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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

最強

2011-12-10 | 息子keke
予備校の先生と話をして、kekeがこの1ヶ月ほとんど予備校に行っていないことが分かる。

勉強法がぁとか受験云々と言うレベルの状態ではない。

私は怒りも尽き、力も尽き、とぼとぼと駅に向った。
先月はともかく、少なくても今週は予備校に行っているものだと思っていた。
特に悩んでいる様子も無かったし、この数日は夜中に電話で笑ってもいたぐらいである。

しかし普通に家を出て、行ったフリをして帰ってくるぐらいの事はするであろう事も予想できた。


家に帰るとkekeにいったいどうするんだ?と言う話をした。
もう怒る力も無かった。

いったいこれから、この子の人生はどうなってしまうのだろう?

kekeにはさほど深刻さはなく、予備校に遅刻してしまうと裏口から入るから出席になってないんだ、と言う話である。
しかし、毎日そんなアホな事をしてるわけではあるまい。

勉強の成果が出ないのは、人と同じようなスピードで勉強ができてないからだと思うとも言っていた。
それなら、人より勉強時間を増やすしかないのだが、そんなにがむしゃらな努力はしたくないらしい。

しかも、バイトをしながら家で勉強したいような事も言っている。
一日中は勉強に集中できないし、バイトして何がしたいのか探したい、家で勉強なら金も掛からないから、親にも迷惑は掛からないと思ってる。

夜にもっと真剣に勉強できないものか?とネットを辞めて勉強に専念するようにも言ったが、それだけは絶対にイヤだそうである。
入ったばかりの予備校では友達も居ないし、どこにも誰とも話ができなければ死んでしまう、とまで本人は言う。

それも分からんではないが、しかしそんな悠長な気持で大学に受かると思っているのだろうか。
落ちて、地の果てまで落ちなければ、分からないのだろうか。

しかも救いようがないと思うのは、本人ほんとに困ったら死ねばいいと未だに思っているのである。
「死ねばいい」と思うから、必死に何かをする必要が無いのである。


予備校の先生にも調子よく「これからは頑張ります」的なことは言っているようで、まぁ考えてみれば、ROU君だって、辞めるのヤの字が出るまでは、まさかそんな事を考えてるとは想像つかないような素直な好青年であった。
(そのぐらい感情を隠す知恵はあるんだよ。)

それでも今日は一緒に飯を食べて、TVを見た。
「あぁ勉強しようかな」と私は言った。

本当に勉強は最近まったく手付かずだった。
誰も好きでこんな事するわけがない。
目的がなければできないことだ。

普通はこのままずっと生きていくと思うから、稼ぐためには仕事につかないとならないし、そのためにはどんな準備がいるのかとか、逆算して今を頑張るのである。
しかし、kekeの場合は最初に「死んでもいいや」があるので、何も頑張らないで済んでしまう。

「それでは好きにしろ」と言う言葉しかないのだが、そんな事を言うとG子はまた怒る。
(でも、今はそんな感じ)

どうしてこんな息子に何かを期待しないとならないのだろう。
結婚なんてしなくてもいいし、女にもてなくてもいいし、最悪死んでもいいと思っているから、ある意味揺るがすモノが何も無く、最強である。