斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

ポケット版 ニセコ町まちづくり基本条例 

2019-01-05 22:27:00 | 憲法


年末から部屋いっぱいになっている書類の整理をしていたら、ニセコ町まちづくり
基本条例検討委員会会議録が出てきました。
2007年、確か第2回目になるまちづくり基本条例検討委員会の公募に応募して委員
になりました。この議事録はその時の検討委員会の6回目になる2008年2月9日(火)
の13:30~16:15までの記録です。

この日は九州大学の田中孝男准教授を招聘し18:00からのまちづくり町民講座と
あわせて助言を頂きました。その中で私は開口一番にこんな発言をしています。

「(まちづくり基本条例は)町の憲法として存在している・・・・とても重要なもの。
ポケット版のようなものでも作って日本語版だけでなく英語版も作成したほうが
いいのでは。手帳サイズならいつでも持ち歩けるし、何かあったときに条文の確認
などがしやすい。」

またこんな発言もしています。
「みずから政治」という言葉もあるように、政治や議会がもっと身近なものとわかって
もらうことが大切。どうすれば議会は変わりますか?」
それに対して田中孝男准教授は、
「議会議員10人の中で、やはり改革したいという人が一人でも出てくること。
慣例を破りたいという人が出てくると、周りは潰せなくなる。選ぶのは住民であるので、
住民が議員を育てていくということ。」
(委員)「議員が普段なにを活動しているのかがさっぱりわからない。」
准教授「なかなか普段(の活動)を知られない。だから地方議会不要論になる。」

他にもクオータ制、男女共同参画について意見を述べました。
そして条例の31条に第2項を新たに設け、「前項(公募)の委員の構成に当たっては、
一方の性に偏らないよう配慮するものとする」項目が追加されました。
事務局は「とても大きい前進」と評価しています。それに対し田中准教授はこんな助言も
しています。「31条2項に男女共同参画について書くこと・・・こういう言葉を出すだけで
バックラッシュがありうる」と。他にも女性の政治参画に関する意見を述べています。
 
あれから10年が過ぎました。
「ニセコ町まちづくり基本条例」が私たちニセコ町民にどれだけ生かされ活用されている
か常に検証し行くことが必要です。
私は常にポケット版「ニセコ町まちづくり基本条例」を携帯しています。
みなさんもぜひポケット版を活用して下さい。


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