斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

これからの雪対策について

2018-04-25 19:11:04 | 議員活動
Q斉藤議員
5問目、これからの雪対策について。道内でも幌加内、倶知安町に続く
第三の豪雪地帯と言われるニセコ町は、約半年近くのあいだ、雪とともに
過ごします。倶知安町には「倶知安町みんなで親しむ雪条例」というのが
あります。この条例の目的は、「町民みんなが雪に親しみ、雪による生活
の支障を克服して、雪を資源として積極的に活用する施策の基本となる
事項を定めることにより雪対策の総合的な推進を図り、もって町民生活の
向上と活力あるまちづくりに寄与することを目的とする」とあります。
私は、ニセコ町もこの雪条例の精神に倣い、雪とは何か、雪とはどういう
ものか、雪に対する親雪、利雪、克雪の3つを柱として、町と町民が
ふだんから話し合いを持っていく必要があるのではないかと考えています。
ニセコ町は、年々国内外を問わず移住者がふえてきています。
雪についてよく知らないまま雪の魅力に憧れて、ニセコを選んで移住して
こられる方々も多くおります。入植当初から代々住み続けてきた先住民の
方々も、それから近年に移住してきた新住民の方々も雪への見方を改めて
検証し、改善策を一歩でも進めていくことが今後の雪対策への課題と考え
ますが、町長の見解を伺います。

A片山町長
雪は、ニセコ町にとって大きな観光資源の魅力であるとともに、肥沃な
農地や私たちの良好な自然環境、水環境を維持する上でも大変価値のある
大切なものであると思っております。しかし、一方で除雪、排雪という
大きなエネルギーと私たちの生活や産業を守るために多くの経費を要する
面もございます。本町では、これまでも親雪、利雪、克雪を暮らしに
生かすシーニックナイトや各スキー場でのイベントも多く行われている
ところであります。斉藤議員のご指摘の視点も大変重要なことというふうに
考えておりますので、具体的な提案があればまたご教示賜ればありがたいと
思っております。よろしくお願いをいたします。

Q斉藤議員
私は、雪に関する質問を過去に2回行っております。除雪の問題と、
それから置き雪の問題です。今回近隣町村は除雪対策をどのように
しているのか、蘭越町、倶知安町、真狩村の雪管理課に伺い、雪対策を
自治体側としてどのように考えているのか伺ってきました。そこで、
今までは町民の苦情ばかり聞いてきたのですが、これでは問題は解決
できないのではないかということを感じて、今回各町村の雪対策に
ついて伺って参りました。なぜこんな質問をすることになったかと
いいますと、近隣町村の管理課で雪対策をやっていらっしゃる方は、
このまちに生まれ育って、生まれたときから雪とはこういうものだ
という観念があり、現状の雪対策について何の不思議も感じていない
わけです。ある方はこのようにおっしゃっていましたが、まず、
早朝から除雪車の走って来るのを待って、除雪車が走ったら
すぐ飛び出していって雪かきをする。それがもう当たり前になって
いるので、何んの不思議はないという答えが返って来ました。
ところが、移住してきた方たちは、こうした雪国の習慣を知らないので、
除雪車が通った後すぐ除雪しなければ雪が固まって非常に大変なことに
なってしまいます。それで置き雪で道路が塞がれ、車が出せないとか、
いざというときに家から出られなくなり、救急車が来たときどうするのだ、
町は何とかしてくれないのか、ということで非常に町と対立してしまい
ます。いざというときはどうするのかという問題ですが、これは経費を
かければロータリー車を走らせるとか、除雪のスピードを落とすことで
かなり問題が解決されることになると思いますが、経費がかかりすぎる
ことと時間内に除雪が間に合わないという問題があります。移住してきた
方々と、もともと地元にいらした方々の雪に対する感覚や考え方が非常に
違うのだということを私は身をもって感じました。
大変なのはみな同じなのですが、雪に対する対応の仕方や考え方が違って
いるのです。そこをどうするか雪対策の考え方について地元の人たちも
含めて話し合いの機会というのを町民側、行政も含めてしていかなければ
ならないのではないかなと思います。そこで一歩でも改善策を進めるため
には、“雪”に関する話し合いの場を設けることで互いに“雪”に関する
問題を話し合う機会を設けていくことが大切ではないかと思います。

つい先日ですが、新聞に京極町と共和町で子どもたちが除雪ボランティアを
やっているという非常にすばらしいニュースが出ておりましたが、ニセコ町
でも町の職員とか地域おこし協力隊の方とかがボランティアをされていると
思いますが、今の時点で経費を増額しないで何とかするにはもう少し雪に
対するボランティアや、そういう協力する人たちを集めることが必要
ではないか、そしてそこで交流して雪に対する思いを共有していくという
やり方が良いのではないかと思っています。ニセコ町はこうした組織や
活動はどのくらい進んでいるのでしょうか。

A片山町長
今言われたのは、除雪のボランティアがどのぐらい数があるかということ
でしょうか。

Q斉藤議員
もっとそうしたことを検討していっても良いのではないかと思っています。
今の段階では改善策、検討策として話し合いの必要性があると思っています。

A片山町長
それぞれの職員組合もそうですし、あるいは建設協会の皆さんも除雪
ボランティアとかいろいろやられていますけれども、そういうものを
もう少し集大成したような何か協議会みたいなものがあったらいいのか
というようなご提案なのでしょうか。また本会議終わった後にでも
ご意見伺って、どんな対応ができるのか検討させてもらいたいという
ふうに思います。よろしくお願いいたします。

A折内保健福祉課長
斉藤議員からの今のご質問の除雪ボランティアの関係ですけれども、
とりあえずといいますか、社会福祉協議会のほうで、ことしも非常に雪が
多くて、例年ですけれども、除雪ボランティアというのを募集して活動して
ございます。その部分につきましては、毎回社会福祉協議会のほうで募集を
かけてやっておりますので、その部分ではボランティアの育成という部分で
進めておりますので、ご理解のほうよろしくお願いします。




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