大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

刃物 その他

2022-03-30 17:51:39 | Weblog
先日行った富岡八幡骨董市の収穫物について紹介して置こう 。 これは何に使う物か良く判らないが 買って来た。 300円程度の物だ。 片刃の刃物の様だ。 刃渡り 75ミリ 刃幅は22ミリ程度だろう。  両端にネジが切って有り左端側には蝶ネジとスペーサーが有るが 反対側には何も無い。 感じとしては正直台の刃と言った感じだが 実際どう使う物か全く判らない。 南京鉋の様に両手で引いて 使える様に出来ないかと考えているが 良いアイディアが無いので思案中。 上手く使える様になったら また紹介しよう。

もう一つ上に有るのは 鉄物をおまけに付けてもらった。 長さは5センチ程度。 先端が尖っている。錆びて居たので グラインダーで擦って 錆を落とした。 半鋼の様だ。 何かが根元から折れて これが残ったと言う感じだ。 黒錆を付ければ何となく見られる物になる様にも思う。  これらは何時ものガラクタを扱う女性の業者から入手した。  こんなガラクタ物を見て居るのが一番面白い。 値段も安いので まあ使えなくても余り気にはならない。
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鉈(片刃)銘 無し

2022-03-30 17:31:27 | Weblog
先日行った富岡八幡骨董市でこの鉈も購入した。 鉈は刃だけで柄は無くかなり錆びた物だった。 いつも椅子の丸脚を削る 鉈と同じタイプの物で片刃の物だが、先端から5センチ程度中に入った所に大きな欠けが有る。  何か硬い物を思い切り叩いた様で欠けはかなり大きい。  刃渡り 175ミリ 刃幅 80ミリ程度有る。  今使う物より刃幅は広い様だ。
刃幅の広い物が使い易いと思うので 丁度都合が良い。  但し若干なまくらな感じもするので 使える物か確認中だ。 使う為には柄が必要なので 持って居る杵の柄を切りこれで柄を付けて見た。 柄の長さは丁度200ミリ有る。 刃はグラインダーで錆を落として刃を付け
その後砥石で研いで有る。  少し使って見たがまあまあ使えそうだ。  これで鉈は2丁になり 交互に使えるので便利になりそうだ。  所で銘を探して見たが無い様だ。 何処か田舎の鍛冶屋が作った物かも知れない。 桂は内径22ミリ程度なので 手持ちの鑿で使って無い物から 桂を取って使った。  所でこの鉈は 錆びた柄の無い刃単体だったので 300円で入手出来た。  まあこんな物だろう。  
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0743 二枚刃平鉋 銘 直光 (み) 八分

2022-03-27 19:57:20 | Weblog
今日は暖かくなった。 桜も満開と聞く。 今日は富岡八幡骨董市に行って来た。 その収穫物を紹介して見よう。 これは八分の鉋だ。 割りと状態は良い方だ。 その替わりと言うのか少し高い。 千円出した。 状態が良いから 修理は楽だ。 既にある程度使える状態でもう少し研ぎ直せば削れると思う。  銘は直光でどこかで聞いた様な名前だ。 ネットオークションにも出て居る様だ。 刃幅72ミリ 全長100ミリ程度有る。 少し使って有る様だ。 台もまだしっかりしている。 だが乾燥で台がちじみ 刃が挟まれて抜けずらい状態だ。 脇を見ると若干割れ目も有る。 裏刃も付いているが銘は無い。 感じからすると そんな高い鉋では無いと思う。 錆びて無いので 手入れは楽で助かる。 上手く研げたら試し削りして見よう。 切れそうならまたここに載せて報告したい。 富岡も時々こうして鉋も出て来ることが有るので まめに覗いて見る必要が有る様だ。  その他の買い物も有るので 順次紹介して行こう。  
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レコードプレーヤー DUAL1219

2022-03-24 17:19:05 | Weblog
このプレーヤーは古い物だ。 多分1970年頃買った物だと思う。 確か秋葉原まで行って手に入れた。 当時会社の寮に住んでいたが その時良く聞いた。 その後結婚した当時 一度壊れて 三鷹に有ったTEACで修理している。  その後殆ど使う事も無く過ぎた。

最近使って見ると どうもピンチローラが滑っている様で ターンテーブルが廻らない現象が発生した。 そこで昔使っていた カセットデッキのゴム系ローラを清掃するクリーナでピンチローラとターンテーブルのピンチローラが当たる部分を清掃して見た。 これで何となく上手く動く様だ。 後はカートリッジの接点を少し磨いてやると何とか使える様になった。
我家の二階に古いセットを設置してそこにプレーヤーを置いて聞いている。 古い物でも結構良く鳴る様だ。 これでまた楽しみが増えたな。 

この機種はオートチェンジャ機構が備わっている。 オートスタートとオートリターンだけでなく、レコードを何枚か積んで一枚つつ落として聞く事が出来る機構が有った。 その心棒の部分がどこか行方不明だ。 今はカートリッジにシュアーのV-15TypeⅣが付いて付いている。 この針のダンパーが硬くなっているのか最初は酷い音だった。 しかし聞いて居ると段々良く鳴って来た。 色々手を加えたいが暫くはこのままにして置こう。 レコードは捨てずに持って居るから 多分300枚くらい有るだろう。 夜寝る前に1枚つつ聞いて居るが総て聞くのは難しいかも知れない。 1階に有るCDプレーヤにデジタルアンプで聞く音より
好みに合うように思う。  
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桜開花 2022年3月23日

2022-03-24 17:03:13 | Weblog
散歩に行き桜の開花を知り写真に撮った。 カメラはフジX-T10 35ミリF2を使っている。 絞りを開き気味にして 周辺をぼかし花に焦点が合うように工夫した積もりだ。

最初 撮影した時は失敗ばかりだった。  やはり手振れが多い様だ。  今は絞り優先で シャッタースピードが遅い場合はISO感度を上げて撮る様にしている。 ホーカスもスポットホーカスを使っている。  

 多摩の桜は東京の標準木より 少し遅れて咲く様だ。 植えてから40年は経過した桜が多くて 以前ほど華やかな開花を見る事は難しくなった。  そろそろ植え替えの時期では無いかと思う。 
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桜材スツール 14作目の製作

2022-03-23 22:31:44 | Weblog
またまた椅子を制作した。 材料は桜材だ。 我家は集合住宅で 40年位前に購入した。 公団の分譲住宅だ。 狭いが庭も有る。 その庭の外はなだらかな傾斜地で南に下る斜面となる。 斜面を下り切った所に遊歩道が有る。 その遊歩道に沿って何本か桜が植えて有る。 多分 植えてから40年以上経過するだろう。  これは染井吉野で寿命は50年と言われる。  さすがに老木となり 花も以前ほど華やかでは無い。 それに枝先が枯れ込んで来た。  強風の後は遊歩道に枝が落ちる事が多い。  そこで遊歩道に枝を伸ばす太い枝を伐採した。 その時に貰って置いたのが この桜材だ。  直径20センチ程度有った。 それを 尺2の鋸で製材して材料を取った。 まあそんな事は普通の人はやらないだろう。 座面は約30センチの丸 座面高は49センチ程度有り 若干高めにしてある。 後で脚を切る予定だ。 座面は少し掘り込んで有る。 縁は丸面を取り 縁を付けて有る。 脚は丸脚で先を細くしている。 根元35ミリ 先で21ミリ程度有る。 まあ何時もの丸脚でこれは総て鉋で削り出した。  ほぼ機械を使わず手作りとなって居る。  取敢えずOIL塗装して見た。 座面の凸凹が浮き立つので もう一度削り直して修正している。 これで材は乾燥しているのかどうか。 多分後で狂って来るかも知れない。  それに虫食い穴が時々見える。小さい木片を削り出して穴を 埋めて有る。 これで余り目立たない。 桜は割りとねばりが有り 削り易くて良い材料だと思うが、この材料は変なアテの様な部分が有り硬くて削り難かった。  OILが乾いたらWAXを塗ってやろう。  割りとすっきりしたたたずまいの椅子になったと思う。  私の住む敷地の樹木で作る椅子は 出来は悪くても愛着は有る。 
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木尺

2022-03-21 20:41:12 | Weblog
先日行った 高幡不動骨董市でこの木尺を購入した。 木尺は自分で勝手に付けた名前で 実際何と呼ぶ物か知らない。 細い木の棒の先端にL型の金具が付いて居る。 木の棒には寸の目盛りが刻んで有る。  全体で2尺程度の長さだ。 片面にはL型金具の内側からの寸法が反対側の面にはL型の外からの寸法が刻んで有る様だ。 棒を端に引っ掛けて墨付けする。 または面に押し付けて 墨付けする。  そのどちらにも対応できる。 目盛りは荒く寸目盛りの真中に五分の目盛りが有るだけだ。 細かい寸法は取れない。   これをどう言う場面で どう使った物か不明。 目盛りの寸法はL型の金具を下にして 立てた時 読みやすい様に刻んで有る。 竹尺は色々見て来たが こう言う木尺は始めて見る。 材は鉄刀木かも知れない。 曲りも殆ど無く 木は若干やせている様だ。 古い物かも知れない。  骨董業者は古色が有るからこれは千円だと言うが 若干まけてもらい800円で入手した。 まあ普通の人はこんな物に大金を出さないだろう。  これでサンドペーパで磨くと 古色も取れてしまうかも知れない。 スクレーパで固まった泥を掻き取り 軽く椿油を塗った。 或は個人が自作した物かも知れない。  それでも結構しっかり作って有り、数字もしっかりわかりやすく刻んで有ると思う。 
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亀の置物

2022-03-20 20:43:15 | Weblog
三連休の中日となる今日 高幡不動骨董市に行って来た。 午前中は日差しが有ったが それ程暖かい日でも無かった。  高幡不動は結構な人出だろう。  コロナの事も気にならないのだろう。  境内の業者を一廻りしたが これと言う物も無い様だ。 そこで いつも裏手に店を出す業者から この亀を200円で購入した。 何となく素人の作品かなとも思うが それなりに亀の特徴は掴んで作って有る。 背中の甲羅の亀甲紋を丸で代用して居るのは 少しがっかりだ。  まあそれでも大きさは5センチ程度で 小型だしそれ程場所も取らないし顔つきを見ると何となく 可愛くも思えるので 良しとした。  まあ今日はあんまり買う物が無かった。  高幡の骨董市は陶器と古着の着物を売る業者が多い様に思う。 割りと近くて すぐ行ける骨董市として この高幡不動骨董市には もう少し頑張って欲しい所だ。

亀は玄関の下駄箱の上に暫く飾り 眺めて見よう。 それですぐに 飽きて仕舞う様で無ければ 何か魅力が有るんだろう。 色は白っぽい灰色っぽい感じで 亀にはふさわしく無いが この釉薬は何か別の物を代用したんだろう。 と言う事は まあ作者も物作りに多少飽きて 少し遊びに作った物では無いだろうか。 それがどう言う経緯でこの骨董市に流れついたのか。 どこかの片付け業者に拾われて来たのかも知れない。 捨てられる所を 私が拾い上げて救出したと言う事かな。 拾ってやったんだ、何か福を持って来いよ、亀さんよ。

その後何度か眺めているが どうもこの丸い凹みは ゴルフボールの様で違和感が有る。 これは亀とは言い難い様に思う。
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小鳥の巣箱 再塗装

2022-03-19 23:21:55 | Weblog
3月も中旬を過ぎた。 暖かい日が続きが、花粉も多く飛散する様になった。 それに周期的に天気は悪くなる様だ。  晴れた暖かい先日 庭先に有る 百日紅の木に掛けて有った 巣箱を下ろした。  2年ほど前に一度営巣して雛が育って行ったが それ以来小鳥は来ない。確か四十雀だった。  長く雨風にあたり痛んで来たので 再塗装する事にした。 下ろして底板を外し中を見ると かなり厚く苔が敷き詰めて有った。  それに天井にはスズメバチの巣が壊れかけて貼り付いていた。  それらを取り 綺麗に掃除してから底板を嵌め直して 今回も柿渋で塗装した。 化学塗料でも良いのかも知れないが 自然の物が良いだろうと考えた。  余り防水効果は期待できないかも知れない。 板は杉材を使って 耐水ボンドで接着し要所には 細釘を打って有る。 多分接着だけでは分解してしまっただろう。 塗装すればまだ後 何年かは使えると思う。 果たして小鳥はやって来るのかどうか。 時々来て覗いて行くが 入らない。  まあこの巣箱は 人目にもつくし 入りずらいだろうと思う。 まあ自然を愛して やって来る小鳥たちにも 優しくしている人が 此処には住んでいると言う 目印に なるかなと思い 木に掛けて有るだけで 小鳥が来て住みつかなくても良いと思う。

あるいは この辺りを飛び回る小鳥達も その事は理解して 時々やって来て愛嬌を振りまいて帰って行く 大人の対応をして居るのだろう。  それで十分だと私も考えている。
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742 二枚刃平鉋 銘 東国弘 八分

2022-03-13 21:58:05 | Weblog
寒かった3月だが この所急に暖かくなって来た。 それにつれて花粉の飛散が多くなり、困った状況に有る。 今日は久し振りに調布布田天神骨董市に行って来た。 ここは骨董市と言うのか ガラクタ市の感じだろうか。 片付け業者の不用品が多い様だ。 所が今日は鉋が数丁有った。 どれも状態は悪くない。 そこでこの一番状態の良さそうな鉋を購入した。 千円だった。  東国弘と言う銘だ。  作りはどこかで見た様な感じの物だ。 刃幅73ミリ 全長 110ミリ 程度か。 頭部は槌跡が有るから少し使って有ると思う。 この状態で放出するのは 切れなかったからだろうか。 台尻を見ると 東京 特製 菱形マーク 永と刻印が有った 。  裏刃も分厚く立派で 友裏の様だ。  

さて何処で作られた物だろうか。 現在調査中として置こう。 取敢えず刃を抜いて裏出しと裏押しを行い研ぎ直している。 誰か少し錆落としを行った様だ。 酷い研ぎの状態だった。これからもう少し研いで 試し削りして見よう。 期待したいが どうなるか。 しかし割と近場の調布で 道具類が手に入るとは有り難い。 毎月業者が持って来るか不明だが。 それに 鋸も有った。 800円と言うが 今回は買わなかった。 次回もしあれば 買っても良いか。 また鉋と付き合えて暫く遊べるから 大変喜ばしい。

その後刃を研ぎ上げて 台を均して少し削って見た。 割りと良さそうな削りの感触だった。安心して居たら 暫くすると削れなくなった。 下端を調べると 刃口の台頭側が少し膨らんで来ていた。 そこで刃を入れた状態で少し馴染ませてからもう一度下端を均して削って見ようと思う。 台は十分枯れていると思ったが そうでも無い様だ。 上手く削れる様ならまた報告しよう。 (2022/03/15)
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