大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

木工旋盤 KERV KC-14

2022-01-30 20:55:22 | Weblog
昨年12月中旬 以前木工を一緒に習った仲間から連絡が有った。  木工旋盤を使って色々作っていたが、 仕事の関係で事務所を引き払う事になり、事務所の隣に有った 工作室も片付ける関係で 木工旋盤を引き取って欲しいと言う。 我家の工作室も狭くてとても木工旋盤を入れるスペースは無いのだが、無理して譲ってもらった。  彼には3万円程払った。 旋盤本体とバイト6本セット グラインダーと治具 サンダー その他 一式も含まれる。

引取部屋に持ち込んだが 移動して片付けられるように キャスター付きの引出3段を作りその上に 松材の厚板を載せてその上に木工旋盤を置いて見た。 これで使わない時には 片隅に片付けできる。 その台作りに今まで掛かってしまった。 やっと形になったので これからそろそろ使って見ようかと言う所だ。 この引出に 旋盤の付属品やバイトが入って居る。これで 付属品を紛失する事も無いだろう。 一応木工旋盤の使い方は習っている。    作品が出来たらまた紹介して見たい。 

今まで椅子の脚は 手で削り出していたが 木工旋盤が有れば簡単だ。 そう言えば延長ベットも 手作りだが一緒に貰って来た。 こうして長く木工をやって居ると 色々な物が集まって来る物だと感心している。 バンドソーも有るし これで何でもできる環境は整った。
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0740 二枚刃平鉋 銘 光信

2022-01-21 17:27:29 | Weblog
先日入手した光信の台を整備して 刃を入れて見た。 台の乾燥による物か変な捻じれが有る。  右側の溝の裏に薄板を貼り付けて、左側の溝には何も貼らない。 その替わり裏の馴染みの部分に薄板を貼って調整した。  これで当りを取ると何となく上手く刃が止まり、台下端 刃口に対して上手く刃が出る様になる。 刃口は3ミリ位開いて居るので 簡易口埋めを行った。 台は完全板目取りなので 台割れは無いようだが 結構狂いは有った。 

全長は235ミリ 幅 70ミリ 厚み30ミリ 程度でまだ十分使えそうなので このまま使おうと思う。  台の上端に 井桁の掘り物が有る様だ。 刃は結構切れそうに思うが 実際使って見ないと何とも言えない。 だが研ぎは不十分でまだ使える状態では無いのは残念。 鉋ばかりいじっても居られないので、ここまでで一応終了して 後は刃を研ぎながら時々使って見て 切味を確かめようと思う。  所で裏金も付いて居るが、右側の耳が曲げて無いように見える。  幅の広い裏金を切り この鉋に使った物かも知れない。 多分以前は 一枚刃の平鉋だったろうと推定している。 小型に出来ているし 以前は荒削り用に使った物と推定して居るが どうだろうか。 台下端は左右だけでなく 前後 台尻と台頭も面取りして有った。 或は家具屋の使った物かの知れない。 何れ上手く削れる様ならまた 報告しようと思う。

その後 刃を研ぎ直して 少し使って見た。 これは思った通り良く切れる鉋の様に思う。その場合は この鉋を普段使いに廻して 使う様にしている。 何度か研いで使って居ると段々良くなって行くと思う。 丸棒削りや コナラの荒削りに丁度良いと思う。(2022/01/23)
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0740 鉋刃 銘 光信

