大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

袋鑿 銘 初島

2009-10-28 20:42:34 | Weblog
本日 ネットで取り寄せていた鑿が届いた。 九州の道具屋が掲示した物で 袋鑿とは珍しいと思い購入してみた。 全長が長くて 大工の使う鑿の様だ。相当古い物だと道具屋の主は言うが、やはり少し錆が出ている。 刃先に錆は無いから良いだろう。 袋鑿は 以前香港で見かけて手に入れたが、雑な作りの物で 多分中国で作られた物だと思う。 それより数段良い作りだが、総磨きで 何となく化粧しすぎな様にも思う。 相当柄も長いし刃幅も30ミリ以上有るので、叩き鑿としてではなくて 突き鑿として使おうと思う。 送って来る前に研いだ物か きれいに刃が付いている。 私も鑿の研ぎは下手なので、頑張って上手くなろうと思う。 やはり上手い研ぎを見ると刺激されるな。 さてこの鑿は 店主の話では古い物なので確かな事は判らないが 多分三木の物だろうと言う事だった。 この九州の道具屋は三木からの仕入れが殆どだという。  
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高尾山の散歩

2009-10-28 20:10:57 | Weblog
今日は天気も良いし、寒くも暑くも無く散歩には良い日だった。 そこで久し振りに高尾山の登山に出かけた。 それも陣馬山まで行くと時間も掛かるし疲れるので、高尾山までとして軽めの運動に止めた。 道具の話でなくて申し訳無いが、まあこれも気分転換で 早々道具ばかりいじってられない。 行きは山尾根を登るコースを選択した。 約90分の山登りだ。 頂上は相変わらずの混雑だ。 平日にも関らずこの人混みは何だろうね。 まあこれでも少ない方だと言う。 帰りは高尾山薬王院を通過するコースで下山した。 中高年が殆どだろうと思ったが、若い人も沢山来ていた。 薬王院の境内にある大天狗 小天狗の銅像の前で導師が法螺貝を吹く様子を見てきた。 写真は吹き終わり帰る所だ。 帰りには高尾山口駅前の蕎麦屋で とろろ蕎麦を食べた。 来年1月から高尾山の冬蕎麦祭りが有る予定。 また来たいと思う。 ミシュランガイドにも載る高尾山なので人の多いのは当然だろうが、段々道も整備され 歩き易くなり、気軽に行ける山になったが 何となく俗化した様にも思うがどうだろうか。
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椅子

2009-10-26 15:06:51 | Weblog
今回も道具関連では有りません。 また椅子を作りました。 前回の椅子を作った時、寸法を間違えて作った座板が有ったのでそれを生かして、違うタイプの椅子を作りました。 少し足が細くて折れないか心配です。 座面も厚さ32ミリしかないので、材が乾燥してやせて来たら、楔で止めた丸足が抜けるかも知れないと言われてます。 しかしこの材は充分乾燥してるから多分大丈夫でしょう。 単純な椅子ですが 結構時間が掛かりました。 足は鉋だけで丸めているし、背中は厚い材が無いので、曲面は材を縦継ぎしてバンドソーで曲面を切り出して作りました。 座面と背の結合は二枚ホゾで作りました。 取りあえず組立は完了です。 本当は座面を削り少し凹ます予定でしたが、時間が足りないので、 これで少し使って見て その内気になる様なら 刳る事にします。 これは食堂に置いて自分用にしようかと思います。
 さてこの椅子のデザインは 週末工房 No1に掲載された物を 少し寸法を変えて製作した物である。 まあ自分が使う為の物で 比較的作り易いので 採用した事を報告して置く事にしよう。
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0083 二枚刃平鉋 銘 福蛙

2009-10-20 21:27:59 | Weblog
この鉋は数年前 高幡不動骨董市で小型の反り台鉋として手に入れた物だ。 反り台は使う機会が無いので、平鉋の台に入れなおした。 寸六分の平鉋に作り直した。 銘は福の文字の上に蛙が刻印してある。 刃の頭部分は尖がった帽子頭になっており、登録も商標も何も無い。 比較的薄い刃なので 或いは古い物かも知れない。 少し研いで使って見たが その時は余り切れなかった。 しかし台の調整と研ぎが充分で無かったから、 切れないと断定は出来ないだろう。 それでも刃金は硬い様だ。 地金も硬くて だから上手く研げないのかも知れない。手早くクラインダーで中を透き取ってから 研ぎ直して見ようか。 切れても切れなくても良い。 この蛙が気に入っている。 蛙は福を呼び込むまじないかも知れない。持ってるだけで良いことが有りそうな気もする。

最近 山本鉋製作所のホームページで三木鉋鍛冶の歴史の記述を読んだ所 岡田三郎や魚住
福三郎等の鉋鍛冶に含めて、宮本文治さんの名前が出ていた。 この方はガマ蛙を自分の印
として使っていたと言う。 今も活躍する宮本雅夫さんは 文治さんの弟子筋にあたるそうだ。  そこでこの写真の福蛙は 宮本文治さんの製作した物と同じ物では無いかと想像して
見た。 必ずしも当たりでは無いかも知れないが そうで有れば嬉しいし、この鉋が戦前
以前の古い物だと想像できる。 こんな資料がたまたま見つかり嬉しいな。
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北海道 かぼちゃ 雪白

2009-10-18 10:49:48 | Weblog
先週 女房が北海道に旅行に行って来た。 その土産にこのかぼちゃを買って来た。 私はかぼちゃが大好きなので 頼んで置いた。 重いので 宅配便で送ってもらった様だ。 箱には10個ほどかぼちゃが入っていた。 現地では かぼちゃも安いだろうが、送料が高いのが難点だ。 まだ食べてないが、上手いと思い期待している。 それにこいつは他の野菜と違い長持ちするので 助かる。さすがに毎食かぼちゃばかりとは いかないので 保存が利くのは有り難い事だ。 

その後かぼちゃを料理してもらって食べて。 ねっとりした食感でおいしかった。皮が硬い様だ。 実は栗かぼちゃも有るので そちらも食べて見たいが、雪白がまだ半分残っており、新しい物に手が出せない。 楽しみのしている。
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両刃鋸 銘 平田請合

2009-10-18 10:39:10 | Weblog
これも 元大工の田中さんが使った物だと思う。 3月まで所属した リサイクルショップの 工房に有った物をもらって来た。 これも やはり余り使われて無い。 良く切れる鋸だ。 残念ながら材料を切るのは、スライドソーかパネルソーまたは 昇降盤で行うので、 鋸を使う機会は殆ど無い。 やはり新聞紙にくるみ保管している。 時々出しては磨いてCRCを付けるくらいか。 錆びさせたら駄目なので 保管は大変だ。 元は 鋸巻きに入れてほって有ったらしく 少し錆が出ている。 もう少し使う機会が有れば良いのだが。 しかし体力との関係もありこれを1日使うと 体力が持たないと思う。 良い鋸は欲しいが、 使う機会は無く 使わなければ 技術が身に付かず難しい所だ。 
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両刃鋸 銘 中屋貞次郎

2009-10-18 10:28:28 | Weblog
これは 今年3月 知り合いの元大工さん 田中さんが使ったという鋸をもらった。 詳しくは聞いて無いが 多分立川に有った 道具屋で買った物だと思う。銘は 私が読んで判断したが 跳ねた鏨文字で読み難く 或いは読み違いがあるかも知れない。 まだそれ程使われて無いようだ。 尺鋸で大工さんが、ホゾを作る時に使った物だろう。 新聞紙にくるみ時々 油を塗り磨いてやる。 錆に弱いのでほっておくと駄目になると思う。 新聞は印刷のインクで錆を防ぐ効果が有るとどこかで聴いたが、 効果の程は不明。 とにかく使うのが一番だ。 柄は総蔓巻きで 新潟の鋸に多い物だ。 さてこの貞次郎がどんな人なのか 調べたが不明。また田中さんに合う機会が有れば聞いてみよう。
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ダボ切鋸-2

2009-10-18 10:14:38 | Weblog
これも相当前に 何処かの大骨董市に行って手に入れた物だ。 細かい鋸刃でダボ切りに使っている。 本来の使い方は知らないが、 殆どあさりは無くてダボ切には丁度都合が良い。 丁度 時計のゼンマイを鋸に作り替えた感じの物だ。 ダボ切鋸は 私が使用目的に併せて 勝手に付けた名前で 本来何と言うのかは知らない。 柄には 金田と焼印が有る。 恐らく前の持主の屋号か何かだと思う。これも私が目立てした。 縦引きの刃が付いていた。刃の形からすると、 鼠刃鋸と言うのが 正しいかな。 薄板で背金も無く 木に食い込むと曲がり易く、折れる心配が有る。 今は余り使っていない。
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廻し引鋸2

2009-10-17 22:29:55 | Weblog
これも 東郷神社骨董市で手に入れたはずだ。 当時はこんなものが良く出て来た。 今よりも業者の数も多くて活気が有った。 横に有る竹筒は鋸の鞘である。銘も無い。 何か桶屋の道具一緒に有ったから、桶屋が使っていた物かも知れない。これも2~3度 使ったが それきり引き出しに入っていた。 比較的小さい曲線を引くのに便利な様だ。
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廻し引鋸

2009-10-17 22:20:22 | Weblog
この鋸も 東郷神社骨董市で手に入れた物だ。 本来はもう少し長かったかも知れない。 それが先端部分が少し折れて短くなった物かも知れない。 銘は無いが 登録の下に 栗の実の様な物の刻印が有る。鋸身は厚く背は丸く面が取ってある。これで小さな曲線も引きこなせるはずだ。 欄間の彫刻でもする人が使った物だろうか。如何してこの鋸が骨董市に出て来たのか判らないが、使い込んで鋸幅が狭くなり 使い難くなったのかも知れない。 私も使う機会は無い。 持ってるだけだ。
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