大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

2月の標語

2022-02-27 21:31:50 | Weblog
先日 山梨県甲府市に有る両親の墓参りに行って来た。  ここは甲府盆地の北の端に有る円光院と言うお寺だ。 東京から車で高速を使えばそれ程遠くは無い。  だからなるべく一カ月に一回は行きたいが、色々用事も有って ナカナカ難しい。   今回も墓参りを済ませて寺の掲示板を見る。  そこにこんな事が書いて有った。

   一すじに 生きたる人の尊さ

   一すじに 歩みたる人の美しさ

   われもまた 一すじに生きん  一すじに歩まん

                      坂村 真民   一日一言

   この人は 日本の仏教詩人だと言う。  割りと判りやすい 癒しの詩人と言われて
   居るが  私は知らなかった。 多分寺の住職は良く知っているんだろう。 
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0740 光信鉋その後

2022-02-22 20:37:14 | Weblog
この鉋は先日高幡不動骨董市で入手した物です。  台を打ち使える状況になった。 少し試し削りして見ると 割りと良さそうだった。  所が 少し節の有る木を削って見ると 刃先の一部がポロっと欠けてしまった。  何と言う事だ。  よく見ると何となくひび割れの様な物が他にも見える。  少し強く押すとそこも欠けた。 仕方なく刃を抜いて 刃先を欠けの所まで 削り落として 新たに刃を付け直した。  これで良いのかと思ったら 刃先を研いで居る途中に 更に細かい欠けが発生した。  これは駄目だなと思い、深追いせず一旦撤収する事にした。  この刃は多分白紙だろう。  鋼の部分は極薄い。  研いだ刃先を良く見ると 細い割れの様な物が 色々見える。 多分研いで見てもまた欠けそうだ。 取敢えず 折角台まで作ったが このまま引き出しに暫く保管して置こうと思う。  切れそうなのに残念だ。  一緒に買った 本房鉋を 少しいじって見よう。  こちらは余り切れそうでも無いな。  
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0741 台直し鉋 銘 利国

2022-02-21 15:54:22 | Weblog
先日 高幡不動骨董市に行って来た。 当日は朝 雨が降り業者の数も少ない様だ。 最近私の良く行く骨董市で、私の求める道具類は余り無い様だ。  それでもこの台直し鉋を見付けて購入した。 台直しも幾つも持って居るし 買う必要は無いと思うが この刃が無いかに使えれば良いと考えた。 だが持ち帰りよく見ると それ程使い込んだ物では無く、台もしっかりしているし、刃の錆も余り無い。  そこでこのまま使う事にして整備している。  銘は利国と言う物で 初めて見る様に思う。  最近は古鉋の蒐集は段々難しくなって来ている様だ。  今回はこの台直しを500円で入手した。 今後も古鉋はこの程度の価格で入手できる様に望むが どうなるだろうか。  それに集めた物をどう生かすか 考える必要に迫られれている。
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スツールの製作 12作目

2022-02-21 15:30:03 | Weblog
またスツールを制作して見た。  そんなに椅子ばかり作っても仕方ないと思うのだが、今回は 材料にコナラを使って居る。 このコナラは私の住む団地に有った物を使った。 自分の住む団地にかって有った 樹木で作品を作り ”我が団地の樹木で作る家具” と言うキャッチフレーズで 展示会をやって見ようと思うからだ。  作って見るとこのコナラは 虫食いで穴が一杯有り 材も柔らかくて どうも家具材としては適当で無いと思う。  少し無理して使った。  それに乾燥が不十分でまだ家具になった後も 材の変形が有る様だ。 脚もきっちり 4本接地するように切り揃えても 暫くすると反りが出て ガタツキが出るので 今回は 脚の切り揃えは行わず そのまま様子を見る事にした。  今回は四角の座面としている。  四角い座面の場合は 四角な脚の方が似合う様に思う。  だが材料取りの関係で四角の脚は寸法的に無理が有るので、丸脚にした。  このコナラは直径が15センチ程度だったので 細く大きな板は取れない。 今回は4枚を貼り合わせて居る。 厚みは35ミリ程度 欲しい所だが 現状は30ミリを少し切る程度だ。  反りを修正して削っている内に 薄くなってしまった。  中に隠れていた節も少し見える様になった。  

まあそれでも コナラで作る意味は有る。  それは我が団地に有った物で作る記念の家具になるからだ。  これらの作品を集めて 団地の集会所で展示会が開けたら 嬉しい。 まあそう言う 目標が有れば やる気も起きる。
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0740 光信鉋の台打ち

2022-02-17 13:10:49 | Weblog
先日入手した 光信鉋は思った程切れない。 台も良く無いようなので思い切って台を作り直した。  使った樫の木について 少し書いて見よう。  

我家の在る団地の隣に 大きな住宅公団の団地が有った。  そこは取り壊して建て直し、高層住宅になって居る。  その団地の以前の住宅管理組合から 臼と杵をもらって来た。 杵も数本有ったと思う。  我が団地の餅つきで活躍していたが、 組合員の高齢化とコロナの影響も有り、餅つきは出来なくなった。  臼はひっくり返して、今は花を飾る台となって居る。  杵は 使い道が無く 花壇の境界に置かれている。  私も 樫の杵頭を一つもらって置いた。  これを鉋台に流用する為だ。  この杵頭で鉋台の大きな物1丁と小さな物 1丁が取れた。  その小さい方がこの 光信鉋の台になっている。  既に枯れてそれ程狂いも無いと思う。  長さ280ミリ 幅 70ミリ 厚み 28ミリ 八分勾配で 作った。 何れ二枚刃鉋に変更す予定だが 取敢えず一枚刃鉋で 製作して見た。  刃を入れて馴染ませている。  様子を見ながら完全に仕込んで 削って見よう。 久し振りの台打ちで 時間が掛った。  刃の入る溝を切る鋸の切れが随分落ちた。  目立てしないと駄目な様だ。 暫くやって無かった為なのか、どうも感が狂った様に思う。  台打ちも面白い物だ。 もう一丁台打ちしようかなと思って居る。  

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スツール 11作目脚のガタ付修理

2022-02-11 20:50:42 | Weblog
このスツールは昨年暮れ 12月中旬ごろ製作した物だ。  材料はコナラを使って居る。 これは我が団地に有って伐採した物だ。  切ってすぐなので まだ未乾燥なのだが まあスツールなら 材が多少変形しても大丈夫だろうと 思って 少し湿り気の有る物を 使ってしまった。  完成した時は 脚の4本が平面にしっかり接地して全くガタツキは無かった。

正月が過ぎて少しガタツキが出て来たので、一度脚の先端を切り揃えて置いた。 スツールは二階に置いて物を置く台にしていた。 最近気が付いて見ると 随分ガタツキが有る。 やはり材の乾燥で座面が若干反って来たのと、多分 脚自体も少し曲りが発生した様だ。 そこで定盤の上に乗せて 印を付けて脚の先端を 長い所で約1センチ程度切り詰めた。 これで今の所 安定している。  だが恐らくもう1年位先には もう一度脚の切り揃えが必要かも知れない。 このコナラはまだ十分に乾いて無いだろうと思う。  所で座面を見ると材の繊維幅方向で283ミリ 直行する丈方向で293ミリと 丈方向から約10ミリ 幅方向が短くなって居る。  それだけ乾燥で収縮した事になる。  それに木裏側を座面表面側に使ったので 座面は若干盛り上がり気味となっていた。 今回は脚の切り詰めと 座面の削り直しで対策したが、 更に座面の変形が進む様なら、もう一度削って 座面を真円に近く削り直す予定で居る。  

多分 もう少し乾燥が進むと 更に修理の必要性が発生するかも知れない。 この性悪コナラが どう変形して行くのか見守る事にしよう。  
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お椀の製作

2022-02-09 20:36:04 | Weblog
先日入手した 木工旋盤は少しつつ使って居る。  バイトの使い方や削る材料の固定方法も一応 理解したので 今度は お椀と言うのかピーナッツ入れと言うのか そう言う皿状の物を削って見た。   材料は私の住む団地の南斜面に有った 桜の木で 一部は板に加工して既に使ったが 残りの部分を使った。  このお椀は直径14センチ 高さは5センチ程度の物だ。  しかしバイトも余り切れな為なのか、材のシラタの部分に逆目の様な物が出来て 余り上手く出来なかったが、一応形にはなった。  もう少し挽き込んで 薄く作ると良かったと思うが、 次回はそのようにして見よう。  慣れないと ナカナカ薄く出来ない物だ。 今回は 食用の亜麻仁油を塗って置いた。  このお椀は材料取りが良くなくて、一部に芯の部分を含む。  その為か そこから割れが入り材が欠けたので その欠けの部分は別の材を嵌め込んで接着して有る。  もう少し良い材は無いかと探して居るが 見当たらない。 そこで旋盤加工は材が見付かるまで 暫く中断して バイトの研ぎ直し整備や 中断しているスツールの製作を進めようかと思って居る。  予報では明日は雪になると言う。 散歩も無理かも知れないので、久し振りに 鉋削りでもして見るかな。
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鑿 5分角打ち 銘 日本号 冨石