2022-01-20 20:26:18 | Weblog
さて先日行った高幡不動骨董市で入手した 2丁目の鉋を紹介して見よう。 これは一丁目より更に錆が酷い。 台から刃を抜いて見ると 台の溝に入る部分が 錆で腐食して周りより若干低くなっている。 このまま裏押しすると 鋼の部分が減ってしまいそうだ。 そこで少しこご目気味にしてから裏出しと裏押しを行っている。 余り上手く出来て居ない。 だから鋼が極薄くなって居ると思う。 銘は光信だ。  これは石堂の関連の鍛冶屋の作った物だろうか。  私には良くわからない。 但し 刃は薄い作りとなって居る。 左の隅に鑿組合のマークの様な物が有る。  上には登録商標では無いが 何か4文字刻印が在る。 錆に食われて判読できない。 刃幅57ミリ 全長95ミリ で少し使って有る。 割りと刃幅の狭い鉋なので 荒削り鉋かも知れない。  台は汚れて居るが それ程痛んではいない。 裏刃付の二枚刃鉋で 裏も付いて居た。  研いだ感触は結構硬い研ぎ減らない鋼の様に思う。 それ程古い時代の物では無いだろうと思う。 戦後 30年代から40年代程度の物だろう。刃の研ぎからすると 前に紹介した本房鉋と同じ使用者の物だったのかも知れない。 台を整備して 試し削りして切れ味を確かめたいと思う。  所でこの鉋も200円で入手した。 これで切れれば 安い買い物だし 大切にしたいと思う。  コロナ オミクロン株も爆発的感染拡大で 骨董市に行っても良いのか思案している所だ。 今年もコロナの1年となるのだろうか。
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水滴

2022-01-20 20:15:57 | Weblog
先日行った高幡不動骨董市でこの水滴を入手した。 印判の物で多分安物だと思うが、自分で作った硯箱に入れるのに丁度良いと思い購入した。 200円だった。 大きさは横54ミリ 縦37ミリ 高さ18ミリ程度だろう。 昔は良く目にしたが今は見ない。 骨董市にも時々出て居て もう少し程度の良い物も有る。  硯に水を補給する時に 使う物で 別にこれで無いと駄目と言う程の物でも無いと思う。 自分の作る硯箱に丁度納まる寸法だ。 有れば何となく格好が付く。  今は筆で手紙を書く事も無いし、習字をする事も無い。 何となくそう言う 静に過ごす時間が持てない。 少し落ち着いて習字でやって見たい物だ。
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0739 一枚刃平鉋 銘 本房

2022-01-19 19:37:12 | Weblog
刃を一応整備したので 台の修理に掛った。 この鉋に裏金は無かったので 今回は押さえ棒を抜き一枚刃平鉋とした。 この台は前の持ち主が自分で作った物だろうと思う。 乾燥による物か 台は相当狂っていた。 台上端も相当に削り均した。  全長は272ミリ 幅 72ミリ 厚み 26ミリ程度で かなり薄い台だ。 刃を入れる溝に割れが有るがそのまま使った。 刃は厚みが薄くて 葉書を四つ折りにして裏の馴染みに挟んで有った。 それを取り去ると 刃が固定できないので 溝の上側に 薄い板を張り付けて 刃が上手く固定できる様にしている。  一応台下端も均して有るので 後は刃をもう一度研ぎ直して試し削り出来る様にしたい。  これで切れる鉋刃で有れば 出来れば台を打ち直して 使って見たい。

 割りと小型の鉋なので小回りが利くと思う。 その様な使いから 例えば丸棒削り当に使って行きたいと思う。
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0739 鉋刃 銘 本房

2022-01-17 22:27:30 | Weblog
先日 16日に高幡不動骨董市にて この鉋を含めて2丁を入手した。 その内の1丁目がこの鉋になる。  錆びて居るが刃はまだ長いようだ。  だが台は使えそうもない物だ。 銘は本房となって居る。 錆を落として良く見ると何か良く判らないが 動物らしい外枠の中に本房と有る様だ。 一番上に〇〇利器 その下に登録商標 本房 で 花押が有る。  この花押は何処かで見た記憶は有る。   左側に 定光と鏨で切って有る。  これは作者の名前か 持ち主の名前だろうと思う。 何処で作られた物か 現状は良く判らない。 ネットで調べると 本房鉋の売り物も有る様だ。 今回この鉋は状態も良くないので200円で買えた。 
刃幅57ミリ 全長107ミリ程度で 少し使って有る様だ。
台はどうも自作の物かも知れない。 台の真ん中に節が有り、その辺りで材が裂けて居るので 多分使えないだろう。  刃を抜いて 錆を落として 軽く研いで見た。 かなり叩いて裏出しと裏押しを行っている。  これから材料を探して台を打ち 何とか使える様にしたいと思う。

