斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

今年のニセコ町敬老会

2016-09-09 19:13:03 | 町の行事
今年度のニセコ町敬老会がヒルトンニセコビレッジで開催されました。
この敬老会には通常議会からは議長、副議長、各委員長の5名(今期は委員長が
兼任なので4名)が来賓として招待されますが、今年は私が3月議会で行った
一般質問「『長寿祝い金』の見直しと『敬老会』のあり方について」を受けて、
全議員に敬老会を体験してもらおうとの趣旨で招待されることになりました。

この件について議員数名から「一般質問を受けて」の招待なら、参加費を支払う
べきだとの声があり、私も会費を支払うべきだと考えていましたが、敬老会を担当
する保健福祉課と話し合った結果、今回は議員全員がご招待ということになりました。
今年の敬老会への参加者は他の行事と重なったこともあり、例年より少ない160人台
とのことでしたが、来賓、招待客を含めると約196名とのことです。

88歳のお祝い対象者は16人、77歳のお祝い対象者は54人でそれぞれ5万円と3万円
のお祝い金が送られました。他には結婚50年を迎えたご夫婦8組が招待され、
記念品が贈られました。

敬老会は11:30分から13:00までで、帰りは5カ所の地区別送迎バスに乗せてもらい、
自宅近くまで送っていただきました。
バスに同乗していた民生委員さんもおっしゃっていましたが、何よりお元気で足が
達者でないと「敬老会」には参加できないようです。その通りと思います。
毎年この敬老会に参加される方は30%未満です。

現在の敬老会のように75歳以上の高齢者のみを対象にしたヒルトンホテルで
コース料理をいただきながらのお祝いではなく、もっと小規模でもその地区の皆さんが
集まって、仮にお赤飯ひとつ、紅白饅頭ひとつでも、それぞれの持ち寄りでも,
みんなで温かくお祝いしてあげられないものか、いろいろ考えさせられました。

2010年(平成22年)北海道大学公共政策大学院主催の地方議員向けセミナーに参加した際、
鷹栖町の議員さんからの発表があり、まちの誇れる事業の一つに鷹栖町の「長生き感謝祭」
がありました。「長生きさせてもらってありがとう」の感謝の気持ちから、社会福祉協議会が
主催し、老人会が自主的に開催し、元気な高齢者が今こうして健康で長生きしていることに
感謝して、町民センターで文化祭のような芸能発表会を開いて、むしろ町民を招待するものです。
センターでは出席した町民全てにお赤飯とお茶が振る舞われ、一度に入りきれないため、
入れ替え制にしているとのことでした。

今年2月に鷹栖町役場に電話で問い合わせたところ、感謝祭への行政からの助成金は33万円、
老人会からは46万円の経費で賄っているとのことでした。

人口7100人、高齢化率30%以上の鷹栖町では長寿祝い金は米寿からで商品券で2万円、白寿は
現金で3万円、百歳以上はお花が贈呈されるそうです。その経費は150万円です。
(77歳の喜寿の祝い金は廃止)

ニセコ町の高齢者の健康寿命を考えると、他の自治体の例を参考にニセコ町ならではの
敬老会のあり方を検討していくことがこれからの課題ではないかと思います。



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