きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

半額の霜降り肉

2012-05-18 | 私の倹約術
kekeが晩飯の支度をしている間に、卵だけ買いに行く事にした。

卵だけのつもりだが、やっぱりキョロキョロ半額製品を見渡してしまう。
精肉コーナーでは、霜降りステーキが(1枚1280円ぐらいのもの)が半額で売られていた。

ステーキかぁ。。半額かぁ。。。
半額でも640円×2枚・・・・。
霜降りのこんなお肉は買ったことがないけど、半額だし、マックだってポテトをつければ二人で1000円ぐらいになるから、それを思えば霜降り肉に1280円払ってもいいわよね。

こうして私はしばらく霜降り肉をじっと見つめた。
賞味期限は今日だけど、この店なら明日でも食べられるハズ。。。

私は意を決して2パックをパタパタとカゴに入れ、「kekeに怒られるかも」と思いながら、レジに向った。。。


翌朝私は「今日の晩ご飯はステーキにしてほしい、昨日半額で買ったんだ」と言い残して出勤した。


そして家に帰ってくると、kekeは風呂に入るところで、「ステーキは?」と言うと「焼いて」と言う。
ご飯だけは炊いておいてくれたようである。
kekeが風呂に入る間に、味噌汁を作って、フライドポテトをあげ、もやしを焼いて、あの定価1,280円の霜降り肉を取り出した。
「ここは絶対に失敗はできない」とうなづき、もやしを焼いた後の熱冷めやらぬフライパンにジュー!と音を響かせ、焼いたのである。

霜降り肉でない肩肉みたいなので過去何回かステーキなるものを焼いたが、焼きすぎてパサパサになるか、表面しか熱が通ってなくて生き血みたいな汁状態になって、kekeはステーキが嫌いなのである。
だから、今回は必ず成功させなくてはいけない。

ジュー!と焼かせて、充分に焦げ目がついただろう時間を見計らい、裏返し。
よし、いい感じ。
そして後半、こちらもしっかり焦げ目をつけて、肉汁を漏らさずジューシーに仕上げるため、しかし火は通しすぎず、しかし生状態でもなく。。。

なむさん、と祈りに近い状態で火を止め、ポテトをもやしを盛り付けた皿に乗せた。

kekeが風呂から出てきたので、「今焼いたところだよ」と言い、「食べよう食べよう」と言った。
kekeが肉を切るので、「中は少しレア加減がいいのだが」と見つめたが、火はすっかり通っているようである。

そしてパクと食べるので「どう?どう?焼きすぎちゃったかしら?」と訊くと「んー」と言い、「まだ端っこ少ししか食べてないから分からない」と言う。

「焼きすぎてパサパサかしら?それだけが心配だわ」と言うと、「それはない」と言い、「やわらかい?と訊くとウンと言う。

それでは、と私も味噌汁を盛ったりしながら「いただきます」と食べると、

「・・・・・超うまい・・・やわらかくておいしい・・・。」

「おいしい!」と言うとkekeもウンと言う。
「全部火が通ってるのに、やわらかいね~」と言うと、ウンと言う。

「ただ、もうちょっと塩コショウした方が良かったなぁ」と言うと、「そうだね」と言う。
でも、ソースを掛ければ充分だった。

オイシイオイシイと連呼して、「なんかさぁ、あの何だっけ、ダウンタウンの浜ちゃんと伊藤四郎が司会で、『AとBでどっちが一流でしょう?』って言う番組あるじゃない?あれだとこっち、安い方の肉なんだろうけどね~うちらではすごく美味しいよね」と苦笑すると、kekeは「あれの方がたぶん高いよ」と言い、「この肉、幾らか見た?」と言うと、「(定価)1,280円だったから責任を感じて焼けなかった」とkekeは言う。

「でも、こんなに美味しいんだからまた買おうね。」と言うと「今度は二人で1枚でいいよ。」と言う。
そうだね、それでも充分だ、と私も思った。

そしてたらふく食べて、kekeはご飯も多めに盛りながら1枚ペロリと食べてしまい、私は2切れ残して、明日も続きを食べることにした。そして2切れを半分にして、4切れにした。

翌朝、kekeは早めに起きてきて、「ステーキの残りを食べていいか?」と言うので、「あーいいよ、どうぞどうぞ」と言うと、たったあれだけなのに、ご飯を山ほど盛って食べていた。
そして鼻歌を歌いながら、皿を洗い出した。

私は「行ってくるね。」と会社に出かけた。