大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

塗師屋包丁

2013-01-20 18:16:03 | Weblog
先日のボロ市で手に入れた最後の品物です。 これは塗師屋包丁では無いかと思うが、実物は見た事は無く、確信は持てない。  漆の様な 粘度の高い物を塗るとき、へらで木地に刷り込む時がある。 この時使うヘラを削る時に、この包丁の様な物で削ると言う。 確かに削っている写真を見た事がある。 業者は大工さんの道具箱に有ったというので、或いは違う物かも知れない。 刃渡り145ミリ 刃幅30ミリ程度でかなり使いこんだ感じがする。 桐材で出来た鞘を見ると 元はもっと刃幅の広い それこそ包丁の様な感じだったと思う。 道具箱の2段目の奥にそっと仕舞って有った。 値段を聞くと二千円と言う。 結構強気だ。 少しまけろと言ったが 駄目だと言う。 まあ仕方無いと諦めて 言い値で買って来た。 こう言う物は滅多に出ないから仕方無いだろう。 帰って研いで見たが 結構良い研ぎ味だった。 鞘には 少しカシューを塗り 手入れしてみた。 柄は矢張り桐材の様だ。 先の斜めに切り落とした部分で削ると 案外と上手く削れる。 便利な道具が手に入ったと喜んでいる。 さて銘だが達筆で上手く読めない。 一為としておこうか。
 

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