大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

薄平突鑿  銘 是近

2013-01-31 13:25:23 | Weblog
この鑿の刃は昨年 流通センター骨董市で購入した物だ。 柄が付いて無かったので、暫くは そのまま放置して置いたが、思い立って柄を付けて見た。 友達の工房には木工旋盤も有るが、それは使わず今回は 角棒から鉋で柄を削り出して見た。 若干いびつだが、使用上問題は無いだろう。 材料は友達からもらった、ホワイトアッシュを使った。 結構ねばりの有る材料の様だった。 比較的上手に柄を付けられたと思う。 柄には少し着色して、OILを塗って乾燥待ちの状態。 これを使う事は余り無いが 刃だけでは 何処かに紛れてしまう可能性が高いので、使える道具の状態にして置くほうが良いだろう。 これで是近もきっと喜ぶと思う。
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餅焼き網

2013-01-25 12:52:58 | Weblog
用事が有って 府中まで出かけた。 大国魂神社はもうすぐ節分なので、その準備を行っているようだ。 これから屋台も出て 参道は賑やかになるだろう。 府中にある伊勢丹デパートの中に フォーリスと言う専門店街が有る。 その中に金物屋 大和屋が有るので、時々覗いて見る。 此処には道具類の良い物が時々出ている。 清久の鑿なんかも置いてあったり、目次さんの切出しも有った。 今日も行って見ると 魚焼網が幾つか置いて有った。 田舎の母は良くストーブの上に 網を載せて 餅やパンを焼いている。 その網も大分使い込んで傷んで居るのは知っていたから、買ってやろうと思い見た。 するとこの極太の網が有った。 22センチの四角だが 網目の材料が太くこれなら、長く使えそうだ。 値段は3200円と とても餅焼き網とも思えない物だが、これなら一生物だろうと思い購入した。 近々田舎にも帰らねばならないし、丁度良いお土産が出来た。
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子供椅子の製作

2013-01-24 11:14:16 | Weblog
友達の工房に時々行く。 この工房の隣りは大きな材木屋だ。 此処は建築材が主力の様だ。 その材を見ると 素性の良さそうな 栂材が置いて有る。 これは人工乾燥した材だという。 36×45×4000の材を二本買った。 これで1100円と随分安い様に思う。 取敢えず1メートルに切ってもらって車に積んだ。 材は柔らかくて鉋削が 楽で逆目も立ち難い。 その材を利用して、この椅子を製作した。 オリジナルの設計は柿谷誠さんで 本にある写真をと外形寸法を見て、 自分で適当に図面を引いて作成した。 何となく似た物が出来た。 本物を見てないので 何とも言えないがコピー椅子の製作と言えるだろう。  オリジナルは強度を持たせる目的で抜きホゾを使っているが、私はそうして無い。 理由は これを壁際に置いて 座面に花瓶でも置いて 花を飾るインテリアの一つと考えるからで、実用なら栂では弱いだろう。 作って見ると なかなか良いプロポーションだし もう一度作り直しても良いと思うが。 取敢えず オイルを塗って仕上げてみた。 まだ若干匂うので 作業場に置いて乾くのを待っている。 
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CDプレーヤの購入

2013-01-21 23:40:02 | Weblog
先日 秋葉原に行ったのは、CDプレーヤを買う為だった。 以前から使っていた機種は この所調子が悪くて、上手く読み込めない時が多くなった。 今は電源を入れて暫く置かないと 全く動作しない。 どうも光ピックアップが弱って来たのでは無いかと思う。 そこで思い切って買い換える事にした。 一応 それ程高くない機種で最新の物に 目星を付けて行ったが、買ったのは それとは違う機種だった。 この方が音がさっぱりしていて好ましく思えたからだ。 本日夜 届いたので開梱して セットした。 音を出して今の所エージング中だが、一応満足できる。 この機種で 今の所十分満足出来る。 電源コードや 接続コードを替えて 音の変化を楽しめるしまだやる事が有るから 暫くは 楽しい時間が持てそうだ。この機種は比較的薄型で すっきりしたデザインで 良い。 写真を見れば機種は判ると思うが、此処では機種名は出さないで置こう。
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ポケット顕微鏡

2013-01-21 23:21:30 | Weblog
秋葉原に久し振りに出かけた。 駅前はすっかり変わっていた。 以前有ったお店はどこに行ったのかさっぱりわからない。 千石電気と言う所で このポケット顕微鏡を購入した。 倍率60倍~100倍で 電池と高輝度ライトが付いている。 ちょっと焦点深度が浅くて醜いが、上手く調整出来れば良く見える。 これで1400円は安いと思うが。 中国製の様だが、LEDは日本製を使っていると書いて有る。 これで刃物の刃先を見ると、研ぎの様子が良く判る。 この顕微鏡で見て 綺麗に研げていれば刃はまず問題無いと思う。 研ぎの上手 下手は言い訳出来ないほどはっきり判ってしまう。 ところが刃先が研げていれば切れるかと言えば そうでも無いのが鉋の難しさだ。鉋をシステムと考えれば、刃先以外の台やそれを使う使用者の熟練度合いで切れが決まる。 まずは刃先が研げてなければ話のならないから、この顕微鏡を使い 刃先の状態を確認しながら 研ぎの練習でもしようか。

この顕微鏡を使い刃先を観察してみた。 なる程結構良く研げたと思っても、拡大すると結構傷が残っている物だ。 この傷を全て取り去るのは大変だと思った。 砥石も選ばなくてはならないし、奥の深いものと改めて納得した。 
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CDの購入

2013-01-20 18:29:22 | Weblog
先日 用事が有って府中まで出た。 駅前の住友銀行の隣りに デパートがある。 その祭事場で 山野楽器の支店が CDの安売りをやっていた。 そこでこのCDを購入した。 輸入品らしいが クラッシックは半額となるようだ。
一つは クープランの室内楽作品集 7枚組み、 もう一つは ノクターン集(夜想曲集)で4枚組です。 ショパンの夜想曲は有名だが それ以外は私も聞いた事が無い。寒い冬の夜は 静かな曲を聴いて 安らかに過ごすのが 良いだろう。 残念な事にCDプレーヤの調子が良くないので 今買い替えを検討している。 いずれはネットオーディオに移行するから まあ安物でも良いと思う。 そこで秋葉原に行って 購入を決めた。 来るのを楽しみに待っている所だ。  
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塗師屋包丁

2013-01-20 18:16:03 | Weblog
先日のボロ市で手に入れた最後の品物です。 これは塗師屋包丁では無いかと思うが、実物は見た事は無く、確信は持てない。  漆の様な 粘度の高い物を塗るとき、へらで木地に刷り込む時がある。 この時使うヘラを削る時に、この包丁の様な物で削ると言う。 確かに削っている写真を見た事がある。 業者は大工さんの道具箱に有ったというので、或いは違う物かも知れない。 刃渡り145ミリ 刃幅30ミリ程度でかなり使いこんだ感じがする。 桐材で出来た鞘を見ると 元はもっと刃幅の広い それこそ包丁の様な感じだったと思う。 道具箱の2段目の奥にそっと仕舞って有った。 値段を聞くと二千円と言う。 結構強気だ。 少しまけろと言ったが 駄目だと言う。 まあ仕方無いと諦めて 言い値で買って来た。 こう言う物は滅多に出ないから仕方無いだろう。 帰って研いで見たが 結構良い研ぎ味だった。 鞘には 少しカシューを塗り 手入れしてみた。 柄は矢張り桐材の様だ。 先の斜めに切り落とした部分で削ると 案外と上手く削れる。 便利な道具が手に入ったと喜んでいる。 さて銘だが達筆で上手く読めない。 一為としておこうか。
 
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畦挽き鋸 銘 二見屋市五郎

2013-01-18 22:45:11 | Weblog
畦挽き鋸を入手した。 前掲の鋸と含めて二丁購入した内の一つだ。 刃渡り135ミリ 刃幅 75ミリ有り 普通の畦挽き鋸より 一回り大きい。 これは普通の両刃鋸を改造した物か、専用に作った物か不明。 柄は杉材を使い 根元にには籐に替わりビニール紐を巻いて補強した物だ。 安物の柄に思えるが、他の二見屋甚八鋸も 同じ様な柄なので、これが普通かも知れない。 市五郎と言う銘は  平澤一雄著の鋸には 載っていない。 二見屋系の傍流の鋸鍛冶かも知れない。 かなり赤錆が出ていたが サンドペーパーで綺麗に落ちた。 横挽きに2~3箇所 縦挽きに1箇所 刃の欠けが有った。出来れば目立てに出して見たいが、それ程価値の有る物か、見極めが付かないので 今は検討中。 二丁で700円だったから これは使えれば買い得だったと思う。
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両刃鋸 七寸 銘 両角倉蔵

2013-01-17 17:58:36 | Weblog
名倉砥石を買った業者から、この鋸を買った。 二丁で700円だった。 私は鋸を見る目は持たないから、こう言う骨董市(ボロ市)では 普通は買わない。 しかし今回は何となく買ってしまった。 かなり赤錆も出て居たが、それは取れると思った。 私の郷里山梨の隣り長野県 諏訪の鋸だから何となく身近に感じた。 実家から車で一時間も掛らない所だ。 それにこの鋸はさびてはいるが、刃の欠けは無い様だ。 信州チノ 玉川 両角倉蔵 と銘が有る。茅野の玉川村 両角さんが作った鋸だろう。 平澤一雄著 鋸の本を見ると 両角 倉蔵は三代まで載っている。 その何代目が作った物か不明。 柄は桐で根元部分に蔓が巻いてある。柄は若干 太めな感じで 素朴な田舎の鋸と言う所か。 このままでも一応使えるが 取敢えず目立てに出して見ようかと思う。 首の部分に銘と一緒におかめの様な顔のマークが有る。昭和30年代から40年代 諏訪鋸の生産は盛んだったらしいが、当時はまだ学生だったし、全く興味も無かった。 とにかく寒い所で 冬には行きたくない所だったが 良く見ておけば良かったな。 
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名倉砥石

2013-01-17 17:38:06 | Weblog
ボロ市は生活物資を買うような市では無く、まあ一種の遊び市だろう。 どんな物が出て来るか判らないから、取敢えずこまめに歩いて見て廻るより仕方無い。 通りの一番外れの 業者からこの名倉砥石を買った。 300円だった。 名倉砥石とは 砥石の表面を摺って、目詰まりを防止して、研ぎを円滑にすると言う所かな。 見るとオイルで砥石をすったらしく、鉄粉とオイルで汚れたえたいの知れない格好だ。 黒名倉は持っているが、余り良い物では無い。 これは黄色いような 赤いような色だが 正式に何と言う物か不明。 コマとかボタンとか層で色々呼び名が有るように聞いている。 そんな大した物では無いかも知れない。 業者は床屋さんが持っていた物だと言っていた。 2~3個転がって居たから、この値段なら全て買えば良かったかも知れない。 家で先日買った仕上砥石を摺ってみたが滑らかな感じだ。 まあまあ使えそうだ。 もう30年以上前になるが、黒名倉を道具屋で購入した。 その時白とダイダイ色のぶちなった名倉砥石が有り、綺麗なのでこれを買おうとしたら 8千円位した。 当時私に買える金額では無く 諦めたが あれに似た物なら嬉しい。 しかし全身黒く汚れて 普通ならちょっと手が出にくい代物だ。 まあこの値段なら買って置いて良かったと思う。 
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