大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

両刃鋸 七寸 銘 両角倉蔵

2013-01-17 17:58:36 | Weblog
名倉砥石を買った業者から、この鋸を買った。 二丁で700円だった。 私は鋸を見る目は持たないから、こう言う骨董市(ボロ市)では 普通は買わない。 しかし今回は何となく買ってしまった。 かなり赤錆も出て居たが、それは取れると思った。 私の郷里山梨の隣り長野県 諏訪の鋸だから何となく身近に感じた。 実家から車で一時間も掛らない所だ。 それにこの鋸はさびてはいるが、刃の欠けは無い様だ。 信州チノ 玉川 両角倉蔵 と銘が有る。茅野の玉川村 両角さんが作った鋸だろう。 平澤一雄著 鋸の本を見ると 両角 倉蔵は三代まで載っている。 その何代目が作った物か不明。 柄は桐で根元部分に蔓が巻いてある。柄は若干 太めな感じで 素朴な田舎の鋸と言う所か。 このままでも一応使えるが 取敢えず目立てに出して見ようかと思う。 首の部分に銘と一緒におかめの様な顔のマークが有る。昭和30年代から40年代 諏訪鋸の生産は盛んだったらしいが、当時はまだ学生だったし、全く興味も無かった。 とにかく寒い所で 冬には行きたくない所だったが 良く見ておけば良かったな。 

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