大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

ウインザーチェア展

2017-10-31 22:04:26 | Weblog
今日は日本民芸館にウインザーチェア展を見に行った。 今回も新聞販売店でもらった券を使った。 本当は水曜日か土曜日に行きたかったが、都合が付かない。 その日は西館で短いウインザーチェアの関する映画が見られるはずだが、それは出来なかった。日本人はこの椅子が好きだった様だ 英国や米国で作られてウインザーチエアが多く日本に来ている様だ。

椅子の原点を勉強するにはウインザーチェアは良い教材だと言われている。 いろんなタイプが有る様だ。 中に子供向けと思われる小さいサイズの椅子も有った。 素朴な物も凝った造りの物も色々有った。 分厚い一枚板の椅子は長い時間が経って 黒く変色していた。使い込んだ擦れの跡は とても良い色だ。 新しい物を作って 着色しても なかなか同じ様にはならないだろう。 これだけ使い込むには 修理しながらも長く使い続けられる デザインや 材質で無いと 駄目だろう。私も似た物は持っているが これ程長くは使えないだろうと思う。
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黒名倉砥石養生

2017-10-26 23:00:42 | Weblog
最近天然仕上げ砥石を使って試し研ぎしている。 どうも使い方が良く無いのか 確かに霞に研げているが 切れない。 人造仕上げ砥石の方が切れる様に思う。 力が入り過ぎているのかも知れない。 上手く使いこなせて無い様だ。 ここで諦めずにもう少し色々工夫して見よう。  そこでこの黒名倉を出して来た。 これは何処で入試した物か忘れた。 多分骨董市では無いかと思う。 研ぎ前にこれで表面を擦ってから 研ぐようにしている。 効果があるのかもう少しやらないと判らない。 この名倉と言う石は欠け易いと聞くので 和紙で養生して見た。 ボンドで和紙を貼ると聞いているが、今回は百円ショップで売っている、水性ニスを名倉と和紙に塗りそれで貼り付けて見た。 今の所乾き待ちだが 上手く張り付いている様だ。 ボンドでは水に濡れると溶けて剥がれる可能性が有るから この方が良いと思う。和紙には筆で字が書いて有るので、それが浮き出ている。 これで養生して置けば まあ安心だと思うが どうだろうか。 最近週末は雨の事が多くて 骨董市に行ってないので、こんな事をして遊んでいる。
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0615 町好鉋の削り

2017-10-24 15:51:49 | Weblog
この鉋は 今年4月終わりごろに 富岡八幡骨董市で入手した。 多分普段使いの鉋だろうと思って購入した。 台もわりとしっかりしてそれ程古い物では無いだろう。 残念だが裏が錆びていた。 それを何度か裏押しして取った積りだったが、思う様に切れなかった。 これは駄目な鉋かなと思い暫く放置していた。 しかし切れそうな気配も有ったので 改めて裏出しして 再度裏押しした。 裏に何となく曇りが有り 光らない部分が有った。 裏を何度か研ぎ直してやるとまあ普通に切れる様だ。 ここまで来れば後は 何度か研ぎ直していれば良くなると思う。 錆びた鉋刃は 裏出しと裏押しを何度か繰り返して裏が鏡の様になるまで研ぎ進める事が大切だと理解した。 所で 裏刃が有ったはずだが 何処か行方不明だ。 やはりまともになるまで時間が掛かる。
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富有柿 収穫

2017-10-23 13:51:16 | Weblog
季節外れの台風は過ぎ去った。 最近は温暖化の影響なのか10月後半の台風も珍しく無いとも思う。  今日は台風一過良い天気だ。 午前中散歩に行って来た。 久振りの散歩だ。気持ち良い秋晴れだが 少し風が強い。 庭に出て 野鳥が食べ残した柿の実を2個収穫した。我が家の柿は 殆ど鳥に食べられてしまった。 この2個はどうして食われず残ったのだろうか。 恐らくは 色が悪くて目立たない存在だったのだろう。 鳥は美味しい物は良く知っていて 甘くなる頃に突きに来る。  多分この実はまずいと思ったんだろう。 あと2~3日すれば 多分鳥が食べに来ると思う。 その前に収穫した。 今年は柿の実の数は少ない様だ。 大体良く実が付くのは2年に1回程度だ。 青く澄んだ空に 橙の柿の実は良く映える。 そのまま残して置きたいが、やはり1度は試食したいから 収穫して少し置けば 甘く熟すのではないか。  我家のは実のなる樹は柿と柚子しか無いので 毎年収穫を楽しみにしている。 柿が終ればもう冬の準備だ。  
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0635 平小鉋 銘 助六

2017-10-19 17:36:47 | Weblog
今日は朝から雨だ。 散歩にも行けないので家で出来る事をする。 以前買って有った 助六が有ったので この鉋刃の台を打つ事にした。 今回も以前使った余りのカリンらしき材を使った。 台長210ミリ 台幅60ミリ 厚み25ミリ で八分勾配とした。 今回も一枚刃鉋とした。 荒堀はすぐ出来たが刃を入れて 馴染みの部分を削るに随分時間が掛かった。取敢えず仕込み終って OILとWAXを塗った所。 これで暫くは 置いて明日になったら削って見よう。 まだ研ぎが不十分だと思う。 削る前にもう一度研ぎ直ししよう。 台の材は赤っぽいが良い色だ。 これかリンじゃなくて ブビンガかも知れないなと思う。 実は台は 二枚張り合わせてある。 よく見ると判るかも知れない。 材の有効活用を計った。小鉋の類も随分作ったから 沢山有るが これはと思う物は少ない。 今回はどうだろうか。 楽しみにしている。

その後取敢えず削って見た。 一応削れる様だ。 まだ研ぎが良く無いらしい。 この手の錆鉋刃は一応研げたと思っても上手く削れない場合がほとんどだ。 裏出し裏押ししているから裏の研ぎが十分で無いのかも知れない。 だからここで あきらめてはいけない。しつこく何度も研ぎ直しているとその内に上手く削れる様になる。 時間も掛かるから プロの人には、こう言う骨董市に鉋は 私はお勧めしない。 今回入手した鉋刃5丁も 台に入れて物は一応削れる状態には有るが 満足できる状態ではではない。 まあこれからと言う事だろう。 どれも素性は悪く無いと思う。 と言うよりも 私が使うレベルならば いずれ上手く削れる様になると思っている。 (10/20)
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0636 一枚刃平鉋 銘 芳秀(六分)

2017-10-18 22:46:45 | Weblog
先日入手したこの鉋刃の台を作った。 今回の台は二枚貼合わせで 下側7ミリは樫の木 上側23ミリは レッドオークを使っている。 これは樫の木の不足を補うためです。 何時もの様に一枚刃鉋とした。 刃を入れて馴染ませて 下端を均し削って見た。 一応削れるがどうも研ぎは不十分な様で 鉋屑はワカメの様に割れて出て来る。 先端部に細かい傷が有る様だ。 もう少し 研ぎ直さないと駄目な様だ。 素性は悪くない様に思う。上手く削れる様になったらまた報告しよう。 

これも研ぎは不十分だ。 この大切れ状態が解消して安定して研げる状態にならないと、本来の切れ味は判らない。 それには相当時間が掛かる事だろう。 そこまで根気がもつかどうかだ。

研ぎ直して 良く切れる様に思うが、どうも材に艶が無く 材も滑らかになっているし薄い鉋屑も出て来るが、何となく軽く引けない。 引きの感覚が良く無い様に思う。 これは研ぎが悪いのか 良く判らない。 何度研ぎ直しても これ以上に上手く削れない。 現状はそんな状態で 困っている。 
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0629 来一郎撰鉋の削り その2

2017-10-13 22:04:25 | Weblog
この鉋の削りは1度載せたと思う。 今回はその時とそれ程差が無いように写真では見える。しかし今回は少し真面目に研ぎ直したので削り屑の厚みは変わらない様でも 鉋の挽きが随分軽くなった様に思う。 これでも人造仕上げ砥石を使っており、天然砥石ならもう少し良く切れるのかも知れない。 私の場合は天然で研ぐとかえって切れを悪くするようにも思う。 この鉋がこれほど切れるなら 諦めて捨てずに置いて良かった。 記念に此処に載せて置こう。

この鉋のその後について 少し書いて見よう。 その後手にすることは無かった。 最近取り出して見ると
台は 少し狂いが有った。 刃はそれ程錆びて無い様だ。  そこで 再度刃の研磨は行わず 削って
見た。 驚くことに 滑らかに薄く削れた。 削り跡も滑らかで艶が有る。 こんなに切れる鉋だとは
思わなかった。  最近 研いで削るどの鉋よりも 引きは軽く 仕上がりは良い。 何故こうなるのだろう。
刃先が鋭く 綺麗に研げているのだろうと思う。 改めて感心した。 この鉋は特に針葉樹の削りに向くのかも
知れない。  大切にしようと思う。 (2024年7月14日記)
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0631 廣貞鉋の削り

2017-10-12 23:30:18 | Weblog
以前高幡不動骨董市で購入したこの鉋は 時々出して研ぎ直していたが、余り切れる状態にはならなかった。 原因は多分刃の角度を若干起こして研ぎ直しており、上手く研げて無いのだと思う。 こう言う時に鉋刃の研ぎ冶具が有ってこれで角度を決めて研ぐと 比較的綺麗に研げると思うが持って無い。 それに砥石の平面も完全に出て無いのだろうと思う。 長く研ぐとどうしても丸刃になり易い。 最近は中砥の種類を変えて 研いでいる。 少し状態は改善した。 まだ 薄くは削れて無いが それでも多少は見られる削りが出来る様になった。 これで更に研ぎ進めるともう少し良くなりそうだ。 現状は刃先に細かい欠けが残って居る感じだ。 廣貞鉋が悪いんでは無くて、私の研ぎが良く無いのだろう。 その日の気分や体調や色々な事が研ぎの結果に出て来る様だ。
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0639 一枚刃平鉋 銘 青柳?

2017-10-12 18:46:00 | Weblog
先日入手した鉋刃の中で 良さそうなこの青柳鉋刃の台を作って見た。 今回も取敢えず1枚刃鉋にした。 台は京都から送ってもらった 樫の木を使った。 わりと掘り易い木だった。取敢えず あと5ミリ程度で下端から刃が出る手前で 止めて刃を入れて少しそのまま置いてある。 乾燥で台も狂うだろうし、少し時間を掛けて仕込む事にしている。 この台は約30ミリで少し薄くして有る。 白い肌だが ラックニスを塗り若干色が付いている。 暫く置いて 刃を仕込み削って見よう。 刃もまだ完全には研いで無いので試し削りはもう少し時間が掛かる。 これで まだ3丁台の無い鉋刃が有る。 これでは年内掛かるかな。 楽しみながらやろうと思う。

刃を仕込んで放置していたが、下端を均して 刃を研ぎ直して削って見た。 一応削れた。だが削り屑は切れぎれで駄目だ。   どうも裏が良く無い。 裏の錆が十分取り切れず光らない。 この裏の曇りが取れて 鏡の様で無いと 良い削りはまず無理だろう。 少し時間を掛けて刃を研ぎ直せば 切れると思う。 悪い物では無さそうだ。 少し安心した。(10/15)
 
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テーブルソーをもらった

2017-10-12 09:10:06 | Weblog
以前 私の住む住宅の近くに居た方で 引っ越して行った方から電話が有った。 以前買ったテーブルソーはもう使わないから 私にもらってくれと言う。 ホームセンターで購入した中国製と思われる安物の様だ。 色々お世話になった方だし、 高齢で色々持ち物を整理していると思うので もらう事にした。 縁側に置いてあり 少し錆は出ていたが、殆ど使った形跡は無い。 鋸刃も予備 1枚が付いて居た。 軸の径を見ると 15.8ミリと日本で使う丸鋸の 20ミリ径とは 違う様だ。 まあこの刃はチップソーなので 目立てすれば2枚で当面困る事は無いだろう。 回転をギヤで増速しているのか 結構うるさい。 まあ日曜木工を趣味にする人で 欲しいと言う人に やっても良いかなと思い、現在整備している。
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