大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

欅材 子供の椅子

2017-02-26 17:49:00 | Weblog
欅材が手に入ったので 子供用の椅子を作って見た。 サイズは横幅320 奥行270 座面240 高さ 420ミリと言う所か。 脚は直径35ミリ有り 少し太かったかも知れない。 脚と座面は丸穴に差し込み楔で十字に止めている。 しっかり作ったつもりだが、背板を固定する棒2本が 少し細くて貧弱な気もする。 これは試作で見直して本番を作りたい。材は欅だが これでは少し重くて 手にずっしり来る。 もう少し軽くしたいのだが。 材は余り薄くはしたくない。 バランスが難しいな。 若干虫食いが有り 今回はパテで埋めた。その部分は白くなりみっとも無い。  まあこんな物だろう。

今回は塗装を水性塗料で行った。 これはダイソーで売っている物で安いので使って見た。色はメープル色だが塗ると若干赤味が強くなった。 サンドペーパーで滑らかにしてから蜜蝋WAXで仕上げた。 赤味の強い欅独特の色になって来た。 その内段々と色も変化すると思う。
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0008 国輝鉋の削り

2017-02-24 11:06:47 | Weblog
この鉋は昔 東郷神社骨董市で入手した物だと思う。 何度か研ぎ直して削るがどうも思わしくない。 何となくゴリゴリする削りの感触で削り肌も良く無い様だ。 諦めて引出で寝ていた。最近 有るブログで鉋のチューニングの話が出て居た。 そこで思い立ってこの鉋刃を抜きオーブンで150度で約5分程度焼いて見た。  詰まり焼きなましだ。 その程度の時間では 余り効果は無いのかと思ったが、裏を押すと確実に変形していて 動いた様だ。 そこで裏押しと研ぎ直しを行って削って見た。  すると何となく削り肌も良くなってしっとり削れる様に思う。 まあこれなら我慢できる範囲だ。 この鉋が薄削りに向くのかどうか判ら無いが、これなら使ってやろうと言う気持ちになる。 チューニングも効果ある様だ。
 
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文机の製作

2017-02-21 09:47:13 | Weblog
4月初めに 木工愛好の仲間で展示会をやろうと計画している。 そこで私もあわててこの文机を制作した。 机の甲板と側板は桜材 引出前板は黄肌 その他はボセ(アフリカ桜)を使っている。 この黄肌と言う材料は塗装すると 欅の代用になるそうだが、なるほどナカナカ良いと 私は思っている。  この机は約35年以上前に 女房が松本民芸家具で箪笥を購入した時にもらった 小冊子のカタログに載っていた写真と外形寸法を頼りに 製作した。結構大きな物となった。 取っ手はブラ環を付ける予定だが、気に入る物が無い。 現在付いて居るのは、百円ショップ セリアで入手した物で仮付けしている。 これでもまあまあかな。 いずれ骨董市で適当な物が見つかれば交換したい。 製作はそれ程難しく無いと思うが、甲板は側板に大入れで差し込んで有るので、ここをきつくキッチリ入れようとすると組立が難しい。 軽く手で差し込める硬さで丁度良いだろう。 塗装はダークウオルナット色のOILを1回塗って様子を見ている。 もう少し濃くしたければまた塗れば良い。 その後蜜蝋WAXで仕上げる予定。 
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0605 国助の削り

2017-02-17 09:08:50 | Weblog
この鉋も少し削れる様になって来た。 台割れが有り修理していたが、これでも何とか使えそうだ。 まだ研ぎは十分では無いと思う。 比較的早く削れる様になったのは、やはり裏錆が少なく 裏が綺麗に研げるからだろうと思う。 刃の仕込みが緩いのでパテで少し仕上げた。仕込んで見ると台が少し動く様だ。 やはり接着だけでは無理が有るかも知れない。狂いが酷い様なら新しい台を打っても良いと考えているが 面倒なので余りやりたくないな。 一枚刃で刃口も1ミリ以上開いて居るので 材を木端返しに貼り付けて対策した。 これで暫く持たそう。  この鉋は台の下端削りに使っている。 硬い材を削るのでしばしば研ぎ直すから良いと思うな。
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0606 真海鉋の削り

2017-02-16 09:34:24 | Weblog
取敢えず裏刃はまだ付けて無いが、台と刃を整備した。 刃口も広くなっていたので 詰めた。 私のやり方は暫定的な物だ。 木端返しの部分に薄く切った樫材の板を接着剤で貼り付けて置くだけだ。 これで台を均して削って見ると結構削れる。 まだ薄くは無いだろうが、もう少し研ぎ進めば何とかなる。 まだ裏が完全に出て無い様だ。 それでも簡単に削れるのは 何時も程に 裏が錆びて無いからだろう。台も枯れているからそれ程狂って来ないと思う。 この鉋は幸いにして比較的乾燥した場所に保管されていた様だ。 埃は溜っても、湿気がこもらない場所で良かった。 暫くはこのまま使い様子を見よう。 その間に裏刃も探そうと思う。 台下端を見ると 両脇は大きく面取りして有った。 このやり方は建具屋や家具屋に多いと思う。 そんな関係の人が使った物かも知れない。 台にも何か塗って有るんだろうと思う。 そうで無いと此処まで枯れた色にはならないだろう。 どうだろうか。
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0606 二枚刃平鉋 銘 真海

2017-02-13 21:20:29 | Weblog
この鉋買うのは迷った。 国助鉋と同じ業者が持っていた物だ。 業者は千円と言うのは判って致し、少し高いと思うので帰ろうか思った。 それでも他に適当な買い物が無く、結局買って来た。  まあ買って正解だったろうか。 錆を落として刃を研いで見ると比較的研ぎ易い。 刃はそれ程 使って無い。 台もそこそこ割れも無い。 但し裏刃が欠品と言う品物だ。 この鉋も台は枯れて変色している。 樫木の真新しい白色が好きな人も居るだろうが台はやはり枯れて安定した物が良いと思う。 現在裏刃を探している。 現状適当な物が無い。刃の仕込みは硬くも無く 緩くも無く良さそうだ。下端も均して整備した。 これで刃口を詰めたら 使えるだろう。 試し削りして具合良ければ いずれもう一度紹介したい。 切れる鉋で有る事を願っている。 さて作者友次入道は どんな人だろうか。 出家した鍛冶屋さんなのかね?  
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0605 一枚刃平鉋 銘 国助

2017-02-13 21:07:15 | Weblog
この鉋 修理して取敢えず刃を仕込んで見られる状態になった。 今回は暫定的な修理だが台頭の割れに接着剤を流し込み クランプで固定して固めた。 その後で 長めにネジを脇から打って 接着が剥がれない様にしている。 多分無理に刃を挿入しなければ持つだろう。
台は相当枯れて黒く変色している。 恐らく作って20年から30年経過していると思う。 前の持ち主も有る程度使ったと思う。 その扱いは余り良くなかったかも知れない。 台頭の一部の材が裂けて欠けている。 これでは使い難いので いずれ修理しようと思う。 少し下端を均したが まだ使って無い。 台と刃の仕込みは緩い。 何か貼らないと駄目な様だ。 やはり使うまでにはもう少し時間が掛かる。 取敢えず鉋全体を紹介した。 以前二枚刃鉋と思ったが勘違いで一枚刃の鉋だった。 それにしては刃口が開きすぎる。 もう少し詰めたいと思う。
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鉋刃 清風  輝秀 作

2017-02-13 09:27:24 | Weblog
この鉋刃は昭和初期の製作と書いて有った。 作者は石堂輝秀らしい。 何時もの切り銘とは違う手の凛とした切り銘だと思う。  これも横浜市技能文化会館の展示室に展示して有った。 石堂は色々見る事は有るが、こんなのは初めて見た。 もう少し近くで見たいが、ガラス越しで 暗い所を拡大撮影しており、不鮮明な画像で残念だ。 刃には一部欠けも有る。 寄贈を受けたが 一度も手入れして無い様に思う。 この会館も横浜市の運営だが、実態は外部に 運営全般を委託しており、そこまで手が廻らず、資金も無いと思う。 見に来る人も余り居ない様だ。
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0606 鉋刃 銘 真海

2017-02-12 21:30:03 | Weblog
これも富岡八幡骨董市で入手した。 色々迷ったが結局他に買う物が無かったので、これを買って来た。  裏刃も無く 千円は少し高い様な気もする。 銘の真海は初めて見る。刃の左脇には 友次入道造と有るようだ。 はたして何処の誰が作った物だろうか。 今の所情報は無い。 台も有るが次回セットで紹介しよう。 刃幅65ミリ 全長108ミリで 少し使って有る様だ。 比較的研ぎ易く具合良い。 台の枯れ具合を見ると、古そうな感じもするが、 製作年代の特定は難しい。 錆びてはいたがそれ程でも無く、 何時もの苦労は無いと思う。 しかし裏が浅いのか、相当ベタ裏だ。 少し裏をすき取って 裏だしした。 まだ仮研ぎだがこれから、研ぎ直して 試し削りを行う予定。 いずれ鉋としてもう一度 載せたいと思う。 切れそうな感じはするが どうだろうか。 期待しているが。

この鉋を買った業者は埼玉から来たと言う。 鉋は何処で入手したのか聞くと、業者の市場で買ったと言うので 残念だが出処は不明。 残りの鉋を見るとまだ新しい物も有った。 今回は刃の頭の部分の鉄のめくれを叩いて少し戻そうとしたが、そう簡単に戻る訳も無く、うるさいので止めて 結局グラインダーで削り取っている。 まだそれ程形は崩れて無いと思う。
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0605 鉋刃 銘 国助

2017-02-12 21:16:09 | Weblog
今日は富岡八幡骨董市に来た。 天気は良く風も無い。 ひなたは暖かいが、日陰はまだ寒い。 一回りしたが、今日は何時もの業者は居ない。 そこで別の業者から この鉋を購入した。 台の頭部が割れて居て、裏刃も無い。 少し高い物だ。 しかし台を見ると結構古そうだ。 鉋の花押を見ると どこかで見たような気もする。 千円と言ったがまけて500円にしてもらった。  台に割れが有るので整備に時間が掛かると思い今回は、鉋刃のみを載せて見た。 銘の国助は知らない銘だ。 刃幅55ミリ 全長は90ミリで それ程使い込んだ物では無い。 刃厚味は普通より 薄く出来てると思う。 刃の裏出し 裏押しと ついでに裏隙も行っている。 錆はそれ程でもない。 台が出来たら すぐにも使えそうだ。 はたして切れるかどうか。 切れたら新たに台を作ってやろう。 いずれ台を整備して刃を仕込んだ状態で、もう一度載せようと思う。 

台を見ると頭部の割れは 乾燥で木がちじみ無理な力が掛かって割れた物と思う。 隙間に薄鑿を差し込んで広げて イエローボンドを流し込み クランプで締めて接着している。更に木端からビスを打って仮留めする予定。 見ると台は作り直した方が良いのだが、古台にも味が有るから それ程切れない鉋なら このままでも良いのでは無いかと思う。
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