大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

狛犬(富岡八幡宮)

2017-01-30 18:44:51 | Weblog
この狛犬は 富岡八幡宮境内に上がる手前の右側に居る物です。 少し薄汚れているが大きな石造です。 台座には大工町と彫り込みが有る様です。 町内の方々が寄進した物でしょうか。  由来は聞いて居ません。  こういう所は年寄りが来る所かと思うと、そうでも無く結構 若い人も多い様です。 骨董市も月に二度か三度あり、その時は特に賑わう様です。

こう言う神社の境内と骨董市は良くマッチすると思うんです。 しかし狛犬を見て写真を撮る人は余り見掛けません。 こいつに首輪でも 付けて目立つ様にしてやればな、皆さんもう少し注目するでしょう。 駄目かねー。 
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桑切包丁 銘 重道

2017-01-29 19:50:48 | Weblog
鋸を買ったのと同じ 業者から この桑切包丁らしい物を買った。 これで千円だった。 桑切包丁は田舎にも有った。 卵から孵化した蚕は 初めは桑の葉の細かく切った物を食べる。 だからこの包丁で桑の葉を切って与えるのだろうと思う。  相当大きな包丁だ。 柄を持って見ると余りバランスが良くない様だ。 刃の先端部分をまな板に当てて 柄の部分を上下させて桑の葉を切るのでこのバランスでも良いのではないだろうか。

さて銘は重道と有る。 これは会津の重道の事だろうか。 彼がこんな桑切包丁を鍛えたと言う話は聞かないから 或は別人かも知れない。 珍しい物が手に入って嬉しい。 
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胴付鋸 銘 二見屋門重之作(木下受) 

2017-01-29 18:29:51 | Weblog
今日は天気も良く 比較的暖かい良い1日だった。 我家の前に有る白梅も白い花を付けている。 春が待ち遠しい。  もうすぐ1月も終わる。 この前正月だと思ったのに、季節の移り変わりは早い物だ。  さて今日は今年になり初めての骨董市に行って来た。 これは富岡八幡骨董市に店を出す何時もの業者から入手した胴付鋸です。 時間が遅かったのか色々有った鋸の内 良い物は既に売れていた様だ。 それでもこの胴付鋸を手に入れた。 銘については 読み方が難しくて余りあてにならない。  誤読の可能性も有るので余り信用しないでいただきたい。 柄が割れて中に水が入ったのか 錆が酷い。 鋸身はまあまあだと思う。 だたし私には鋸の良し悪しを見分ける能力は無いので、とんでもない駄作を掴んだ可能性も十分ある。 それでも千円と言う事で入手した。 既に柄は分解して再度接着して 籐も巻いて有る。 籐を巻かないとまた割れる可能性も有るから必須だ。 錆を落とすとまあまあ見られる鋸では無いか。 刃の全長は245ミリと言う所か。 この鋸の背金は外反りの様で珍しい。柄も穴の有る尻側が若干細くなっている様だ。 材は檜らしい。 

 さてこれを目立てに出す価値が有るかどうかだ。 判断は難しい。
その後銘を見て読み方を変えて 二見屋門重之作 として見た。 この方が近いと思うが。
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花瓶

2017-01-26 21:21:30 | Weblog
今回も道具では無い。  先日実家から持ち帰った物だ。  これは多分花瓶では無いかと思うが、形は余り花瓶らしくない。 父がどこかで買って来た物だが、詳しい由来を聞く前に亡くなり そのままだ。 底をひっくり返すと 裏に 古仙堂と書いて有る。 信楽焼きの花器だろうか。  辰砂の様な赤い釉薬のかけ流しの様だ。  かなり存在感を主張する器なので花器としては 使いこなしが難しい様にも思う。

こんないびつな かなりどきつい色の花器が好みだったのだろうか。 自分には余り理解出来ない物だ。 
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若狭塗りのお盆

2017-01-22 18:06:49 | Weblog
先日 実家に帰った折にこの お盆を持ち帰った。 今回も道具の話で無くて申し訳ない。 先日から風邪気味で体調が良くないので、骨董市には行って無い。 残念だが 今回も道具以外ですが、ご理解願いたい。 さてこのお盆は 恐らく昭和41年春頃 若狭小浜を旅行した折に、小浜の駅前の大下漆器店で購入した物だ。 親父からもらった小使いで買ったので その後ずっと家に置いていた。  今回家の整理をして持ち帰った物だ。  多分8千円程度の物だと思う。

この当時はまだ私も大学生で 小浜を見て廻り 煙草の苗に植えつけや塗り箸作りのお手伝いをした記憶が有る。 お盆は今見ても綺麗な物だ。  少し艶が無いが全く手入れして無かった為だと思う。 扇に銀河の様な デザインの物だ。 今考えるともっと他のデザインの物も有ったと思うが、これでも悪くない。 比較的軽くて 使い易そうだ。 今度出して使って見よう。 使わないと意味がないからだ。  親にプレゼントの積りだったが、結局私の所に来た。  何か縁が有るんだろう。 大切にしようと思う。
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微笑み地蔵

