大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

追入鑿 憲光の柄挿げ替え

2018-08-31 17:40:54 | Weblog
もう8月も終わると言うのに毎日暑くて ぐったりだ。 鑿を保管する引出を開けて 錆とカビをチェックする。 錆びてる奴も有るよ。 でも研ぎ直しは 暑いからやらない。 気が散って集中できないからね。  見ると以前買ったこの柄の短い鑿が有る。 そこで柄を付け替える事にした。 使うのは鉋の刃を入れ替えた余り台を使う。 この台を24ミリ角に切出して、ここから丸くする。 丸棒は総て小鉋で削り出す。 24ミリでは少し太くて、関西風の 出来になってしまった。 せめて23ミリから22ミリ程度にすれば良かった。柄の長さは 口金に納まる部分を含めて130ミリで 少し長すぎたかも知れない。 110ミリ程度で 良かったかな。 難しいのは穴明けで 丸棒の中心に上手く真直ぐに開けられない。 調速電動ドリルを使うが、 先に穴を開けて その穴に併せて丸棒を削り出す方が 上手く行きそうだ。 木工旋盤が有れば苦労無いが 持って無いから仕方無いか。 穴の径は8,5から9ミリ程度にしたいが ドリルの刃が無く8ミリで開けて拡大した。  取敢えず今回は 上手く挿げられた方だ。 これで 使いや易い鑿になった。 鑿の柄挿げはもう少し練習が必要だね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0677 一枚刃平鉋 銘 義春(六分)

2018-08-30 15:35:22 | Weblog
暫く 投稿は滞った。 毎日暑くて 作業する気にならない。 先日やっとこの義春と言う鉋刃の為に 台を打った。 材は何だろうか。 ブビンガでは無いかと皆さん言う。 薄板を上下2枚貼り合せた材を使った。 貼合わせ面は自分の鉋で削って貼り合せた。 台の厚みは24ミリ程度だと思う。 比較的薄い。 これは刃の全長が短い為だ。 台幅は84ミリ程度だと思う。 取敢えず穴を掘り刃を挿入した。 鉋屑が出て削れるまでに、半日掛った。 この材は割と欠けやすい材の様だ。 台には余り適さないかも知れない。 この赤茶色の材は面白い模様が出ている。表面に塗装すると 木目が浮き立つ様だ。 少し試し削りして見たが 極普通の切れ味だ。 まだ研ぎが、不足なのかも知れない。 義春は何処の鉋か知らないが、結構古い物の様だ。 今回は八分勾配とせず七分5厘勾配として見た。 引きが重いのは まだ研ぎが不十分なせいかも知れない。 もう少し切れて欲しいので 更に研ぎ直して 試し削りして見よう。 良ければまた報告する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝顔の花?

2018-08-24 21:12:17 | Weblog
私の実家の畑に 毎年夏になるとこの朝顔の弦が這い回り、紫色の花が咲く。 これは朝顔だろうと思う。 確かもっと色鮮やか花も有ったはずだが それらは、この原種らしき花に駆逐されて この薄青い花の種類しか残らなかった。 花が終るとの弦を刈り取って処分するが、多分種がこぼれて 毎年咲くのだろうと思う。  母はこの余り色の良くない朝顔を育てる訳でも無いが、かといって駆除する訳でも無く、 咲かせては楽しんでいた。 3年前に母は亡くなったので 畑に有った 弦から少し種を取り持ち帰って我家の 植木鉢で育てていた。 それを 狭く日当たりも良くない 我家の庭に移植して置いた。 もう夏も終わりに近くなって 今頃 見ると良く咲く様だ。 薄い青紫で地味な色の花だ。 昼にはもうしぼんでいる。

お盆も終わり 台風も過ぎ去って行ったが、その後も相変わらず蒸し暑い日は続く。 早く乾燥した秋晴れの空が見たい物だ。 まあこうして 何となく夏は過ぎて行く。   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薄突き鑿 銘 金? 

2018-08-20 21:16:40 | Weblog
今日は久し振りに 鑿の柄を挿げて見た。 この鑿の穂は以前 富岡八幡骨董市で購入した物です。 早く柄を付けたいと思っていたが、これに合う口金が無い。 これが金物屋でも売っておらずずっと探していた。 ところが口金を使う積りで 鑿の安物を購入しても何となく整備すると 使えるので そのまま使ってしまった。 最近やっと適当な口金を探し出して 柄の製作に掛かった。 この突き鑿は全長35センチ 柄の部分は19センチ程度だろう。 材はブビンガかも知れない。 柄の直径は22ミリ程度だろう。 丸棒にする所は総て 手鉋で行った。 多少いびつな丸棒でも ヤスリ掛けやその他で まあまあ見られる状態になる。刃幅は18ミリ(6分)有る。 まあ何とか真直ぐに仕込めた様だ。 柄には今回蜜蝋WAXを塗り仕上げた。 はたして切れるかどうか これから確認して見よう。 この手の突き鑿は既に持っているが、刃が骨董市で安く手に入ったので 作って見た。 久し振りの手加工工作で面白かった。 これ位なら大体半日程度で仕込める様だ。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔購入したラジオ SONY 5900

2018-08-19 21:20:23 | Weblog
この所 大分すごし易くなって来た。 夜はもう蝉も鳴かない。 そうなると寂しい気分になる。 以前のじっとしていても 汗が流れる 蒸し暑さが懐かしい。 夏の終わりだ。 
さて 少し気候も良くなって来たので、我が家の工房を少し整理した。 すると棚からこの古いトランジスターラジオが出て来た。 これは昭和46年か47年頃に 購入した物です。私が会社に入社した頃に買った物でした。 当時でいくらだったのか忘れてしまったが結構 高かったと思う。 AM SW FMがきける 当時としては珍しいラジオだった。 これを持って 冬休みにスキー民宿に行って 聞いていた。   懐かしい思い出だ。  ところが 何時の頃かAM波に雑音が入り 聞けなくなってしまったので そのまま仕舞って置いた。今回 棚の整理で 出して来て 聞いて見ると問題無く聞こえた。 何処かコンデンサーが 劣化していたのかも知れない。 また同じ症状になる可能性は有るが 今の所問題無い。 今ラジオはラジコで聞く時代だ。 それでもこのラジオは捨てないで置いて良かった。 当時もこの手のラジオは大いに流行した。 SONYの5900はその最初の製品では無かったかな。  少し前 一時期こう言う古いラジオが人気が有った時が有った。 今はどうだろうか。

その後電源を入れてラジオを聴いた。 AMは聞けた。  SWは感度が悪くて殆どの放送は入らない。 FMも聞けた。  10年以上一度も電源は入れた事も無かったし動くだけでたいした物だ。 MJ読者の方がこのラジオの電池蓋が欲しいと言うので その方にラジオを送る事にした。 勿論無料だ。 帰って邪魔になるかなと心配している。 (2018/11/18)  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018 夏 栃の実

2018-08-16 20:53:31 | Weblog
今年の暑さはちょっと異常だ。 体にこたえる。 私が夏の間も 時々行く散歩道に 栃の木が植樹して有る。 彼等は夏の暑さに強いのか 弱いのか知らないが 先日 通り掛るとこの栃の実がなって居る。  今年の栃の実は 特に大きい様に思う。 これで直径6センチ程度は有りそうだ。  たわわになる実の大きな物を2個むしり取って来た。 中には黒い実が入っている。 聞く所では 毒が有り このままでは食べられないそうだ。  栃の実煎餅などは 毒抜きして 粉にして焼いた物だろうと思う。 彼等はどうも夏の暑さには 強い植物の様だ。  晴天が続く年は 栗が豊作だと聞く。 どうだろうか。 この所 残暑厳しい様だが 日も短くなり 夜には涼風も入る様になって来た。 夜はうるさく鳴く蝉も ちょっと涼しいともう鳴かない。  夏の終わりを 感じさせるこの頃では無いか。 

そうそう この所 道具の蒐集も少しお休み中と言う所か。 早く秋になって欲しい物だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小型 曲尺

2018-08-06 21:16:53 | Weblog
毎日暑いね。 何かやりたいが、暑くてやる気が出ない。 そこで少しガラクタの片付けを行った。 すると箱の中から この曲尺が出て来た。 何時何処で入手した物だろうか。 或は既に紹介したのかも知れない。 これは真鍮の曲尺だ。  見ると長手方向しか目盛りが刻んで無い。この面に3寸までの目盛りが有り、裏には10センチまでの目盛りが有る。 妻手は約5センチ有る。 東京 〇カ 角正 2646と刻印が在った。 真鍮の曲尺は珍しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鑿二本をもらった

2018-08-05 19:52:47 | Weblog
これは骨董屋の親父からもらった鑿です。 鋸を買ったら どれか良い物を2個持って行って良いと言うので、この追入鑿二本をもらって来ました。 5分(15ミリ)銘 江戸光と二分(6ミリ)銘 延秀 です。 まだニスの様な物が 塗って有り殆ど使って無いようです。ですが二分の鑿は 先端部分が欠けていました。 落としたのかも知れません。 自分でグラインダーで削り 刃を付け直して有ります。  いずれも桂が踊る状態で 付け直しています。 口金を取るかと思ったが勿体ないので 暫くこのまま使う予定です。 鑿の数が増えて来た。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四角 玄翁 銘 無し

2018-08-03 21:41:13 | Weblog
これも先日行った富岡八幡骨董市で入手した。 私は玄翁が好きなので こんな物に手が伸びる。 と言っても普段 鑿の頭を叩く玄翁は持っているし、別に使う為ではない。 何となく面白い形なら良いのだ。 この玄翁を見ると 柄が短い。柄の長さは19.5センチで柄の下部に掘り込みが有る。 ここには真鍮の板か何か嵌め込んで有ったと思う。 もしかすると物差しが仕込んで有ったかも知れない。 打面の右側はよく使われており、鉄部に若干のめくれが有る。 ヤスリが掛かるので 半鋼程度の堅さだろう。 頭部は 四角30ミリ程度で長さ60ミリ 程度だろう。 柄はブラックウヲルナットの様に見えるが詳細は不明。 使い道は不明だが 木工関係の用途では無いようにも思える。 打面は両方とも若干 木殺し的にふくらみが有る。 重さは柄も含めて 480グラム程度で 結構重い。 今回は錆を落としてから ガタツキの有る柄を挿げ直している。 この状態で暫く保管して置こう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0043 東 土牛の削り

2018-08-02 22:23:27 | Weblog
この鉋は春頃に台を打ち直した物です。 削って見ると余り上手く削れないのでそのまま 放置していた。 今日この鉋を取り出して 刃を研ぎ直した。 台の捻じれも修整した。 台の修正は難しい物だ。 これで少し削れる様になって来た。 上手く削れないのは 台の変形も関係ある様だ。 刃の研ぎも完全では無い様だ。 もう少し直せば更に上手く削れる様になると思う。 この刃もその物は悪くない。 結局 自分の技術が未熟なんだろう。 研ぎも長く同じ事が出来ない。 集中力が不足しているが、それは暑さのせいも有ると思う。 

今日は台風も過ぎ去った。 少し風が強い。 また蒸し暑さが戻って来た。 さてこの鉋出して見ると台が捻じれていた。 それを少し修正した。 この台は結構動く様に思う。 普通とは違う動きだな。 刃も研ぎ直した。 削って見ると調子良い。 まあ普通には良く切れる鉋だ。 惜しむらくはもう刃が短い事だ。 だから時々出して削りを楽しむと言う事だろう。多くの鉋を持っているが その殆んどは半端物だ。 本格的に台を作り使い込むと言う感じでは無い。 そう言う物ばかりで良いのかな。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする