大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0498 旭小奴鉋の削り 

2021-09-30 20:47:21 | Weblog
この鉋は検索しても記事が出てこない。  登録を忘れたのだろうか。  しかし498の番号の脇に △印が有り 既に一度は試し削りしているはずだ。  これは四分の鉋だ。
二枚刃鉋だったが、裏金が無く押さえ棒を抜いて 一枚刃鉋に直した。  

あらためて研ぎ直して削って見ると案外良さそうだ。 これなら使えるかなと言う感触だ。前は 裏押しが不十分だった可能性が有る。 案外と滑らかにスムースに削れた。 更に研ぎ直すと更に良くなる様に思う。  前回の試し削りと違う印象なのは珍しい事だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0669 雷雲鉋の削り

2021-09-30 20:29:45 | Weblog
この鉋は台を打ち直している。  新台だしこれなら良いと思うのだが、残念ながら思わしく無い。  刃裏を見ると 錆跡の様な物が有る。  これが取れない。 困ったがここで前回は 諦めている。  今回もう一度研ぎ直したが これは錆跡では無くて鋼の中に何か不純物が 入って居るのでは 無いかと思う。  一旦ここまで刃を引いても良いのだが、 刃が短いので これ以上短くても使い難いので止めた。  研ぎ直すと良く切れる様だが 刃先の一部が欠けた状態で 屑が割れて仕舞う。  刃の真中より右端に 近い部分の欠けなので、写真には 写って居ない。 この鉋も結論は残念な結果になった。 それでも一応削りの状態を残して置こうか。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0483 彦九郎鉋の削り その2

2021-09-30 20:13:34 | Weblog
台風が接近しつつ有る。   午前中散歩に行ったが、やはり途中で少し雨が降った。 それに今日は蒸し暑い。  散歩は早めに切り上げて家に帰り、 鉋削りの続きをやる。

この鉋は以前も試し削りして見た。  余り良い印象は無い。 今回ももう一度試し削りして見た。 比較的良く削れる様に思ったが、 どうも良くない。 二枚刃だが 裏を引いて一枚刃の様にして削っている。  上手く削れる所とそうでも無い所が出て来た。 逆目削りの部分が どうも宜しく無い。  刃が切れ無いからこう言う風に むしれた様になるのだろう。 良く切れる別の鉋では 逆目部分も問題無く削れる。 研ぎが良く無いのかも知れない。 研いでも鋭い刃先が出来ないのかも知れない。  これでは最初の試し削りの印象と同じだ。 まあ2回試して2回とも同じ印象なので この鉋はどうも〇では無くて、△と言う事になる。  台尻 483の番号の脇に△印をつけた。  残念だが 3度やっても変わらないと思う。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木工機械の活用と技法 誠文堂新光社刊 曼荼羅屋店主著

2021-09-30 13:43:16 | Weblog
先日隣駅まで散歩に行き 大型の書店でこの本を見付けて購入した。 3600円+税と結構高い本だ。  私も一応 昇降盤 ボール盤 スライド丸鋸 小型手押し鉋 その他電動工具を持って折り 一応参考に買って読んで見た。   えっと 驚くような新知識は無く 殆どは 知って居る事だった。  まあ知識として頭の中に有っても それを有効活用できなければ 意味は無い。  特に機械での事故を防止する観点で色々参考にはなった。  自分でも手押しで指先の一部を削った経験が有り 事故には注意している。  何をすると どう使うと危険なのか 事前にある程度予測して把握できないと 事故は防げない。 事故の体験は確かに勉強にはなるが、やって仕舞ってからでは遅い。  自分も持って無いバンドソーを買いたいとは思うが それを何処に置くのと言う事で悩んでいる。  自宅の工房では置く場所が無い訳だ。  機械は欲しいが 事故も怖いし 置く場所も無い。  さてどうした物かな。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0084 福之鉋の削り

2021-09-29 20:02:31 | Weblog
この鉋は入手して約13年になるか。 八分の一枚刃鉋だった。 鉋下端四方が面取りして有った。  多分箪笥か何かの引出の縁を削った物だろう。  ちょっと研いで使った感触は切れる感じだった。 多分福三郎の鉋だろうと思うのだが 肝心の銘が読めない。 長く引出に仕舞われていた。  取り出して台の狂いを直して 刃も研ぎ直した。 刃は少し緩い様だ。

取敢えず研ぎ直して削って見る。 良さそうだ。 そこで更に入念に研ぎ 直して見た。 少し刃幅の隅の方向を丸く研いで見た。 やり過ぎたのか 真中しか屑が出ない様だ。 今回2×4SPF材を一本購入して来た。 これが何時の間にか712円と高騰していた。 驚いた。 幅の狭い方を上にして削って見た。  ナカナカ具合良く削れた。  これは良い鉋の様だ。 少し安心して更に何度か削って見た。  柔らかい材で上手く削れる。  切れる鉋は下手に研いでも、多少台が狂って居ても 何となく上手く削れる物だ。  良くない鉋は何度も研ぎ直して調整しても 削り肌に艶が無かったり、細かい粉が刃先に残ったり 引きが重かったりする。 そうやって仕訳けて行くと 良いと思う鉋は 案外と少ないのかも知れない。  それに自分の研ぎの技術 調整の技術 削りの技術も 重なって難しい問題だ。 諦めず何度か研ぎ直して削っていれば 良く切れる様になる事も有るかも知れない。 しかし過去の経験で そう言う事は滅多に無いと知っている。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0649 義宗鉋の削り

2021-09-28 20:16:45 | Weblog
この鉋は刃単品で購入したが、2年位前に台を打ち一枚刃の鉋とした。  刃が斜めに付いて居たので、 それに併せて 台には斜めに仕込んでいる。  この時は上手く削れなかった記憶がある。 久し振りに取り出して台の狂いを見るとそうと酷く狂っている。 その理由は幅が不足なので 二枚を貼り合せているので お互いに収縮の方向が違う様だ。 どうにか平面に直した。  刃ももう一度研ぎ直した。 結構薄い刃だ。  台に入れて見ると刃が短いので 上手く調整が出来ない。  苦労して調整して削って見ると 結構良く削れる。 特に薄い削り屑では無いが 滑らかで艶が有る様だ。  もう少し上手く 刃の出方を調整できる様に 修整が必要な様だ。  台の調整をもう少し入念にやり、刃を研ぎ直せば もう少し上手く削れると思う。  上手く削れる鉋が見付かると嬉しい。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0244 對馬鉋の削り

2021-09-27 21:28:07 | Weblog
この鉋は 富岡八幡骨董市で入手した物だ。 もう10年以上前の事だと思う。 ブルーシートの上で転がって居た。 強い日差しで 乾燥が進んだのか、台頭部に割れが有った。 取敢えず横から長いネジを2本打って繕って見た。 その時も削って見たが思わしく無かった。  その後も出して来て削るがやはり駄目だ。  今回も再度試みるが無残な状態だ。  取敢えず現状を記録に残して置こう。 鉋屑は幾筋にも割れて居る。 刃先を見ると細かい欠けがいくつも有る。  一旦刃をひいてもう一度刃を付け直しても 駄目な様だ。

何故か判らないが 研いで行くと 刃先に欠けが現れる。 結局欠けは取れない。 多分研磨剤の荒い粒に当り 細かく欠けるのだろうと思う。 焼入れの状態が良く無いのかも知れない。  一度焼き戻しを掛けてやれば改善するだろうか。  非常に研ぎ易い地金で良いのだが、この欠け癖が 直らないと使い物にならない。 ナカナカ手強い相手だと思う。 それに台割れも良くない。 ビスを打って止めた程度では 徐々に膨らんで来る。 この欠け癖が直る様なら 台も作り直したい。  一枚刃の非常に薄い鉋刃で 近頃見掛けないタイプだ。 こう言うのは 古い鉋に多い様に思うが。 何処で作られた物かも不明。