刃は薄くて 馴染み側に葉書を挟んで刃を固定していた。  その葉書を見ると昭和30年の物だった。 推定して見ると昭和の40年代頃に 前の持ち主が入手して使った物では無いかと思う。  関西の鍛冶屋で 山口房一と言う人が居る。  その人の名前の一字を取り入れたと考えると面白い。 何の確証も無いがそうで有れば面白いと思うのだ。  使って見て切れる様ならまた報告したいと思っている。 
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0193 自由定規付 紐面鉋  銘 松刃

2022-01-13 19:17:13 | Weblog
この鉋に付いて質問が来ていた。 だがこの鉋を何処に仕舞ったのか ずっと探して居た。 やっと見付けたので 自由定規の有る下端側の写真を撮って載せる事にした。 これで質問に答えられると良いのだが。 確かに 定規となる棒が ネジで固定されたいて 端からの距離がある程度自由に動かせる様になっている。  写真では少し判りにくいかも知れない。 この鉋も入手したが 一度も使った事は無いと思う。 
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泡盛 白百合

2022-01-10 20:21:52 | Weblog
正月もあっと言う間に過ぎ去っていった。  今年はどんな年になるだろうか。 さて先日女房に 突発的な事故が有り、 暫く私が 家庭内の色々な仕事を受け持つ事になった。 すると女房の友達が それは大変だろうと心配して ストレス発散にこの泡盛を送ってくれた。 大変有難い。  池原酒造の白百合と言う泡盛だ。  米国のベストスピリッツ金賞受賞したと言う物だ。  アルコール分44度と結構高いようだ。  もったい無いので 暫く置いて後でゆっくり味わおうと思う。  贈ってくれたMさん 感謝してます。  まあ家事全般をすべてやるのは大変には違いないが それ程苦にも思って無い。  料理も一通りこなせるので 何とかなると思う。  約3カ月 春になるまでこの状況は続きそうだ。   
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謹賀新年 2022年

2022-01-02 17:28:18 | Weblog
新しい年がやって来た。 と言っても特に目新しい事もないが。  普通に朝起きて見ると既に朝日は高く昇っている。  正月の料理を食べて 賀状に目を通す。  それからおもむろに 賀状を印刷して 来た物に返事を書く。  毎年恒例のやり方だ。  その後少し散歩に行くが 人の列が長いので今日は参拝は見送り。   翌日2日目に 諏訪神社 熊野神社 小野神社と三つの神社を廻った。  女房の友達が送ってくれる干支の置物を出して飾る。 腹におみくじが入って折り 見ると末吉と有った。  まあ今年はこんな物だろうと思う。 良い年では無いが 特に悪い年でも無いのだろう。  右側が虎で左側が丑と言う事だ。 引継ぎで暫く飾ってから 丑は仕舞う予定。

さて今年の目標は有るだろうか。  運良くコロナが収まる様なら また海外旅行に行きたい。  これは時の運でどうなるかわからない。  行けるならオークニー諸島となる。
年末に木工機械を新たに調達したので、 自宅工房をもう少し整理したい。 実際整理しないと 機械は使えない。  木工旋盤が使える様になりたい。  それに溜り過ぎた蒐集品の整理が必要だ。  これは単に自分の思い切りしだいだが ナカナカ難しい。
後は健康に注意する事だ。  既に後期高齢者となり、筋力の衰えや手脚の不調を感ずる事が良く有る。  気を長く持ち 感情を抑える様に注意して過ごしたい。  このコロナ禍を生き延びて 次の世界が見られれば良しとしよう。

もう一つ やる事を追加しよう。 少し欲張りかも知れないが、団地の集会所を借りて自作
木工作品の展示会を行いたい。 少し作品が足りないが制作の励みになる。 
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