大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

土佐斧  銘 明光

2015-05-31 21:50:30 | Weblog
5月も終わりだが、今年は異常に暑い。 久し振りに 靖国神社骨董市に来た。 ここは樹木
が多くて お店を見て歩くには丁度良い。 一回りしたが これと言う欲しい物が無いので
帰ろうとした時に この斧を見付けた。 柄の長さは50センチ程度で小型の物だ。 刃は錆びて
おり、銘も判らない。 しかし形は土佐斧だろうか。 以前 義光と言う土佐の斧を持っており
その形に似ている。  見ると 土佐らしい刻印文字と 何か鏨文字が彫り込んで有る様なので
この斧を買って来た。 2千円だった。 少し高かっただろうか。 

錆を落として見ると 土佐 明光 特性 山米 保険 下には 小槌のマークが有る様だ。
長さ20センチ弱 刃幅8センチ弱と言う所か。 さてこれは古い物だろうか。 確かに
それ程使われて無いと思う。 それに余り古い物では無いだろうと想像している。 しかし
錆もそれ程深く無く 柄を付け直せば まだ十分使えそうだ。 楽しみながら修理して見よう。
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追入鑿  四分  銘 貞彦

2015-05-26 11:45:14 | Weblog
先日 道具の整理を行っていたら、この鑿が出て来た。 柄の無い物で 何処で入手したのか
忘れてしまった。 少し時間が出来たので 柄を挿げて見る事にした。 柄は カケヤの曲り
柄を 抜いて取って置いた物を使った。 柄の長さは10センチ程度で 若干短めにした。

楕円型の棒を鉈で削り 大体丸棒にしてから、鉋で丸く仕上げた。 穴は 速度調整の出来る
ドリルで小穴を開けて、それを少しつつ大きくする様にした。 口金は 他の鑿から取り外した
物を使った。 少しつつ削って調整しながら 口金をはめた。 鑿の中子の四角い部分は丸から
四角になる様に鑿で掘って差し込みながら調整した。 取敢えず材料加工から 柄を挿げるまで
3時間ぐらい掛かったと思う。  但し 桂の手持ちが無く 桂をはめられない。 刃も研いで
無いので 先ずは刃を研ぎ直して 桂は道具屋が来た時に買う事にしよう。 こういう道具の
仕立ては 面倒なので 先ずやる気にならないとなかなか出来ない物だ。 だから普段から材料
や口金や桂を準備して置いて やる気分になったら すぐ始めた方が良い。 

始めてしまえば 夢中でやるんだけれど、面倒と言う気分が先に立つので、なかなか手に付かない
物だ。 所で桂何処かに無いかな。 これ付けないと叩いて使えないよね。
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池神塔

2015-05-10 23:09:05 | Weblog
5月の初旬 天気の良い日に 散歩に出かけた。 我家を出て南に向かい、尾根幹線を横切ると
林に入る。 林を南に進むと 休耕中の水田が散在する。 更に進むと数件の家がある。
この辺りでは 梨やリンゴ、柿などの果物を栽培している。 その脇に 池神塔があった。

廻りに池らしい物は無いが 廻りの小高い丘から小川が流れ込んでおり、昔は 沼地の様な
場所だったかも知れない。 この辺の再開発が進まないのは多分市街化調整地区だからだろう。

自然は大分破戒されているが、まだ住宅がぎっしり立ち並ぶと言う状態では無く、昔の雰囲気が
残っている。 こんな石塔も誰も目に止めないだろうと思うが、長く残って欲しい物だ。

5月のさわやかな風 新緑 強い日差し のんびり散歩には ベストの季節だ。
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晴天の連休

2015-05-09 22:41:52 | Weblog
今年の連休 4月末から5月初旬にかけて 例年に無く良い天気だった。 こんな晴天の
続く連休も珍しいだろう。 私は 特に何処に行く訳では無いが、近くを散歩する毎日
だった。 近くの河の水は少なく 河の中にある コンクリートの瓦礫の上に 数匹の
亀が甲羅干ししていた。  首を上げて気持ちよさそうだ。 のどかな5月始めだった。

甲羅干しは 甲羅に付く寄生虫の駆除する為と聞いた事が有るが、正しい情報かどうか
判らない。 人間には のんびりしてる様に見えて、亀は案外 必要に迫られて やってる
事なのかも知れない。 
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雪月鉋

2015-05-04 09:05:16 | Weblog
この鉋も 見た。 雪月と言う銘の鉋が有る事は知っていたが、 それを見るとは思わ
無かった。 相当に古く お店の棚で寝ていた物と思う。 鉋を入れる布袋が 薄汚れて
若干 色が変色していた。 この鉋は 碓氷 健吾氏の物だと何処かに書いて有った。

なるほど 結構切れそうな鉋だし、値段も 六分鉋で10万円と破格の値段だ。
道具屋もこれは良い物だと言うので 多分良い鉋だろうと思う。 これも出来れば欲しいが
やはり それだけのお金を出すのは躊躇する。 使いこなせるか判らないし、プロでは
無い私には 勿体ない様にも思う。  昔なら勢いで買ったかも知れないが、今は もう少し
考える事にしよう。 
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千代鶴 延国の鉋 三水

2015-05-04 08:51:53 | Weblog
最近 某所で三水鉋を見た。  この鉋を新品で見る事は無いだろうと思ったが
これを まだ売っている道具屋が有るとは 驚いた。 箱には10万円と書いて有り
他の鉋に比較して飛び抜けて高い様に思うが、 相場が判らないので 何とも
言えない。 買おうかとも考えたが、今でも 遊びには十分すぎる数の鉋は持っており
これ以上にお金を掛けてもと思い、今の所買う予定は無い。 

古いボール紙の箱には 半仕込みと書いて有った。 そして箱のラベルには 竹取の翁の
様な老人が書いて有った。 立派な桐箱に入っている訳でもない。 これを売った当時は
それ程 高い物では無かったかも知れない。 カメラを持って無かったので 携帯で鉋の
入る箱の様子を写した。 少し見難くて申し訳無いが、 鉋刃その物は ちらっと見た
だけで 写真に撮らなかったのは残念だ。
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