2017-01-20 21:03:04 | Weblog
道具で無い物を掲載して ちと違うかも知れないが、ご容赦願いたい。 先日母親の49日忌を行い 納骨を済ませた。 墓は既に作って有るので今回は墓誌を彫るだけで済んだ。併せて葬儀に参列して下さった方に 挨拶状を出して それに香典のお返しにクオカードを添付した。   田舎なのでろくな店も無く ファミリーマートが有るのみだ。商品券よりこの方が便利だし、使い勝手も良いだろうと考えた。  何件かご丁寧にと電話ももらった。有る方がこの手作り 微笑み地蔵を送って下さった。
有り難い事だ。 これを見ているだけで心が和むと言う物だ。  亡くなって既に1か月以上たった。 黒塗り御位牌と写真は我が家に持って来たが 仏壇が無いので 線香もあげられない。  早く仏壇を作ってやりたいと思っている。 狭い所なので 箱型仏壇では無くて 掛け仏壇を作ろうと考えている。出来たらこの 微笑み地蔵も一緒に置いてやろうと思う。 
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テスター

2017-01-18 22:51:50 | Weblog
これは古いサーキットテスターです。 実家の整理時出て来たので記念に我が家に持ち帰った物です。 多分私の父親が使っていた物と思います。  メーカーはTOHOとなって居ます。 測定項目をロータリーSWで選択する方式では無くて、測定項目毎にプローブを差し替えるタイプになります。 これで十分役に立つと思います。 私も何丁か持っているので使う目的と言うより 父親が使っていた形見と言う事で持って来た物です。 この赤と黒の線材は硬化して曲がり難くて扱いずらい。 親父はこれを 何処で入手したのか。 ラジオなんか作るのが好きな性格は私にも遺伝したかも知れないなー。
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両刃鋸の目立て

2017-01-18 22:42:24 | Weblog
正月に来た 鋸屋の賀状を見て目立てに出した3本目の鋸がこの両刃鋸です。 以前もこの鋸で鉋台の木取りを行った事が有る。  残念ながら切れが悪くて往生したので 今回目立てに出して見た。 まだ使って無いがまあ切れそうだ。 銘の中屋 貞次郎について全く知識が無く どんな人か知らない。 柄を見ると総籐巻になって居る。 新潟辺りで作られた物だろうか。 
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新春 鋸目立て依頼

2017-01-17 22:21:14 | Weblog
毎年新年に鋸屋から賀状が来る。  そこで切れの落ちた鋸や前年に骨董市で入手した鋸を目立てに出す事にしている。 若干ではあるが割引も有る。 今年も正月早々に両刃鋸1丁と鎌挽鋸1丁と畔挽鋸1丁を目立てに出した。  それが本日戻って来た。 

この両刃の小型の鋸は両方とも畔挽鋸だと思ったが、1丁は鎌挽鋸だと書いて有った。 私は畔挽鋸の形が細身に変形した物だろうと思ったが、名称からして違うらしい。 恐らくはこの刃の細身の物が鎌挽鋸と言うんだろうと思う。  知らなかった。 と言う事は用途も若干は違うのかも知れない。  それ程高い工賃でも無く 目立てと歪直しが行われていた。 私の用途は例えば棚物で 横板を立板に 大入れで溝を突いて差し込む時に この鋸で溝を切れば良いと考えている。  普通は昇降盤でも出来る作業だろうが、我が家で特別な機械なしに手加工を考えると鋸は欲しいと思う。 上手く使えたら他にも持ってる物も有るから更に目立てに出しても良いと思う。  しかしこの鋸は何処で買った物か 忘れてしまった。

これが正月の定番の道具整備の行事となりつつ有る。 さすがに自分で目立ては難しい。
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土佐の斧

2017-01-15 17:10:59 | Weblog
2017年1月も既に 半分過ぎようとしている。 残念だが今年になって1度も骨董市には行けない。  世田谷のボロ市にも行けそうも無い。 色々野暮用が有り、時間を取られている。 従って 載せるネタが無いのは残念だ。  それでも今は一級の寒気が来ており外は寒いので、風邪を引かない様にする意味では、野暮用が有って良かったとも言える。
 
昨年12月に行った 富岡八幡骨董市で買わなかったが、こんな土佐の斧が出て居た。銘は何と読むのか判らないが、土佐の文字は見えた。  多分誰か買って行ったと思うが、その後どうなったのか不明。  以前はこんな斧も集めた時期もあった。  しかし使い様も無いし保管に困り 骨董屋に引き取ってもらった。 今は小型の物を2本程度所持する程度だ。 だから買わずに写真を撮って記念に残すに留めた。  まだ新品で錆も無い物なので、案外新しい物だろうと想像する。 柄も付いて無いので 別途購入する必要もあり、結構高価になると思う。 買わずとも値段を聞いて置けば良かったかな。 出会いの物でもう出て来ないだろう。 
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