その後もう一度刃をひいて 付け直した。  だがどうも良くない。 まだ細かい欠けが有るし、その予備軍の様な 影が見える。 やはり駄目な様な。  残念だ。
(2021/9/28)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0689 日建鉋の削り

2021-09-26 20:03:48 | Weblog
この鉋は町田骨董市で入手した。 鉋台の上端にラベルが貼って有り、ハイス鉋と書いて有ったはずだが、そのラベルは今は無い。  余り使って無い様だ。 普通に切れる鉋だが ハイス鉋は初めてだと思う。  刃裏にハイス鋼が貼り付けて有り 手押しや自動の刃の様だ。ベタ裏で どうも研ぎ難い。 鋼はそれ程硬く無くて 割りと滑らかに研げる。 しかしどうも裏の平面精度が良くない様だ。 研いでも一部砥石に乗らない部分が有る。  研ぎ上げて削ると スムースに削れる。  だがどうも引きが思い。 そんなに艶も無い様だ。 台の狂いも有る様だが 刃が上手く研げて無い様だ。 特に完全ベタ裏の裏面が上手く研げてない。 上手く刃が付けば 切れると思う。 結構重い鉋だ。 節の有る材も この鉋ならバリバリ削れる様に思ったが、案外そうでも無い。  第一鉋を引く力が自分には足りない。 腰で挽くとは言われるが 基本的な体力と 筋肉が付いて無いと 使いこなせそうも無い。 そう思いながら とっかえひっかえ鉋を出して 試し削りしている。  やっと夏も過ぎ去り 涼しくなって来た。  コロナ感染者も減少して 緊急事態も解除されそうだ。 鉋削りでストレスを紛らわす事も そろそろ終わりとなるだろうか。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0148 忠宗鉋の削り その2

2021-09-25 21:18:00 | Weblog
この鉋を出して来て 少し使って見た。 立派な厚い台では有るが、 少し重い。 扱いずらい。 下端に契りを二カ所入れて 台の膨らみを押さえて居るのだが 今の時期見るとやはり刃の圧力で膨らみかけている。  その部分を削り取るのだが 暫くするとまた台が狂って来る。  その修正を行いながら削っている。 削って見ると丁度真中で削り屑は割れて居る。
その理由は 刃先裏に錆が有り その名残がまだわずかに残るからだろうと思う。 よく見ると小さい点の様な錆穴が有る。 これが深いかも知れず ここまで使い込まないと解消出来ない様だ。 がっかりだ。  そこそこ切れる鉋なのに残念だ。  まあ500円程度で購入した 古鉋なので こう言う物が有っても仕方有るまい。  だから捨てたり 人にやったりはしない。 何だダメ鉋をくれたのかと言われるのも嫌なので。  台も良くないし重いからもう少し薄くて軽い台に入れ替えても良いかなとも思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0437 政勝鉋を二枚刃に改造

2021-09-25 20:58:39 | Weblog
この鉋台を打ち直して 削って見た所 結構良く切れる様だ。 そこで久し振りに二枚刃に改造する事にした。  元の台も二枚刃用に出来て致し、裏刃がどこか紛失しない様に二枚刃鉋にして見た。  これが結構面倒くさいし ナカナカしっくりと納まらない。  今回も若干硬めだったので 押さえがねの裏をやすりで削ったり 裏金の一部をグラインダーで削ってきつく無く 緩く無く適当に納まる様に苦労した。 まあ何とか出来た。 これでOKだろうと思ったが、本刃の裏の平面部分の幅が狭くて 丁度真中辺りが 少し隙間が有る。 もう少し裏押しして 裏金の調整をしないと駄目な様だ。  今回は取敢えず形だけ二枚刃鉋として 今後 使いながら調整して行こうと思う。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする