ったと思うが、そのたびに「1人で行って来れば」と言われる。
1人で行ってきても良いのだけど、ビールと言うのは「今日一日お疲れ様、また明日」と言う心境で飲むものである。
その最初の一杯をカラオケ屋の個室で1人飲む(しかもタダで)と言うのが何となくわびしく思えて、使えないでいたのだった。

たぶん今日もダメだろう、ダメなら今日こそ1人ビールを飲もうと思って、kekeにカラオケ行かないか?もうこのタダ券が今週いっぱいで使えなくなってしまうから、と言うと、「行く。」と言う。

「え!ほんと?!」と私は言い、さっそく出かけることにした。

そしてしばらく二人で歩くと、「あ!」と私は言い、「ビールのタダ券がかばんに無い。机の上に置きっぱなしのまま出てしまった。」と言った。そして戻ろう、と言うことになった。

歩きながら私は「ラッキーだったなァ」と言い、店のカウンターで気がついてももう引き返せなかった。今気がついたのは幸運のお告げだ。」と言う。

kekeは「また宗教か。」と言うので、「いやいや、ホントだよ。いつもいいこと、いいことを考えていると、本当にツキがツキを呼んでくるんだ、ほんとだって。」と言うと、「そんなわけない。」と言う。

「これは理論的にちゃんと説明できるんだよ。いつもいいことばかり見ていると、だんだん自信がついてきて、どんどんツキを引き寄せるんだよ。」
「自信がつく所までは分かるけど、その後はつながらない。」
「この前読んだ脳科学の本に書いてあった。人は相手の表情を見て自然に同じ表情にするクセがあるんだって。」
「それは知ってる。」
「だからたぶんね、たぶんだけど、いつもいいことばかり考えて自信がついてくると、自然に笑顔になるでしょ、だから周りの人にもその笑顔がうつって、そのそばに居る人がみんな笑顔になって行って、自分もその笑顔から笑顔がうつって楽しくなるんじゃないかって思うんだよ。」

私は階段を上がりながら「kekeもあと20年したら分かるだろう、私もkekeの頃は分からなかったし、ニコニコせずふてくされていた。」と言うと、kekeは「ふてくされてない」と言う。

そして、タダ券を取って、もう一度カラオケ屋に行った。
そして受付してもらい、ビール1杯と焼きうどんを頼んだ。

部屋に入ると私もkekeも歌好き&もったいない精神なので、さっそく入れよう入れようと言うことになり、ランバトにして、歌を入れた。

kekeが歌い終わって、私は「もうそろそろ歌ってる時にビール持って来るかなぁ」と言った。
「ああ言うのって、なんか気まずいよね」と言う意味である。でも歌を途中で辞めてしまうと、ランバトの点数が下がってしまうのだ。
まあええわと言って歌って、歌い終わった。

歌い終わったと思った瞬間、ビールを持ってくる人が入ってきた。
私はkekeの顔を見て、「ほらね、ついてるでしょ?ツキがツキを呼ぶんだよ。」と言った。


私はとっても楽しかった。
帰りに楽しかった楽しかったと何度もkekeに言った。