大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

足取り外し出来る座卓の製作

2013-02-27 18:01:01 | Weblog
女房の友達からの依頼で座卓を製作した。 それ程面倒では無い構造にしたつもりだ。 しかし途中から座卓の真中に携帯式カセットコンロを入れて 皆で鍋をつつける様に 中央を繰り抜いて蓋を付けて欲しいと言う注文が来た。 足は折り畳みで良いと言うが 天板が結構重いので、もう少し丈夫なコーナー金物を使って 組立式の足にした。 外形寸法は 横1200 奥行650 高さ380とした。 34ミリの楢柾目材で削って約30ミリの天板となった。 この卓では 火を使うし、反りが出ても簡単に直しに行けないので、柾目板を使って見た。 だから結構おとなしい木目で 力ずよさは無いと思う。 持って見ると結構重くてこれでは 女性では一人でセット出来ないかも知れない。 一応OILを一度塗って 乾燥待ちの状況。 2月末までに作ると言ったが、乾燥させてもう一度OILを塗ると3月になるだろう。 まあこれで気に居れば良いが。  材料費は 材木が約2万4千円 その他金物と塗料で合計2万6千円程度となる。 足は本当は楢の角材を使いたかったが、予算が気になって ブナの角材を使った。 OILを塗ると結構良い色になった。 こう言う高価な材料で家具を作るのは初めてだ。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

図解木工技術 佐藤庄五郎著 共立出版

2013-02-26 21:13:11 | Weblog
今日は天気が良いが風が強い。 散歩を兼ねて隣り駅まで歩いた。 もう大分前にデパートの中に 出来た丸善の本屋に立ち寄った。 そこで以前から見ていたこの図解木工技術の本を購入した。 大分迷ったのは それ程分厚い本でもないが3800円(税抜き)と高価だった為だ。 それでも中味は私の知りたい事が色々書いて有るので買ってしまった。 特に大型の木工機械の整備 調整 その他に付いて良く書いて有る。 何となく その道の進む人達の教科書的な本だと思う。 まあ4千円近い値段なので 時々立ち読みして知識を吸収すればそれで良いかも知れない。 図書館にも置いて有るだろう。 有効活用すれば良いと思う。 しかし丸善はさすがに 普通の大型本屋では殆んど見掛けない本も置いて有り 手に取って確認できるのは有り難い。 本は電子ブックでと言う流れも有るらしいが、私は紙に書いた物をゆっくり読まないと頭に入らない。 要するに惚けた老人だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョイント カッター PJ7000購入

2013-02-17 23:39:48 | Weblog
先日 久し振りに私のいとこと会った。 色々情報交換しながら、一杯飲んだ。 その時彼は 私が木工をやってる事を聞いて、TV置き台を作ってくれないかなと言う。 まあ作っても良いがと言うと メールでこんな物をとイメージを送って来た。 見ると結構面倒な家具だった。 引き出しが2個ついて 開き戸の有る棚になりその上にTVを置くらしい。 これは面倒だなと思ったが 作る事にした。 その為にこのジョイントカッターを購入した。 大体定価の7割程度で購入できた。 見ると以前私が使っている物から、少し改善された様だ。 基本的な使い方は変わらないが、全体にスマートになって金型を新規にしたようだ。 この購入代金を製品に乗せる訳には行かないから、随分な出費だ。 これからは大いに活用しようと思う。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

椅子の修理

2013-02-15 11:47:54 | Weblog
昨年始めて作った豆椅子だが 冬の乾燥した時期を過ごし、足のぐらつきが出て来た。 堅く楔で止めたつもりだったが、丸ホゾが緩んだ様だ。 大体 杉の座面に 赤松荒材の足だったので、材料の乾燥が不十分だった可能性も有る。 そこでぐらつく足2本を抜いて 修理した。 上から叩くと 接着剤は既に切れていたから簡単に抜けた。 そこでもう一度 十字に割り込みを入れて接着剤を塗り差し込んだ。 まず一つ目の楔を打ち込み、少し長めに切り取る。 その後もう一つのすり割りに沿って 今打ち込んだ楔に鋸で切れ目を入れる。 その後のみで切れ目を拡大して置いて、第二の楔を打ち込んだ。 これで十字型に楔が入り 前より大分丈夫になったと思う。 この椅子は 誰か人にあげなくて良かった。 多分すぐに修理に戻ってくる事になる所だ。 貫を入れるとかもう少し 補強の対策を考えた方が良さそうだ。 足の材料が乾燥が不十分な材だったかも知れない。 色々勉強になった。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイト ボンド

2013-02-14 21:41:28 | Weblog
座卓を作る予定だが、接ぎ切れを防止する為に 強力な接着剤を使いたい。 以前 私がかよった工房では、タイトボンドを使っていた。 聞くと従来の白ボンドより、接着力は強力だと聞いた。 その工房では 大きな容器のボンドを箱でまとめて買っていた。 しかし個人では使いきれないので、 小分けして売る所を探していた。 東急 ハンズでも買えると聞いたが、 お店には置いて無いらしく見当たらない。 それはどうもオンラインショップで販売しているらしい。
 販売元の株式会社 オーシカに聞くと、ビバホームで売っていると言う。 そこで長津田 南台のビバホームに行って見た。 驚く事に 結構大きなホームセンターだった。 そこで念願のタイト ボンドを入手した。 16オンスの容器に入って 880円で買えた。 これだけ有れば 暫く大丈夫だ。 タイト ボンドは初期の圧接接着時間が短くて、 30分から1時間で 端金を外しても問題ない様だから効率よく作業が出来て助かる。  今まで 白ボンドを使って来たが、これから暫くタイト ボンドを使って 様子を見ようと思う。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書聖 王義之展 