2022-02-06 16:15:17 | Weblog
今日は天気は良いのだが、寒い。  日陰では やけに寒い。 今日は富岡八幡骨董市に行って来た。 まあまあの人出だと思う。  コロナも余り関係ない様だ。 好き者は 出かけて行くようだ。  私が求める道具物は余り無い。  それでも最近よく見かける ガラクタを売る女性の業者から 鑿一本を入手した。  この鑿は若干錆を落として磨いて有る様だ。  多分 素性を見分ける為に 銘の部分の錆を落として居るのかなとも思う。 でも安い物をそれ程手を掛けるとも思えないので、前の持ち主が磨いた物だろうか。 銘は良く見ると 日本号 冨石と読める。  珍しい名前の鑿だ。  柄を見ると柘植の様にも思えるし、桂も 手打ち風の物が付いて居るので まあまあ良い物だろうと考えて 200円で購入した。  写真は買ったままの状態だ。 割りとしっかりしていてまだ それ程使い込んだ物では無いだろう。   これから少し研いで確認して見よう。  今日は鉋は見当たらない様だ。  残念!  少し境内を見て廻り すぐに帰途に着いた。 青空市だし 時間も短いし 人と話する事も無いし 3回目の予防注射もしているし コロナになる事は無いだろうと思うが。  2から3日して見ないと判らない。  帰り途中 寿司屋に寄り 昼から軽く一杯飲んで寿司を食べた。 良い日曜日だったな。       
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木皿の製作

2022-02-05 21:18:14 | Weblog
鑿の柄ばかり削っても 面白くない。  昨年暮れに 敷地内のコナラが例のカシナガの影響で枯れたので、それを切った。  その時に一部の材をもらい丸いスツールを作って居る。 虫に食われた小さな穴が無数にあるが、それはパテで埋めた。  余り良い材では無いな。 その切れ端を使い 皿を作って見た。  丸棒を削るよりも 結構難しい。  外側を削りさらに中を刳り抜くと 見えなかった節の跡が出て来た。  まあそれでも一応形にして、オイルを塗り仕上げた。  直径6センチ 高さ3センチ程度だろうか。  こんな小さな物だが慣れて無いので半日掛った。  もう少し粘りの有る 材を使うと作り易いだろうと思う。

旋盤に付属してロバート・ソービーのバイトももらっていたので それを使い何とか削り上げた。 以前骨董市で買ったバイトとは刃の付け方が違う。  骨董バイトは切る感じで 海外のバイトは削る感じだろうか。  その特性を生かして使い分ければ良さそうだ。  もう少し大きな物を削って見たいが 適当な材が無い。 今探して居る所だ。 暫くはこれで遊べそうだ。
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福豆

2022-02-04 20:51:08 | Weblog
昨日 2月3日は節分だった。 今日はもう立春になる。 季節の移り変わりは早い物だ。 今年は 例年より寒い様に思う。  例年通り節分には豆まきした。  この豆は女房の友達が送ってくれたものだ。 今年は新年早々 余り良い事が無いし、鬼は外と3回も叫んで 豆を蒔いた。  これで少しは運が良くなるのかどうか。  京都から送られて来たが、外装が面白いので 箱の絵を写真に撮り 残した。 2月はまだ寒くて早く 3月になるのが待ち遠しい。  この所コロナ オミクロン株が猛威を振るっており、 酷い状況だ。  3回目のワクチン接種は先日行った。
まだ 免疫は十分出来て無いだろうから、 人混みへの外出はなるべく避けた方が良いだろうと思う。  この大豆は食べても良いのだが、歯の悪い私は 食べるのは止めた。 変わりに
虎豆を柔らかく煮てもらい それを食べた。  冬季オリンピックも開幕した。  TVでも見て 家で過ごすのが 現状ではベストな行動かも知れない。  でも日曜日には骨董市に行きたいと思って居る。  もし行って 何か面白い物が手に入れば紹介しよう。
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