大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0098 政範鉋の削り

2017-03-31 16:32:02 | Weblog
今回は仕込みが少し緩いかも知れない。 ボセはそれ程粘りも無いので、強く仕込むと割れると思い 少し削り過ぎたかも知れない。 刃は研いで見ると地金が硬い様に思う。 それでもやっと研ぎ上げて 台を均して少し削って見た。 まあまあの削りが出来た。 不思議に材に艶が有る様だ。 触るとツルとした感触だ。 駄目鉋と思ったが 思った以上に良く切れた。これで少し安心してまた引出に入る。 削れればまあ嬉しい物だ。 
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0098 政範鉋台打ち

2017-03-31 10:44:59 | Weblog
そう言えばこの鉋は 高幡不動骨董市で買った物では無いかと思う。 相当昔に手に入れたが切れた記憶は無い。 台も良くない。頭部に割れが有る。 色々手当して少し使ったが駄目だった。 そこで今回台を打ち直す事にした。 その前に刃を研ぎ直した。 若干斜めに研がれいた様だ。 一旦刃を引いて再度刃を付け直した。材は今回もボセを使った。 見た所は赤ラワンみたいだ。 余り硬い材では無いので比較的穴は掘り易い。 2時間ほどで掘り上げて刃を入れて馴染ませている。 これで切れる様なら嬉しいが。 削れるまでにはもう少し時間が掛かる。 銘は 政範としているが 自信は無い。 あるいは誤読の可能性もある。 今回も台にラックニスを塗って有る。 こうして鉋は段々と新しい台に入れ替わっていく。 古台をどう活用しようか思案中だ。 当面鑿の柄にどうだろうか。
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燕三条地場産センター物産館

2017-03-30 19:28:01 | Weblog
久しぶりに新潟の温泉に行って来た。 村杉温泉と言う所だ。 生憎雨模様で外歩きは全く駄目だ。二日目は少し見学して午後からこの地場産センターに寄った。 此処で以前から欲しいと思っていたペティーナイフを購入した。1万円弱の普通の物だ。 少し物産を見学した。 今日は平日で何もイベントは無く お客も少ない。 包丁の類は色々置いて有り 普通の金物屋より選択の余地は多いので見る価値はある。 値段は高いのか安いのか不明。 まあ好きな人は楽しめる所だ。 カタログも色々置いて有ったのでもらって来た。 私が持っている競馬印の端金を作る会社のカタログも置いて有った。 参考になった。 
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セン

2017-03-30 19:11:20 | Weblog
今日朝喉が痛いなと思ったら、どうやら風邪を引いた様だ。 薬を飲んだが 鼻が詰まり調子良くない。 今日は何もせずブラブラして過ごした。 さてこのセンは大和骨董市で購入した。 両側に木の柄が付いて居たはずだが、それは失われていた。 鉄部は錆びて居たが それ程でも無かった。 このセンはほぼ直線に近いがわずか外反り気味かも知れない。 錆を落として少し研いで見た。 まだ鋼は残っている。 刃渡り220ミリ程度 刃幅は35ミリ程度有ると思う。 裏には 天という文字が有る。 それ以外にもマークの様な物が見えるが何か不明。 このままセンとして使うか 切って小鉋の刃とするか考えている。 切るのは勿体ないから 出来ればセンで使いたいと思うが そう言う機会は無いと思う。 いずれにしてももう少し使える程度まで研いで見たいと思う。 機会が有ればその後を報告したい。 これで確か800円だった。 高いのか安いのか判らない。
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0611 江中乙女鉋の修理

2017-03-25 21:07:13 | Weblog
折角買って来た鉋なので、使える状態まで復活する修理を試みた。 刃はひたすら研ぎ直して使える状態まで持って行くしかない。 少しグラインダーを使い減らして有る程度使えそうな状態まで持って来た。 台は打ち直そうと思ったが、試し削りして良ければ台を作ろうと考えた。 そこで今回も台頭の割れに詰まる埃を取り除く、白ボンドを注入して万力で締め付けて接着した。 その後台頭の木口に溝を掘り 反り止めを兼ねる棒を埋め込んだ。 これで割れた部分が再び開く事は無いだろう。 台はスクレーパーで擦り 黒い部分を削り落とした。多分 雨に濡れたと思う黒いシミは落ち無い様だ。 それでも購入した状態より見違える程 良くなった。 刃口が広いので口埋めは後で行う予定。 台下端を均して 刃を入れた。 真中が強く当たる様で削り落とした。 まだ試し削りしていない。 もう少し調整したら削って見たい。 切れれば嬉しい。 その時はまた報告しよう。
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0611 二枚刃平鉋 江中乙女

2017-03-22 21:45:22 | Weblog
これも大和骨董市で求めた。 状態は最悪だ。 敢えてこれを選ぶ必要も無いと思うが。 小鉋の分類だろうか。 刃幅56ミリ程度だ。 だが殆ど使われて無いと思う。 今回はこんな状態から使える程度に仕上げると言う見本にしようと思う。 上手く仕上がったらまた報告したい。 まあ普通には切れる鉋のはずだ。 台は全く駄目なので 材料を準備して作り直す予定でいる。 暫くはこれで遊べることになる。 この銘は始めて見た。 何処で作られたか全く情報も無い。 何時もの事だ。 既に錆を落として研ぎ直しているが中央に大きな錆が有り相当時間が掛かると思う。 またいずれ報告する機会も有ると思う。
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0610 国康鉋の台打ち

2017-03-20 20:43:49 | Weblog
取敢えず買った時に付いて居た台を使い試し削りしようと思ったが、案外台の状態が良くないので 思いきって 台を作り直す事にした。 今回は隣の公園で切った 大きな実のなるマテバシイの枝を使った。 材が細かったので二本を中央で貼り合せた物を使った。 これは思った以上に硬い材だった。 今回も一枚刃にした。 裏刃が付いて無いからだ。 冬の間放置して有った材だからなのかかなり狂っていた。 それを均して何とか削れる状態まで持って来て刃を入れて馴染ませている。 削るまでにはもう少し時間が必要だ。 台にはラックニスを塗った。 台頭と台尻の木口には 白ボンドを塗って有る。 乾燥が不十分で木口に細かい割れが入らない為だ。 この材は樫の木より若干 赤味が有る材だ。 これで上手く削れたらまた報告したい。 

夜に鉋刃を研ぎ直した。 結構良さそうな刃だ。 削って見ると良く切れて引きも軽い様に思う。 まだ刃先に細かい欠けが有るので、削りの写真は載せられない。 だが想像した通り切れる鉋だったので嬉しい。 想定通りになる事は余り無いのだが、今回は思った通りだ。 
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0610 二枚刃平鉋 銘 国康

2017-03-19 23:25:52 | Weblog
この鉋も大和骨董市で入手した物です。 500円でした。 これは余り錆が無かったので少し高く売っている様です。 まあ値切っても良いのだけれども、500円以下の場合は無理に値切らない。 売っている骨董屋に敬意を表している訳です。 見ると裏刃が無いから箱の中を探したが見付からない。 刃口は広くよく見ると 木端返しに張り付けて有る材が取れて無くなって居た。 雨にでもあたって取れたのだろうか。 まあ仕方無い。 現在は私が自分で仮にはめ込んでいる。 しかし台はどうも使えそうも無い。 台は作り直さないと駄目だろう。 この 国康と言う銘は 知らない。 情報も無い。 それでも比較的上手く使って有る様だ。 裏もしっかり出て居たし研ぎもしっかり研いで有った。 刃幅68ミリ 全長70ミリ程度で相当使い込んで有る。 研ぎ味からするとまあ切れそうな気がする。 これで取敢えず現状の台に入れて 保管して いずれ台を打ったら使って試し削りして見よう。 六分と八分の中間の様な 刃幅の鉋だ。 この台は鉋の持ち主が作った物かも知れない。 外形取りで台尻側を見ると斜めに切断されて居るようにラフに作った様に見えるからだ。 それに刃幅に比較して台の幅が狭い様に思う。 その方が狂い難いと言う情報も有るが 私には判らない。 裏刃が無いのは残念だが また何処かで調達するしかない。 
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0609 二枚刃平鉋 銘 平三郎

2017-03-19 10:41:16 | Weblog
この鉋は久振りに行った大和骨董市で買った 駄目鉋二丁の中の一丁目です。 相当錆びており 台も酷い状態の物でした。 それを二丁で500円で買いました。 木工の仲間は私が鉋を集めているのを知っていて、安く分けてくれと言います。 答えはNOです。 確かに安く買いました。 だけど使える状態まで持って行くのは大変です。 錆を落として 裏出ししてベタ裏なら 裏を若干すきとり 研ぎ直すと相当時間も掛かります。 台も削って均して使えるまでは大変なんです。 その内にこの鉋が仮に切れない駄作で有ったとしても、愛着が湧くので 簡単には手放せません。 それがコレクターと言う物でしょう。 この鉋も酷い状態でした。 台は割れて無いので 整備して塗装して有ります。 刃も研ぎ直していますがまだ使える状態では無いです。 それ程使って無いと思います。 そんなに古い物では無いでしょう。 台が割としっかりしているのと、裏刃が付いて居て 本刃の裏をカバーして居り それ程錆は来てないと読んで買った物です。 予想通りでした。 切れる物かどうかはまだ判りません。 もう少し手入れが必要です。 切れれば嬉しいが そんな駄目な物では無いでしょう。

その後整備は終わり 少し使って見た。結構良さそうだ。 小型なので 鉋台の下端の平面を出すのに使っている。 今までの小鉋では 硬い樫の木を削るとすぐに刃が駄目になるが、この鉋では 結構切れが長持ちする。 案外良い鉋だ。 そこで今は台直し専用に使っている。 これ位使えれば十分だ。 それに比較的研ぎ易い。 削って研ぐ、削って研ぐの繰り返しだ。 暫くこの鉋は 荒仕上げに使ってやろう。 

そこそこ使える鉋だった。 少し飽きて来た。 そこで何時もお世話になる八王子の先生に持って行き役立ててくれる様に頼んだ。 頑張ってこいよ。 (2019-6-18)
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有志交流作品展

2017-03-17 10:41:06 | Weblog
木工は定年後趣味で始めた物です。 色々技術を教える所も有って その仲間とも交流が有ります。 しかし物作りに対する考え方や、やり方も人それぞれで、一緒に木工を楽しむと言うのはナカナカ難しい。  指物風の物作りに凝る人も居る。 それはそれで構わないのだが、それを押し付けるのも困る。 適当な距離感で お互い干渉せず物作りを楽しむと言う事になれば良いのだが。  そうこうする内に 自分の工房を持ったり、離れていく人達も出て来る。 だから 年に一度位は 集まって成果を見せ合う事には意義が有る。 極身内の展示会だが今回も開催予定だ。

場所は 神奈川県民センター 1階展示室 開催日 4月1日~3日 
横浜駅から歩いて5分程度で 割と便利 近くに中華街も有るから ついでに寄れば良いだろう。 最近は出展の数が減り気味で 少し寂しい展示会になるかも知れないと心配している。 
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