2013-02-11 17:26:43 | Weblog
国立博物館 平成館で行われる特別展を見に行った。 事前の宣伝も行き届いており、人手は多い。 書聖と言われるが、その真筆は一点も存在しないと言うのに、これだけの人が見に来る集客力は並みの物では無いと思う。 中国の4世紀 東晋の時代の人だと言うから、その遺産が残る事は極めて困難な事だろうと思う。 その書は国の皇帝が集めて、国の宝とするほどの物らしく、権威付けにも役立ったと思う。 特に神技の域に有ると言われる 蘭亭序は その模本が多く出回っていたらしい。 書の持つ力とはすごい物だ。 それは権力 武力にも勝る物かも知れない。 今回も人が多すぎて見るのに疲れた。 後半は集中力を欠いて 十分鑑賞できなかった。 大振りの書の掛け軸は良い物だ。 我家にも一つ欲しい物だと思うが、無理だろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石割の矢

2013-02-10 23:57:04 | Weblog
業者が3個これと同じ物を持っていた。 聞くと石を割るときの矢だという。 今石割にこんな物は使わないだろう。 丸い穴を開けて鉄棒を打ち込んで割るはずだ。 その説明も怪しいと思う。 2センチ角で長さが4センチ程度。 先端部を平たく尖らせた物だ。 もう少し大きい矢なら持っているが これは使った形跡がない。 要するに得体の知れない 鉄物と言う事だ。  今日は見回したが買う物が無いから これを買って来た。 買う物が無ければ買わずにサッサと帰れば良いのだが、何か買いたくなる悪い性分だ。 常識的な人が聞くとビックリする価格なので 書くのは止めて置こう。 鉄の塊で極めて写真写りも悪い。 黒い物体が写っているだけで、良さがさっぱり判らないと思う。 私もあとからじっくり眺めて 買うべき物だったかどうか 判断に迷う所だ。 しかしこう言う鉄物の味の有る物が好きなんだ。 この鉄の塊が そう言う魅力有る物に育つかどうか怪しい。 まあ暫く手元に置いて眺めて 飽きるようなら 仕方無い処分するか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鉄屑かな

2013-02-10 23:45:20 | Weblog
今日は布田天神骨董市に行った。 天気は良いが まだ風が冷たい。 日影は寒くてゆっくり見る気にならないな。 ガラクタの中から これを拾い出した。 プレス機で5ミリ程度有る鉄板を打ち抜いた残りの残材では無いか。 要するに鉄くずだ。 丸い物もそうだろう。  何処かの工場でも整理して 出て来た廃棄品の中から持って来たのだろう。 それを私が拾い上げて200円で購入した。 まあ味が有ると言うほどでも無いが 何かにならないかと思う。
 少し軽いが 習字をする時に文鎮代わりにどうだろうか。 もう少し黒錆が付いてくれると嬉しいが。 何時も手にしていると 手油で良い具合になると聞いたがどんな物かな。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乳児用肘掛椅子

2013-02-09 23:13:37 | Weblog
この椅子は 二歳程度までの子供の為に作った。 材料はブナを使い 座面はカバにした。 外形寸法は 幅290 奥行き260 全高410で座面高さ200にしてある。 ゼロ歳児も座る前提なので、肘掛を付けて有る。 子供の動きを規制する肘掛を嫌う保母さんも居るが、小さい子供には有った方が良いと思う。 神戸に有る保育園の為に作った椅子の寸法を少し見直して作った。 我家にはこの椅子に座るような小さい子供は居ないが、 余り材料があったので作った。 多分この椅子も何処かに もらわれて行く事になるだろう。 子供はすぐ大きくなるから、その時はまた 別の所にもらわれて行ったら良いと思う。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0355 一枚刃平鉋 銘 本家 正勝

2013-02-05 20:37:21 | Weblog
正勝の刃は以前から持っていた。 何処でどう言う経緯で入手した物か、忘れてしまった。 最近取り出して研いで見ると 結構良さそうな刃だった。 そこで台を打って挿げて見る事にした。  材は友達からもらったホワイトアッシュを使った。 刃が短くなっているので、薄めの台にした。 裏刃も無いから当面一枚刃の鉋に仕立てた。 まあまあの出来だ。 白い材で何となく恥ずかしい感じだが、手持ちのワトコOILを塗った。 少し黄色っぽくなった。 正勝と言う銘は 知らないが、本家と有るから色々正勝も有ったのだろう。 まあこの鉋を本格的に使うと言う事では無い。 一応台に入れて 大切に保管しようと言う事だ。 台も作ってやれば、今まで帰り見ず 箱の隅に転がって居た この正勝も喜ぶ事だろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする